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【おすすめビジネス書】200冊の中から選んだカテゴリー別のおすすめ11選

こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。

私は、これまで200冊を超えるビジネス書を読んできて、その中でもおすすめできるビジネス書をブログで紹介しています。

今回は11個のカテゴリーから、おすすめを1冊ずつ紹介していきます。

各カテゴリーとも良書が多いですが、その中でできる限り長く使えることが書かれた本をチョイスしました。


論理思考力:ロジカルライティング

元マッキンゼーの照屋華子氏が書いた論理思考のガイドブックとも呼べる一冊です。

自分のアイデアを相手に説明する際に、論理をしっかり固めたい。

そんなときに使える手法が多く掲載されています。

論理的な文章を書くための方法論や、ベースとなるピラミッドストラクチャーの作成方法を詳細まで解説しています。


図解能力:外資系コンサルが実践する 図解作成の基本

元外資系コンサルティングファーム勤務の吉澤準特氏が書いた図解の本です。

吉澤氏は、ツイッターでも図解屋として図解に関するツイートをしています。(ツイッターアカウント:https://twitter.com/juntoku_y

図をシンプルにするための見せ方から、アピールするため見せ方を、「タテヨコ」、「関係性」、「時系列」、「量」、「変化」、「分布」など図解パターン別に解説しています。

加えて、白黒印刷でも見やすい配色や、効果的な色使いなど、色にも言及しているところが他の本にはない特徴です。

ところどころでパワーポイントの操作方法まで言及しており、資料作成する際に脇に置いておきたい一冊です。


営業:影響力の武器

本書は人がどのような心理で動かされるのかを次の6つのポイントで解説しています。

1.返報性
2.一貫性
3.社会的証明
4.好意
5.権威
6.希少性

本書では、承諾誘導のプロの事例に基づいて解説していて、セールスマンが社内外を動かすためのテクニックとして使えることでしょう。


法人営業:法人営業「力」を鍛える

営業の中でも法人営業に特化した本です。

はじめに日本に蔓延するロジック欠乏症を指摘した上で、チャンスマップ、セグメンテーション、売上方程式などの市場機会を発見するための分析ツールを紹介。

分析の結果とるべき戦略として、標準化戦略とカスタマイゼーション戦略に大別し、ニーズの深堀方法や顧客へのアプローチ方法、そしてプライシングのパターンにも言及しています。

法人営業に特化した本としては、長く読める良書だと思います。

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マーケティング:コトラーのマーケティング・コンセプト

マーケティング理論の第一人者フィリップ・コトラー氏の著書です。

マーケティングで活用されているフレームワークには、このコトラー氏の提唱によるものが多数あります。

例えば、顧客を適切なセグメンテーションに分けて、ターゲットを決めて、どういうポジショニングで戦うか、それに基づき、どんな製品・サービスをいくらで、どういうルートで、どのように訴えて販売するかというマーケティングミックスの考え方があります。

コトラーによると、「マーケティングとは利益に結びつく顧客を見つけ出し、これを維持し、育てる科学であり、機能であると定義することができる」とのこと。

市場調査による顧客ニーズの拾い上げだけでなく、マーケティングミックスに沿って戦略立案や、獲得した顧客を生涯にわたって囲い込むこと、最大限のマーケティング効果を発揮するための組織を作ることなどの重要性を説いています。

そして、実行に移した後はその成果をどのように評価をするかにまで踏み込んでいます。

本書はコトラーのいうマーケティング(製品開発ではなく、価値創造である)を考える上で重要と思われるコンセプトをとりあげて、それらにひとつずつ解説を加えたものです。

コトラーのマーケティング書籍は古くからありますが、本書は現代の事例にあわせて解説されています。


イノベーション:リーンスタートアップ

アメリカの起業家エリック・リース氏と、日本のスタートアップ界隈でも有名な伊藤穰一氏も解説している一冊です。

従来型のビジネスでは、初期投資をかけてフルスペックの商品を世の中に販売していくという手法が一般的でしたが、変化の激しい時代には、そのやり方は適さなくなっています。

本書では、必要最小限の機能だけを実装した製品MVP(Minimal Viable Product)を市場に販売して顧客のフィードバックをもらいながら改良を進めることが肝だと解説。

それが本書のタイトルでもあるリーンスタートアップの基本コンセプトです。

これはソフトウェアのスタートアップ企業がよく使う手法ですが、今後は大組織でもこのリーンスタートアップの考え方を使うことで、より少ないリスクでヒット商品を生み出せると説いています。


戦略策定:戦略策定概論

本書は、大きく以下5つのポイントでまとめられています。

・戦略の定義
・分析のためのフレームワーク
・PMS(Product Market Strategy)の策定プロセス
・マーケティング戦略
・それらを支える機能別戦略(技術、生産、販売など)

各ポイントが、フレームワークできっちり整理されているのが分かりやすいです。

初版は1995年とやや古いですが、内容は今でも色あせていない普遍的なものが多く、戦略策定プロセスの基礎を学ぶには十分な内容です。

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ゲーム理論:戦略的思考とは何か―エール大学式「ゲーム理論」の発想法」

この本では、ゲーム理論をベースに、企業間での戦略だけでなく、政治からスポーツ、ゲームに至る事例をいくつか取り上げ、モデル化してプレーヤーの取るべき戦略を解説をしています。

例えば、

2ラウンド制で三者決闘をするガンマンの中で、最も弾を命中させるのが下手なガンマンが生き残るために取るべき戦略は何か?

など、

様々事例で取るべき戦略、参加者が陥るジレンマが解説されています。

初版は1991年とかなり昔になりますが、今日の問題にも応用できる考え方が豊富に書かれています。


組織マネジメント:会社は頭から腐る

産業再生機構で経営及び企業再生に従事してきた冨山和彦氏が、会社がどのように崩壊するか、再生場面で人がどのように動くのか、その修羅場体験を元に記した一冊です。

人はインセンティブと性格の奴隷であるとして、それらは危機状態、極限状態になったときに極めて顕著に表れると説く一方で、そうしたことを肯定した上で、企業経営には臨むべきであるとしています。

戦略立案の章では、不変の要素である事業の経済構造に関して言及。

顧客や競合の変化に惑わされて、経済構造に反して戦略をとることで崩壊への道が始まるとも記しています。

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この本は、Kindle unlimitedでも読むことができます。


リーダーシップ:プロフェッショナルの条件

プロフェッショナルであることが強烈に要求される経営コンサルタントとして活躍してきたドラッカーが、プロフェッショナルに求められる条件を記した一冊です。

ドラッカーは、リーダーシップに関して以下のように言っています。

1.成果をあげる能力
成果をあげる能力は、知力ではなく、習慣的な能力の集積である。知力は基礎的資質、卓越した能力が必要なのではなく、成果をあげるための並の能力があればよい。

2.リーダーシップ
リーダーシップにカリスマ性は不要。リーダーシップは仕事であり、責任であり、信頼の賜物であり、リーダーシップを支えるのは一貫性である。

これらは多くのリーダーを見てきた私の経験から考えても、大変納得感の高い洞察だと思います。

本書には、プロフェッショナルという視点だけでなく、マネジメントやリーダーシップという視点での記述も多数あります。


仕事で成果を出す力:ザ・チョイス

仕事をする上で基本姿勢を説いた一冊です。

私も仕事に行き詰まったら、常にここに書かれている6つのことに立ち返ります。

・人は善良である
・対立は全て取り除ける
・どんなに複雑でも実はシンプル
・どんな状況でも著しく改善できる
・常にウィンウィンの解決策がある
・どんな人でも充実した人生を達成できる

詳細は、以下の書評記事に書いています。


以上、私がおすすめする11選でした。

上記以外のおすすめビジネス書は、以下の記事にまとめていますので、あわせてご覧ください。



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