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【座右 #4】音楽メディアの栄枯盛衰

ご好評につき、洋楽10選「第二弾」でございます。

前回ご紹介した1970年代は、レコード盤全盛の時代。(今時の人、LP盤、EP盤って知ってるかしら?)
1980年代に入るとCDが登場し、音源は「アナログ」から「デジタル」へ。
以後10年で、両者のシェアは一気に入れ替わってしまいました。

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2000年に入ると「iPod」と「iTunes」の登場により音楽配信(ダウンロード)が開始される。また、アメリカのタワーレコードの倒産を機に、メディア自体の生産は消滅の方向へ。

そしてさらに、「ダウンロード」から「ストリーミング」へ。
すでに「記憶媒体」すら不要となりつつある、激動の音楽メディア変遷。

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これらに振り回されているのは、私たちリスナーではなく、むしろメイカー(ミュージシャン)の方々かも知れません。

コロナ渦により、活動の場を失っていく彼ら。
そこに、note というプラットフォームで活動の場を広げる動きが、粛々と広がりつつあるようです。

NO MUSIC,NO LIFE.
音楽がない人生なんて...(ありえない!)
そんな叫びが、聞こえて来そうです。

【1980】ジョン・レノン/ダブル・ファンタジー

1980年に発表。ジョンとヨーコにとっては5作目。
しかし、その翌月にジョン・レノンが射殺されたことで、生前最後の作品となってしまった。
名曲「Woman」や、シングルカットされた「Starting Over」、官能的な「Kiss Kiss Kiss」など、慈しむようなジョン・レノンのメロディと、オノ・ヨーコの強烈な個性が対話していく感動的な作品。

【1981】ダリル・ホール&ジョン・オーツ/プライベート・アイズ

70年代から活動していた彼らが、80年代で初のTop10入りを果たした通算12枚目のアルバム。
全米シングル・チャート1位を獲得した「プライベート・アイズ」、「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」など、今聴いても新鮮さを失わない永遠の傑作。

【1982】TOTO/Ⅳ ~聖なる剣~

最優秀アルバム賞を始めグラミー賞の6部門を独占した作品としても語り継がれる、彼らの最高傑作にしてロック史上最強の名盤。

【1982】マイケル・ジャクソン/スリラー

軽快でダンサンブル、そしてファンキーな曲のみならず、バラードやポール・マッカートニーとのデュエットまで収録した、世界で最も売れたマイケル・ジャクソンの代表的アルバム。人類史上最大の1億枚以上のセールスを記録した前人未到のモンスター・アルバム。

【1983】カルチャークラブ/Colour By Numbers

ボーイジョージの個性的なビジュアルとソウル・フィーリングな歌唱による彼らの2作目。Billboardのアルバム・チャートで2位を獲得。
1位の「Karma Chameleon」や「Miss Me Blind」「Church of the Poison Mind」など、軒並みヒットチャートを賑わせた。

【1984】ブルース・スプリングスティーン/Born In The U.S.A.

84週連続トップ10入りしたモンスターアルバム。全世界で2000万枚以上のビッグ・セールスを記録。
タイトル曲はベトナム戦争介入問題を歌った曲だが、「アメリカ賛歌」的に捉えられてしまった。

【1984】ヴァン・ヘイレン/1984

すでにハードロックバンドとして地位を不動のものとしていた彼らが、よりポップなシーンでも圧倒的な成功を収めた通算6枚目のアルバム。
全米1位となった「Jump」や「Panama」「Hot for Teacher」など、ヒット曲が満載。

【1984】フットルース(オリジナル・サウンドトラック)

プロモーション・ビデオ時代ならではのポップスと青春映画のコラボレーションヒット作。ケニー・ロギンスの表題作ほか、ダンサブルなシングル・ヒット多数収録。

【1985】ホイットニー・ヒューストン/そよ風の贈りもの

2012年に急逝した彼女が1985年に発表したファースト・アルバム。連続して全米No.1を獲得したシングル「すべてをあなたに」「グレイテスト・ラヴ・オブ・オール」「恋は手さぐり」他を収録。現在まで2,500万枚以上のセールスを記録している。

【1986】Heart

デビューアルバム『ドリームボート・アニー』は、非常にパワフルなロックアルバムだがトップにはなれず。しかし、この1986年のリリースは「These Dreams」ほか5曲のヒットを生み出し、バンド絶好調の時を迎えた。


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