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【印刷 #2】本当は暗いヤツなんです

私たちが見ているテレビやパソコンなどのスクリーンは、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の3つの光が混ざり表現されています。

一方、印刷物の色は、シアン(Cyan)・マゼンタ(Magenta)・イエロー(Yellow)・ブラック(Key Plate)の4つの色を混ぜて表現します。

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スマホで取った写真をプリントすると、「なんか暗くね?」って思うこと、ありませんか?
それは、印刷物(CMYK)はスクリーン(RGB)よりも狭い範囲の色しか再現できないからです。

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顕著な例として、プレゼン作成ソフトのPowerPoint(以下、パワポ)のデータを印刷した場合です。
本来パワポは、画面に投影して使うことを第一義に考えていますから、鮮やかな色「赤・緑・青」を多用しがちになります。
しかし、それらを印刷すると「くすんだ色」となってしまい、お客様からクレームを受ける「印刷屋泣かせ」のデータと言われています。

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印刷物の例外として「インクジェット」が挙げられます。
一見、スクリーンと遜色ない色に印刷されますが、それは蛍光色を混ぜることで「彩度」を上げ、擬似的に鮮やかさを表現しているためです。

おめぇ、本当は暗いヤツなんだなぁ...

と言われないよ~に(笑)、印刷物を作る場合はCMYKを意識されてはいかがでしょう。

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