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まえがき

"最も重要なのは、或る傑作に含まれる未知の潜在力を守ることだと私は考えている"(『現代音楽を考える』 ピエール・ブーレーズ/著 笠羽映子/訳 より引用。)


音楽作品の分析は、それが新たな音楽の種子となる限りにおいて意味を持つと考えます。

今回、Yaporigamiさんの作品を分析する機会をいただき、まず考えたことは、誤解も込みで、私がこの作品をきっかけに思考したことを文章化することでした。

ここに私が書いた文章は、あくまで私の個人的な解釈であり、私がこの作品から受け取ったものでしかありません。作品自体には、ここに書かれていない、もっと多くの可能性が潜んでいます。

まだ作品を耳にしていない方は、この文章を読む前に、ぜひ繰り返し聴いてみてください。

その後で、この文章を読んだとき、何らかの発見があったり、新しい音楽が生まれるきっかけになるとすれば、これほど嬉しいことはありません。

peeq / nankotsuteacher

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