雑記

「あーあ」

一人暮らしを始めるにあたり「朝絶対起きられないからマストバイ」と購入したものの、今は部屋のインテリアと化した目覚まし時計の短針が“7”に差しかかる頃だった。

97年生まれ、4大卒。卒業を機に上京し、4月1日から社会人になった。
社会人になってから今日で1週間。私の仕事はシフト制で、今日は週休2日のうち1日目の休みだった。昨日の夜は「明日は休みだ、昼過ぎまで寝られる」と、アラームをかけなくてもいいうれしさを感じながら寝た。

それなのに、あれだけ昨晩「昼過ぎまで寝る」という気持ちで布団に入ったのに‥‥目が覚めて時計を見た瞬間、大きなため息をついてしまった。社会人になって1週間、7時に起きる習慣がもう身についたのだろうか。

学生の頃、昼過ぎまで寝ることは頻繁にあった。そして、それを幸せに感じていた。しかし、それと同時に1日24時間のうちの貴重な数時間を無駄にしてしまったという罪悪感をも感じていた。

社会人になり、休みの日も昼過ぎまで寝ることができなくなった今はというと、

暇である。

これまで寝て過ごしてきた分、今は時間はいっぱいあるのにもかかわらず、その時間で何をすればいいのか分からない。しかし、確実にわかることといえば、スマートフォンを触る時間が増えている。このままでは寝ていたほうがいいのではないか。

また、決して緊急事態宣言が出たから暇なのではない。前述の通り、仕事がシフト制の私にとって、週休は2日ある。ただ、自由に外出ができない、その事実だけなのである。
しかし、これから1ヶ月、私は自宅待機の生活をしなければならない。つまり、アラームをかける必要のない生活が、1ヶ月続くのである。
これは私の時間の使い方の問題である。

今日から私はその日の出来事をここに記すことにする。自由に外出ができない社会人1年目、一人暮らしの1ヶ月休暇、どれだけ無駄な時間を作ることなく過ごせるだろうか。

部屋のインテリアと化した目覚まし時計を無駄に眺めながらぼんやりと思うのであった。

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