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「めっちゃおもろいやん!!」というライブイベントに協賛させていただきます!

わたしをつくってきたものをひろいあつめている途中のながたです。

自身の育児と介護のダブルケアの経験からダブルケアラーのサークルを作ったり啓発活動をしたり、(ダブルケアに限らず)介護者支援としての情報発信をおこなったりしています。
どんなことを目指しているのかはコチラの記事で書いてますので、興味がある方はご一読くださいませ。

協賛:にじいろのからす?!

この度、にじいろのからすとして「めっちゃおもろいやん!!」というライブイベントの協賛をさせていただくことになりました。


え、なんでライブイベント??ってなりますよね。
今日はその理由について書いていこうと思います。

大好きを諦めない

永遠の初心者ですが…実は私、「人事部」というバンド名の社会人バンドでベースを触ったり歌を歌ったりしています。
メンバーはそれぞれ仕事も家庭の状況も違うので、ライブはおろか練習日を合わせるのも難しいのですが、もう15年以上続いています。

結婚して家族の介護であまり自分の時間が持てなくなっていく中、介護から離れてただ仲間と音楽を楽しむことができる月に一回のバンド練習は、特別な時間でした。
だからなんとか時間を作って、息子が生まれる2ヶ月前までベースを背負ってスタジオに行っていました。

さすがに息子が小さいうちは「育休」ということでお休みしていましたが、私がいつでも戻れる場所がそこにあるということで私のメンタルは保たれていました。

私がお休みしている間、スリーピースバンドになりながらも「人事異動」という名のパートチェンジをして、私が戻ってこられるようにしていてくれたメンバーにはとても感謝しています。

勉強、就活、仕事、介護や子育て。みんなそれぞれ頑張らなきゃいけないことってあるけど、音楽や仲間との時間のような大好きなこと・大切なことを”諦めないこと”はきっと”自分を守ること”だと私は思います。

なぜ「めっちゃおもろいやん!!」なのか

「めっちゃおもろいやん!!」というイベントの存在は、実はこのイベントの初期(11年前)から知っていました。なぜなら夫も出たことがあるから(笑)
でも結婚、子育て、介護…とライフイベント盛りだくさんの中で夫は音楽から離れ(今はランナーとしての活動にシフト)、私のバンドはライブに出ないバンド。というわけで、「めっちゃおもろいやん!!」とも疎遠になっていました。

そんな私が再び「めっちゃおもろいやん!!」のタイトルを目にしたのは去年、X(旧Twitter)で滋賀で頑張ってるおもろいひと界隈(?)にいた緑色のイベンターかわちりくんを発見したことがきっかけでした。

夫から何度も名前を聞いていた彼とは直接面識はなかったのですが、ずっと「めっちゃおもろいやん!!」を続けていて、10年の節目にクラウドファンディングに挑戦するというのです。え、めっちゃおもろいやん。

その時のクラウドファンディングのページはこちら(現在はクラファン支援の募集は終了しています)
クラウドファンディングの内容は、10周年記念にコンピレーションアルバムを制作するというものでしたが、その内容以上に私はかわちりくんの若い世代の人たちへの想い、ライブハウスという居場所への想いにとっても共感しました。

クラファンページの後半にある「かわちりの想い!」のところ、ぜひ読んでください。

僕自身、何故ここまで学生バンドや若手バンドのイベントにこんなにも執着するかと言えば…
僕自身が学生時代にライブハウスという居場所に救われたに違いないからです。
学校でいじめられ、誰にも言えない苦しい事が続いた日々。
家でも学校でもない、ライブハウスという居場所で仲間ができ、世界が広がり、夢を見ることができました。
今の場所から逃げてもいいんだよ、そこが全てじゃないんだよ、こんな場所もあるんだよ、ということを多くの若者・学生達に知ってもらいたい!
そして音楽を楽しんで欲しい。
「どうせ自分なんか」と思わず、上手くなくても良い。分からなくても良い。音楽が良いなぁと思える純粋な気持ちをめっちゃおもろいやんでは応援し続けたいと思っています!

CAMPFIRE「高校生バンド中心の10周年ライブイベントでコンピレーションアルバムを作成したい!」より引用

彼自身が家でも学校でもないライブハウスという居場所に救われた経験が彼の活動の原点となっていて、居場所としてのライブハウスを守るために(コロナ禍を含む)10年間イベントを継続している。これってなかなか真似できないことだと思います。

具体的には書かれていませんが、10年のあいだに参加した学生・若手の中にはきっと「めっちゃおもろいやん!!」というイベントに救われた人もいるでしょう。

若者の居場所の大切さ

こども食堂などの「子ども・若者の居場所」については社会的にも認知されてきて、2022年には全国で7300箇所以上のこども食堂が確認されているそうです。

こども食堂という居場所は子どもの貧困、孤食の解消など、言葉を選ばずにいうと「わかりやすい支援の方法」で、そのことがこども食堂が全国的に急速に広がったひとつの理由なのだと思います。

実際にこども食堂で食事ができたり、地域の人と交流することができたり、その中で必要な支援につながることができたという子どもも多いと思いますし、こども食堂は必要な支援のひとつと言えます。
ただ、私は少しモヤモヤとしている部分があって、「居場所=こども食堂=貧困家庭の支援」というイメージになってしまっているような社会の風潮を感じていました。
(実際に活動をしている人たちはそんなことはなくて、それぞれの場所や団体のコンセプトがあって、そこにたまたま「食」がつながっているというところがほとんどです)

居場所(この場合の居場所は家や学校以外で安心して過ごせる場所)を必要としている子ども・若者は、貧困家庭の子どもに限らず多くいます。
でもその居場所に求めていることってひとりずつ違っていいのに、大人が「いい居場所」「悪い居場所」「居場所はこうあるべき」みたいなことを決めつけているような気もします。

居場所にはいろんなかたちがあっていい。ただ「ここにいたい」と思える場所で子ども・若者が「安心・安全に過ごせる」ことのサポートをするのが大人の役割なのではないでしょうか。

そういう意味でも、かわちりくんの継続してきた「めっちゃおもろいやん!!」は最高の居場所だと思うのです。

にじいろのからすのこれから

先日のnoteでも書いたのですが、私は将来、交流・学びの場所をつくりたいと考えています。介護福祉の分野を飛び出して。

「めっちゃおもろいやん!!」に協賛することを決めたのは、にじいろのからすとしてはその小さな一歩です。
かわちりくんやこのイベントから学ぶこともたくさんあると思っています。


そんなわけで
・音楽への想い
・かわちりくんとのご縁
・かわちりくんの想い
・居場所への考え方
などなどの理由で、2023年10月からの一年間、にじいろのからすは「めっちゃおもろいやん!!」の協賛をさせていただきます!
お近くの方はぜひライブ当日に遊びに行ってくださいねー!!

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