高校で10kg増えても可愛くなりたい女の一生 ①

高校生までの記録

人間は、"誰かによく見られたい"、"認められたい"
そういった気持ちを一度持ったことがあると思う。

私は、ごくごく普通の芋女
"可愛い、綺麗な人だと思われたい"
"自分の中の可愛いを達成して自分を認めてあげたい"
この気持ちがすごく強い人間だ。

遠心顔で奥目で丸顔、片目一重に生まれた私。

今でも覚えているのが、小さい時
ポニーテールにしたら親にも親戚にも
"お月様だね"と言われて中学2年生まで
怖くて一度もポニーテールしたことはなかった。

7歳の七五三の撮影時、髪の毛をまとめられるのが
すごく嫌で本格的な撮影は我慢したが
親のカメラからはずっと逃げていた。

ポニーテールにはしたことがなかったが
生憎、癖毛のためいつも低めのツインテールだった。

成長してからアルバムをみると、
可愛いとはお世辞でも言えないが、恥ずかしがる程
お月様と言うわけでもなかった。

むしろ似合っていたと思う。

親は愛らしいという意味を込めて
小さい頃特有のむちむち感をお月様と
表現したのだろうと気づいた。

このように、私は容姿に関して言われた事に対して
すごく影響を受けやすい。
生きてきた中で、容姿に関して言われた事は
自分でもびっくりする程記憶している。

生まれつきほくろも多く、
"ここに大きなほくろがあるんだね"や、
そばかすの家系だったため
そばかすが出始める小学生高学年になると
"顔が星空みたいだね""顔面クレーター"と言われた。
(そばかすがクレーターのよう見えることから)

また、片目が一重のため、"左右で顔が違うんだね"
痩せていたため、"胸えぐれてる?" "揉んでもらいな"
叔父にはブタという親しみをこめて"なーぶー"
と言われていたりした。

衝撃的に残っているだけで、
常日頃から言われていた訳でもない。
発言をした本人からすれば
ただの気づきだったのかもしれない。


ノリが良い方ではあったので、もちろん
明るく返しその場の雰囲気が悪くなることは無かった。

しかし、その言葉はずっと長く深く私の心に残る。

高校生にもなると、私の自己肯定感はどん底であった。
そばかす、胸が小さい、小鼻が広い、片目一重、丸顔
それに加えて部活動に打ち込んでいたため
唯一自慢できた"食べても太らない"という自分が
遂に爆太りしたのだ。

中学は本格的な部活では無かったため
比較的筋肉は程よく付いているレベルだった。

しかし、高校に入り本格的になり
入学から10月にかけて筋肉がすごく成長した。

それに加えて夜遅くまで練習をし、
9時や10時ごろに帰宅し、夜ご飯を食べ
お菓子も食べて、疲れもありそのまま寝てしまう
なんて生活を繰り返していたら
お肉もすごく成長した。

元々かなり痩せ型というのももあり、
高校2年生の春には中学より12kg程増加した。
太ももやお尻に肉割れもできた。


JKという素敵な時代に"醜いデブス"が完成した。


部活というストレス、自分が醜いというストレス、
人間関係のストレス、家庭でのストレスがたまり、
毎日死にたい、電車に飛び込みたいと
本気で考えていた。


毎日聞いていたのは"命に嫌われている"だった。

そこで普通の人間なら痩せる選択肢をとるだろう。

しかし、当時の私にはストレスの捌け口が
食か俳優の吉沢亮しかなかったのだ。

ただ、吉沢亮に活力を頂いてはいたものの
かなりのリアコオタクだったため
部活で満足に会えない私は
ストレスになっていたのも確かであった。

日々のストレス発散は
食と唯一仲の良かった2人の友達との時間だった。

そんなに辛いなら辞めなさいと親にも言われたが
辞めるという選択肢は当時の私には無かった。
何故そこまでして学校を休まず、
部活にも力を入れていたかは
正直今となっては分からない。

しかし将来の夢が決まっていた私にとって
高校はただの通過点にすぎなかった為、
3年間で2つの目的を作っていたのだと思う。

・3年間皆勤賞を取る
・引退まで部活を続ける

結局高校生活はそれなりに楽しんで
目的は無事達成することができた。

しかし自分自身の代償はでかい。
高校3年生の部活を引退し、ストレスが減り、
それなりに体重は落ちたものの
自己肯定感の低さは変わらない。


遠心顔の奥目で丸顔、片目一重の
155cm 、50kg超えの金なしおたく女子の完成だ。


あとがき

少し長くなってしまいましたが、
今回は私の生い立ちを紹介しました。

こんな病んでばかりの努力できない女が
少し変われた専門学生に入ってからのお話を
次回残していきます。

ちなみに、小中でいざこざはありましたが
言わずもがな高校生で恋愛事を考えられるような
精神面ではありませんでした^ ^

また、みんなと同じようにインスタを登校したり
ストーリーを上げたりしていましたが、
時々見返しては自分の写真が嫌になりセンスもなく
投稿全消しを繰り返していました^ ^

たまに投稿したくなるんですよね
後で後悔するくせに。

現状同じような気持ちの方や、
経験したことがある方、今は変われた方
声をあげていただけると幸いです。


少しでも誰かの希望になれますように。


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