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注意

2月の終わりのことだった。次女の所望する、新しいドライヤーを購入したときに、au PAYで、支払った。そして、その複雑なポイント、クーポン、決済の仕方に、私は、辟易としたのである。そのうえ、帰宅してから、アンケートにこたえて、抽選のポイントを狙うという宿題まであったのだ。

心の中の、リトルkojuroが、そのトラウマを思い出しながら呟いた。

あのときは、酷い目にあったよな。


だが、事件は、実は、それで終わりではなかったのである。

3月に入り、多くの会社が決算を迎える中、我が家も、新年度に向けて、いろいろと整理してかかるようになった。


2月末でau PAYの、キックバックの金額が確定し、家内が言い出した。

コジくん、ちょっと、スマホアプリの、au PAYを、開いてみて。

私は、言われるがままに開くと、家内が、情けないと言いたげに、首を振りつつ、長いため息をついた。

そして、家内は、そのまま、時間が無いからと、出かけていった。


私は、またもや、家内に叱られることになったのだ。



その時、何を叱られているのか、よく理解ができなかったので、気になって、のちに、家内にLINEで確認してみた。

そして、どうして叱られたのか、ちゃんと反省したいので、もう一度教えて頂きませんか、と、入れた。

すると、こういう内容で、まずは、叱られた。

心の中の、リトルkojuroが、恐縮して呟いた。

は、はい。正しくは、注意された、でした。


そして、理由は、こういうことだったそうだ。

つまり、キャンペーン中に、50000円は、au PAYで、きちんと決済しなさい。そのうち、30%は、キックバックされるから、という指令を、1,037円ほど、私は、怠ったのである。

そして、キックバックの金額が、満額、15,000に達しなかった、ということだった。

家内は、「気にしない女」ではあるが、こだわりポイントには、徹底的に食いついてくる。こだわりポイントピラニアン(注1)である。



心の中の、リトルkojuroが、呟いた。

じゃあ、ポイ活の女王陛下は、達成したのか、聞いてみたら。


私は、愚かにも、その、そそのかしに乗ってしまった。

家内からは、こういうLINEが、返ってきた。



心の中の、リトルkojuroが、頭を抱えながら呟いた。

完敗だ.....。

こりゃ、敵わねぇ.....。


どこかから、高笑いが聞こえてきた。

家内には、どこからどう攻めても、勝てる気がしない。




(注1)こだわりポイントピラニアンとは、こだわりポイントについては、徹底的にこだわり、どんなミスにも食いついてくる人のことである。こだわりポイントすっぽんともいう。勝手に私が使っている造語だ。

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