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フィルター

フィルター交換とは言っても、エアコンとか空調のものではない。浄水器のフィルター交換のことである。

この浄水器は、家内のつてで購入した。良いものなので、大切に使っているが、家内の癖として、メンテナンスや、継続して維持する、手をかけるのが、苦手なのである。

買うときは、いろいろと調べたり、少しでも安く良いものをと努力する。それは、それで、良いのだ。そして、感謝もしている。その努力に対しては。

しかし、ものというのは、買うときよりも、それから先の、交換したり、維持したりするのが大変であり、むしろ、重要なのである。いいものを、少しでも効果的に、長く使い続けるためには。

だが、家内は、ここが、からっきし弱い。

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我が家の浄水器は、何ヶ月も前から、アラームをあげていた。つまり、フィルター交換のサインである。小さな音が、水を使うたびに、鳴っている。

私は、家内に、フィルター交換をしようねと声をかけたが、なかなか、購入の腰を上げない。

そして、ついつい、何ヶ月か、経ってしまった。


だが、それが、9月の中旬に、配達されてきた。そして、家内は、私に言った。

コジくん、取り付けてね。

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了解と言ったものの、いろいろ、週末、忙しかった。だから、それからさらに時間が経ってしまった。



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

コジも、女王陛下(注1)も、結局は、同じだな。

時間、経ちすぎだよ。


我が家の浄水器は、結構、面倒くさいところにある。シンクの下の、奥の方なのだ。取り付けるにも厄介だったが、フィルター交換も、骨が折れる。

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心の中の、リトルkojuroが、またボソリと、つぶやいた。

面倒くさいというところ、良くないね。罪は同じだ。結局は。なかなか買わないのも。なかなかつけないのも。


確かに。


浄水器は、まだ、つけられていない。いつかの週末は、ひと仕事することになる。水浸しにだけは、しないようにしたいものである。

そして、年越しだけは、何とか避けたいものである。



(注1)女王陛下とは、家内のことである。私に、ときどき、ミッションを与える、指揮命令系統の最上位者なので、ときに、家内のことを、そう呼ぶ。

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