好きなマンガ

マンガ好きです。
かつて、マンガは自分の人生のバイブルでした。
自分の人生を、自分の考え方を形作ってくれたバイブルたちの一部を紹介しようかなと思います。

※今は自分の手元にない作品もあり、自分の記憶から情報を引っ張り出して書いているので、ザックリかつ曖昧なレビューです。あらかじめご了承ください。
なので、ほぼネタバレはないはず。ネタバレできるほどのストーリーの確かな脈略が自分の中に残ってないはずなので。
とはいえ、気になる方はご注意ください。

『あひるの空』

週刊少年マガジンで連載中のバスケ漫画です。
作者は日向武史先生。
なぜこの作品に惹かれるかといえば、とにかく
挫折からの、その中で足掻き、前に進んでいくシーンが多くある作品だからです。
基本的にマンガに自己投影しがちな私ですが、
特に心折れてるときなんかは、折れてる状態からどこで復活しようか、そのきっかけというか、タイミング?が掴めないっていうときがあります。
この作品は登場人物たちが次々と壁に立ち向かっていくので、
その中で、自分もそろそろ立ち直って立ち向かっていってもいいかな!というきっかけをたくさんもらえる作品だと思います。
すごく印象的なシーンとしては、体育館で走ってる(トレーニングしてる)ときに、走ってるのは自分の足で、走ってるのは自分の意思っていう独白に続いて
『走らされるな』
っていうセリフをみたときに、
あ、俺も自分の意思で先に進まなきゃって思いました。

『ぼくらの』

かつて、月刊IKKIで連載されていた鬼頭莫宏先生の作品です。
泣けます。少年少女たちが限りある時間の中で、自分たちがどういう選択をするかを問われ、その判断をしていく作品です。
フィクションでありながら、鬼気迫る緊迫感を感じる作品です。

登場人物の一人が、自分にとっては、物語の中で名もないキャラクターが死んでいくことは、主要な登場人物が死んでいくことと等価値で、
名もないキャラクターが一人でも死んでいれば、その作品は自分にとってハッピーエンドにはならない、ということを言います。

別にその考えに共感はしないのだけれど、すごく印象に残っているシーンで、たびたび脳内でリフレインします。

今考えると、それって、現実世界の方により当てはまるように思えてならないですね。
誰かが幸せでも、誰かが不幸だと考えると、なんか全部はスッキリしない感じがします。
だから、心に引っかかったのかな。

でも、映画とか見るときにこの考えで見ることはしないです。映画見れなくなります。

『働きマン』

モーニングで連載されていた安野モヨコ先生の作品(現在は休載中)。
この作品の面白さは、同じものを他人が見るとどれだけ違って見えるかを教えてくれるところです。

主人公がうだつの上がらない先輩オッサン編集者の嫌味に、イラッときてつい言い返したら、
オッサンが逆ガチギレするシーンがあります。
その次の話数にて、オッサン側の視点が描かれます。
逆ギレオッサンの悲哀とか、ポリシーとかに共感させられ、最後オッサンが主人公にやり返す場面でスカッとした気分になります。

未だに、主観と客観の使い分けというか、
自分の見ている視野の狭さに気づかず、生活していることが多々あるこの頃ですが、
他視点、多視点、忘れずにいたいと思う次第です。

(紹介はここまで)

おわりに
まだまだ好きなマンガはいくつもあるので、折を見て紹介していければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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