僕がモノノフになった日。〜ももクロと天下統一の道〜
出会いは2012年だった。
ちらほら聞く「ももクロ」って言葉。
僕は時代に置いてきぼりにされないように必死にググった。
なんだ、アイドルじゃん。って、確かに思った。
でもねYouTubeを観たら…、止まらなくなった。
後を引くのだ。かっぱえびせん以上に。
関連動画をずっと観続けて、結局夜が明けそうになっていた。
結局その日が僕にとってのももクロの夜明けになったのだ。
ももクロは、普通のアイドルではなかった。
普通のアイドルをあざ笑うかのように、コマネチやプロレスラーのポーズ
やらを真剣にやっていた。
真剣にやるってとこがミソで、これ、中途半端に恥ずかしそうにやってたら
観てるこっちが恥ずかしくなる。要はスベる。
でも彼女たちは、それを一生懸命に演じる。
そこに40を越したおじさんがシビれたのだ。
彼女たちが全力なら、川上アキラをはじめとする運営も全力だった。
「早見あかり」がメンバーに脱退を宣言する舞台裏を
ネット配信してしまうのだ。
「早見あかり」から話がある。ってことから始まり、
よくわからずに集められたメンバーがお菓子の取り合いをしている。
そして脱退することを告げる。
意味がわからず顔をあわせる。それが驚きに変わり、悲しみに変わる。
そんな一部始終をドキュメンタリーで配信する。
上手にネガティブ要素を逆転させる下地をつくりだした。
全力少女×全力運営
この圧倒的な魅力というパワーに
無気力なおじさんは目を覚ましたのだ。
今までアイドルなんて応援してこなかったおじさんが、
ももクロのファン「モノノフ」になってしまったのだ。
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