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【視認性抜群】オンオフ両刀!英国陸軍のミリタリーウォッチはいいぞ【NWC W10】

さすが英国、お紅茶キメてるだけはある!

と、絶賛したくなるミリタリーウォッチ、英国陸軍のW10は様々なメーカーから復刻版が出ています。

今回紹介するのもその一つ。私が愛用しているナバルウォッチカンパニーの「NAVAL MILITARY WATCH MIL.-06 SV/BK Automatic British ROYAL Army "W10" TYPE」をご紹介。

NWCとは?

NWC(ナバルウォッチカンパニー)とは1800年代、スイスのオトリブ市で生まれた腕時計ブランドです。

現在はビンテージ風あるいはミリタリー風の腕時計をリーズナブルに販売している会社です。

ナバルウォッチなのかナバルウォッチカンパニーなのかよくわからないところもありますが、とりあえず本記事ではNWCにしておきます。

カタいモノづくりに反して値段は1万円〜5万円代と丁度いい値段で販売しているのがポイントです。

名機を現代風リバイバル

W10

この時計はかつて英国陸軍で採用された腕時計のリバイバル版になります。

私の調べた範囲では1969年にイギリスのスミスというメーカーが英国陸軍に納入したモデルがまんまコレかなと思いました。

本物は35mm径(1940〜70年代は大体35〜36mmこのサイズ)ですが、こちらは38mm径。現代用に大きくなっているんですね。

詳しいスペックとかそこらへんの詳細は下記リンクをどうぞ。

お値段は定価33,000円。

実売だとに2万円後半くらい。

私はセール時にポイント使って買ったのでかなりお安めに手に入れました。

本製品はホームページに

英国陸軍"W10" 仕様をベースに、当時のミルスペックを忠実に再現しつつ製作致しました。

NAVAL MILITARY WATCH MIL.-06 SV/BK Automatic British ROYAL Army "W10" TYPE

と書かれてあるように、かつて英国陸軍で使われていたミリタリーウォッチを再現しています。

見てもらうとわかる通り視認性抜群。シンプルかつ、6時の上にあるブロードアローがお洒落。

自動巻きの機械式で、中身は「SEIKO Cal. NH35 Automatic Mov't」を搭載。つまり中身はセイコーという事です。

平均日差+45秒~-35秒とは書かれていますが、このキャリバーは実際に製品として調整されると大体は日差±10秒になります。どこのメーカー製品でも大体そうです。

私の所持しているのも日差±10秒くらいです。この価格帯でこの精度なら十分ですね。

日本で組み立て

ジャパンメイド。実際安心。

ミリタリーウォッチの復刻版というと海外製品でしょ……そもそも海外のメーカーだし……と思うかもしれませんがまさかのメイドインジャパンです。

組み立ては日本でやっている、ということらしいですね。その証として6時のちょっと下あたりに小さく「JAPAN MADE」と書かれています。

英国陸軍の時計なのにJAPANって書かれているのは変と思うのか、安心と思うのかはユーザーの考え一つ。私は後者の考えです。

メーカーロゴ表示が奥ゆかしい

普通の腕時計は12時の下あたりにメーカーロゴが書かれているのですが、本機は黒で書かれています。

角度をつけてようやく見える感じ

真正面から見ると光の加減ではほとんどロゴが見えません。コレがいいんだ。シンプルさを汚さない感じが。

ボンクリップでさらに本格派へ

お気づきかと思われますが、私のW10はベルトをNATOベルトからボンクリップに変更しています。

ボンクリップ、俗にいうバンブーブレスとは1930年代にイギリスで生まれ、80年代まで英国軍に採用されていた腕時計ベルトの事です。

独特な形をしていますが装着しやすく肌の接触面が少なく、金属製なのに通気性がいいという素晴らしいベルトです。

今となってはかなりマニアックなもので、海外のものを手に入れようとすると平気で2万とか6万とかします。

が、なんとこれ日本でリバイバルされて販売されてます。そのメーカーの名は京都発の腕時計メーカーであるKUOE(クオ)。

ボンクリップはいいぞ

このメーカーもミリタリーウォッチ風のデザインを中心に作成・販売しています。ちなみにここもい〜い製品出してます。オススメ。

12,000円とベルトとしてはお高めですが、現在最安値でちゃんとした出所(※重要)の18mm幅のボンクリップを買えるのはココだけです。

これと組み合わせる事で遠目では当時の本物を身につけているように見えます。

本物をもっていたとしても、日常使いとかは相当な度胸がないとできない(何十万もするので)ので、代用として持っていてもいいかもしれません。

よかった点

視認性が抜群

ミリタリーウォッチの中でもかなりの視認性の高さ。時間を頻繁に見る方は是非ともお勧めしたいです。

本物は35mmですが38mmに拡大したことでめちゃくちゃ使いやすい。

しかもよくある40mm腕時計より一回り小さいので、細い腕の方でもビシッと決まるのがステキ。

オンオフ二刀流

そこそこの値段でいいものに見える。これ、腕時計で相当大事な点です。

今は腕時計をつける人も少なくなってきましたが、ビジネスマナーとして付けていたら失礼にあたらないデザインで良いかと思います。

もちろんオフでもベルトを付け替えて遊び、ミリタリーな服装に合わせてみてもいいかもしれません。

安心のメイドインジャパン

安心オブ安心。

商品を買う上でこれ以上に何があるんだって感じですね。

もちろんパーツ自体のルーツを辿れば全部海外製なのでしょうが、組み立てと最終調整の手が日本だったら大体品質はお墨付きです。

コスパがいい

3万円台でそこそこ高見えする腕時計、というのは社会人にとって嬉しいものではないでしょうか。

革ベルトとかに交換するとまた雰囲気が変わってくるので、その点も含めてコスパが高い腕時計かなと思います。

気になる点

あくまでW10”風”であること

本物は35mm。本製品は38mm。この差は本物思考の方には受け付けないかもしれません。

しかも下にJAPAN MAIDと書かれているのはある意味雰囲気ぶち壊し。あくまでリバイバル、復刻版と思って買わない方が良いと思います。

再現度でいうならMWC製のW10がお勧めです。

こちらはサイズも36mmでキャリバーもNWCと同じです。

さらには蓄光素材表記もルミノバのLではなく当時のトチリウム(放射線物質と名高いアレですが、昔は蓄光塗料として使われていました。無論当時のものでも人体への影響は微量です)のTと書いてあります。(書いてありつつも塗られているのはルミノバですけど)

6時の下にも何もかかれていませんし、メーカーロゴも書かれていません。シンプルさがさらに洗練された感じです。

ただしこちらはスイス製になります。在庫がなければスイス工場から取り寄せ。私は別のMWC製品で2週間くらいかかりました。

あとMWCはNWCに比べて高い。基本+1万と思っていた方が良いです。

現代の利便性に合わせたNWCか、忠実な再現性のMWCか。どっちを選ぶかは貴方次第。

どーせ中身はSEIKOなので、お好みでどうぞ。

こんな人にお勧め

・ミリタリーウォッチの雰囲気を味わいたい方

・40mmサイズの一回り小さいサイズをお探しの方

・日常でもビジネスでも使えるビンテージ腕時計をお探しの方

・シンプルかつ視認性に富んだ腕時計をお探しの方

・英国紳士のように紅茶をキメたアイテムが欲しい方

というわけで紹介したNWCのW10ですがいかがだったでしょうか。個人的には超オススメです。


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西山暁之亮
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