タイガースは北條選手をショートで使うのか?

みなさんこんにちは。
ゲーム解説者のN-岡田でございます。
eBASEBALL開幕まであと4日と迫ってきましたが、今日は小ネタをひとつ。

皆さんご存知の阪神タイガース。
ここではリアルではなくeBASEBALL(パワプロ)においての話で、一つ困ったことがあるのです。
それが…


ショート問題


eBASEBALLではショート守備はかなり重要視されており、守備力を犠牲にしてまで打力のある選手を起用するケースは珍しいのが現状です。

まずはじめに、選手の守備力を見るためには基本的に3つの数値を見る必要があります。

1.守備力(動き出しの早さ)
2.走力(ボールへ追いつくまでのスピード)
3.肩力(送球の強さ)

特に1と2がショートでは重要であり(個人の感想)、この2つの数値が高い選手がスタメンで使われる傾向があります。
ショートは数値で言うならオールCは欲しいところです。


さて、リアルのタイガースは木浪選手がよくスタメンで使われていますが、パワプロではこちらの能力。

実況パワフルプロ野球2018_20191030162905

走力や肩の部分では評価されていますが、守備力はE46と動き出しがかなり遅い部類に入りセンター返しはなかなか取れず、中安打や内野安打を量産してしまうこともしばしば…


それなら木浪選手の次にショートで出場されていた選手を使いましょう、となります。その選手こそ今回のタイトルにもある北條選手なのです。

その能力がこちら

実況パワフルプロ野球2018_20191030164509

先ほど重要と話した守備力、走力、肩力がほぼC評価であり、打力も「逆境○」発動時にはミートCパワーBまで上がる強打者という全く文句のないショートのはず。


ですが、なぜかタイガースの代表選手は北條選手を使うことにためらいが起きるのです。
理由は何故でしょう。

答えは右上の赤文字で書かれてある能力「送球 G」です。

「送球」という能力はAからGの7段階に分かれていて

送球A(送球がそれにくい)~送球G(送球がそれやすい)

といった感じに選手はランク付けされており、北條選手は一番下の送球Gがつけられていて悪送球が起こりやすい選手になっています。


悪送球の確率は?

さて、先ほど送球Gが良くない能力というお話をしてきましたが、どれだけ危ない能力なのでしょうか。実際に検証してみましょう。


・守備練習モードで検証
・各検証は同じ打球を100回づつ繰り返して行った
・一応ファーストは守備能力の高いナバーロ選手
※ガチの検証ではないので、かなりの誤差を含みます。実際の悪送球の確率とは異なります。聞き流す程度でご覧ください。


検証1
ショート正面のゴロで一塁に送球

実況パワフルプロ野球2018_20191030165915

なんでもないイージーゴロである。

100回繰り返した結果は以下のようになった。

通常の一塁送球・・・88回
ショートバウンド・・*3回
送球ミス・・・・・・*9回
(逸れた内訳:外野方向4 捕手方向2 一塁手頭上3)

正面のゴロを捌いた場合、約90%の確率でアウトに出来ることが分かりました。これでも少しヒヤヒヤはするが許容範囲の人もいるだろう。

さてここからが問題である。


検証2
飛び込んだプレー後の送球

実況パワフルプロ野球2018_20191030170158

四角ボタンで横っ飛びをした後、すぐさま一塁へ送球したらどうなってしまうのか。

こちらも100回繰り返した結果は以下のようになった。

通常の一塁送球・・・48回
ショートバウンド・・12回
送球ミス・・・・・・40回
(逸れた内訳:外野方向12 捕手方向13 一塁手頭上8 一塁手ジャンプキャッチ7)

これは歴然の差である。なんと約4割の確率で投げる瞬間に「!」が発生したのだ。これでは際どいタイミングのスローイングも神頼みをしながら送球ボタンを押すしかないでしょう。


検証3
「検証2」と同じプレイでキャッチした後、一塁方向へ少しステップしてから送球

パワプロを長く遊んでいると、送球時の選手の体勢がとても大切なことに気が付きます。
そこで起き上がってすぐの無理な体勢ではなく、一塁方向へステップしてから送球ボタンを押すとどうなるのでしょう。

結果はこちら

通常の一塁送球・・・41回
ショートバウンド・・18回
送球ミス・・・・・・41回
(逸れた内訳:外野方向7 捕手方向10 一塁手頭上5 一塁手ジャンプキャッチ19

「!」が出る確率自体は変わらないものの、二塁へ進塁されるベンチ方向への悪送球の割合は減り、その半分は一塁手のジャンプキャッチのため、俊足のバッターでないなら約80%はアウトになる計算だ。

100回というかなり少ないサンプル数なので絶対と言い切る自信はないものの、悪送球を少しでも防ぐことができる「かも」しれないですね。


さてここまで検証してみて分かったことは、北條選手をショートで使う際はそれなりの覚悟が必要ということ。
ショートゴロが悪送球でバッターランナーが二塁へ、なんて事が当たり前に起きてしまう選手だがそれと同じくらい魅力的な打者能力もあり、DH制のないセリーグでどういった使い方をするのか必見でしょう。

ここまで北條選手の送球G問題について書いてきましたが、日曜日の開幕まで4日に迫った本番のeBASEBALLではこのようなパワプロらしい別の視点で楽しんでみても良いかもしれませんね。


さて話は変わって、eBASEBALL全体の話では明日11:00に各チームのロースター(出場選手)が発表されます。
各球団誰をどの順番に投入して、どんなマッチングになるか注目したいところです。

また現在noteにてローソン eオープニングシリーズ(開幕節)のプレビューを下書き中でして、3000文字を超えるかなりの長文になりそうですが楽しみにしていただけると幸いです。

それではまた次の投稿でお会いしましょう。

N-岡田


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