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10分だけ時間をください

はじめに


以前のつぶやきで特に反響があったわけではないですが、僕が実際にやっている勉強法について書いていきたいと思います。なので、今回はいつものように何かについて意見を書くというよりかはこうやって合格しましたという内容になります。実用的と言えば、実用的ですが、それが皆さんに合うかはわかりません。こういう一例があると思っていただけると嬉しいです。

こうやって受かりました


昨年の11月に行政書士試験を受け、今年の1月に受かりました。一昨年の11月にも受けているので2回で合格したことになります。2回も受ければ、受かるだろうと思われるかもしれません。僕もそう思いますね。こういう試験の勉強をしていると予備校や通信教育などをしていたのかと聞かれますが、一切そういうのに頼らず独学で勉強しました。僕が心がけていたことは3つです。

1.勉強時間は最低10分
2.絶対自力でやる
3.テキストには原則、マーカーを付けない

この3つで一番重要なのは1.勉強時間は最低10分です。行政書士試験は1000時間勉強すれば、受かると言われていますので、10分しか勉強していないのであれば、合格は遠い未来のように思えるかもしれません。なぜ、これが一番重要かと言うと、働きながら勉強するのは非常に煩わしいことで、長続きしません。最初は時間の確保ができても、途中から確保ができなくなり、結局諦めてしまうということに繋がります。
裏を返せば、無理のない時間で勉強ができれば、いいわけです。出張などで家にいる時間がなかったり、風邪を引いて勉強ができなかったりしても、簡単に埋め合わせができる時間であれば、苦になることはないはずです。1日のうち、自由に使える時間を1時間作るのは難しいかもしれませんが、10分であれば簡単に作れると思います。その10分すらも割けないほど、忙しい人は多くないはずです。10分間だけ勉強して終わりにしてもいいですし、それ以上しても構いません。こういった勉強の難しいところは内容理解の以前に時間を作ることです。むしろ時間のある人からすれば、こういった課題は難なくクリアされますが、時間を作るところからスタートする場合は1日の勉強時間を設定する必要があります。10分ならスマホを見る時間を少し短くするだけで簡単にできるはずです。
10分という数字をなぜ選んだのかという明確な根拠はありませんが、仕事から帰って疲れた状態で、1時間集中して勉強は難しいかもしれませんが、10分であれば、少し集中すればあっという間に過ぎる時間です。1日1単元みたいなことを考える必要はありませんし、時間で区切ったり、キリのいいところ区切ったりすればいいだけです。まずは、10分勉強するところからスタートして、どんどん時間を増やしていけばいいのです。1日最低10分以上というラインを上げる必要はありません。だって10分以上であれば、ノルマクリアですから。無理なくクリアできる目標を1日単位や1週間単位で設定するとうまくいきます。1か月にすると期間が長くなってしまい、後回しになってしまい、自然消滅してしまうかもしれませんが、短い期間で区切ると埋め合わせも含めて、続けやすいはずです。1日たった10分でいいんです。

ただの暗記で終わらせない


何かの試験の勉強をするときに必要なのは暗記です。これ以上でも以下でもありません。高校受験や大学受験のようにひたすら暗記だけすれば合格はします。しかし、この勉強では何も残りません。いい大学を出ているのに、常識的なことを知らない人を見かけることがあると思います。大学に受かるためだけに勉強をしていた人でそれらの知識が使えるかどうかを気にしていない人であった可能性があります。学校の勉強が将来、何の役に立つのかわからないと言っていたり、思っていたりすると暗記だけをすることが勉強と思うようになってしまいます。実はここで2.絶対自力でするに繋がります。
絶対自力でするとは、単に独学だけを指すのではありません。勉強したことや覚えたことが現実世界でどう使われているのかを知る必要があります。覚えたことが机上の空論なのか、現実世界にもあるのかを知るようにしていました。勉強したことと現実世界とのつながりも自分で調べるようにしていました。それは普通に生活していても、ふとした瞬間に気付くこともあります。実際はテキストに書いていることが多いのですが。。。ましては、士業試験では、その資格を活かして仕事をすることにもなるので、現実世界での運用を知る必要があります。何も考えずに暗記していてはしんどいだけです。机に向かって、テキストを読んだり、問題を解いたりすることだけが勉強ではありません。実際に使われているところを知ることで知らない世界が見えるようになります。士業試験は現実世界での運用についてテキストに書かれていますが、他の試験ではそこまで書かれることがありません。だから、あることがどう使われているかを調べることも勉強のうちに入ります。
語学では例文が実際に使われているか判断が付かないことがあり、ただ、暗記すればいいやとなってしまうことが多いはずです。文法であれば、その構文が使われている実際のシーンを調べたり、単語であれば、実際に使われているシチュエーションを調べたりすると面白いかもしれません。学校で習った文法や単語が好きなスポーツ選手がインタビューで使っているのを見ると興味が湧くはずです。教科書の無機質な文字を見るよりも、実際に使われているところを見ると身近に感じるはずです。それこそYouTubeでそういった動画があるかもしれません。何かを身に付けるときに暗記は重要ですが、ただの暗記として終わらせずに、どこでどのように使われているかを知ると自分がしている勉強の価値が分かるはずです。
意味がないと思うのは自分の視野が狭いからです。視野が広がれば、そういった勉強が無駄でないことに気付きます。役に立たないと思っているうちは勉強がまったくできていない証拠です。

テキストが汚れてしまう


3.テキストに原則、マーカーを付けないと書きました。これを見た人はそんなことして大丈夫なのかと思われたかもしれません。原則、マーカーを付けないようにしていました。なぜ、付けないのかというと、汚れてしまうからです。後でメルカリのようなフリマサイトで出品するときに高く売れないからです。というような理由ではありません。初めて勉強するときはほとんど知らない状態で勉強をすることになるので、どこが重要かも区別が付きません。最悪、全部、マーカーで塗りつぶすようなことになるかもしれません。それではテキストの意味がありません。そこで、マーカーを付けるときのルールを決めるのです。
予備校などで講師の方がここが重要というような箇所はマーカーを付けた方がいいと思いますが、完全に独学でされる場合は、最初はマーカーを我慢して、後から使うようにしましょう。僕がやっていたのは問題集の2周目以降で、間違えた箇所にマーカーを付けていました。2周目以降は理解していると思われる段階だからです。1周目は今までしたことのおさらいで不完全なところが多くても問題ではないと考えられますが、2周目以降はある程度、覚えていることが前提になります。そうすることでどの分野が得意で、苦手かがはっきりわかり、試験に今後の勉強の方針が見えてきます。ただ、満遍なく勉強するのは最初の段階で、途中からは、自分の得意分野や不得意分野への重点を決めて進める必要があるからです。
問題集で間違えた分野をテキストで探すのは時間がかかりますが、自分で探すことによって頭に残ります。テキストに間違えたところだけを分かるようにし、間違えた記録を付けるのです。本当であれば何周目で間違えたかも書くのがいいのですが、面倒だったのでそこまではしていませんが。。。こうすることで、自分が何をすべきかが見えてきます。

最後に


僕も社会人になってから、色々な勉強をしては気づけば、自然消滅していました。それの一番の原因が時間であることに気付いていなかったからです。なので、時間があまりないときにする勉強は短時間で終わらせることを最優先にしています。その次にその短時間でどれだけ理解できるのかということを考えるべきだと思います。まず、勉強を続けることを目標にして、続くようになったら、次は中身を理解する段階になります。勉強も続けたいし、中身も理解したいという方は予備校などに通うのが一番ですが、習慣づけたいところから始めたい場合はまずは続けることを第一にしてください。続けたいし、中身も理解したいという欲望を限られた時間で一気に叶えるのは非常に難しいです。途中で諦める人は堕落しているからとかではなく、無理な目標を立てているだけで、最初から達成困難なものであるだけです。つまり、達成可能な目標を立てれば、途中で諦めることなく、続けられるはずです。大きな目標を持つことは重要ですが、そのためには無理なく続けていくことが必要です。そのためにも簡単な目標を常日頃からクリアしていくとおのずと大きな目標も近づいてきます。継続は力なりと言うように簡単な目標を毎日クリアするだけで数年後には大きな差になっています。
質問や追加のリクエストに応じて、似たようなトピックを取り上げたいと思います。

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