レッスンメモ⑧

先月ぐらいからだったかな?
20代の方がオンラインボイトレを受けてくださってます。
男女ペアで受けてくださっているのですが、今まで私が関わった事がない経歴の持ち主で、スポーツ系の学校や勉強をされてきた方達です。
この方達が今まで私が例えで言わないような事を自覚されたようで、今回はそれをメモしたいと思います。


歌声を出す為には息を吐いていきますので、主に呼気を使うのですが、
寒い日に「ハァ~」と手を温める為に息を吐いても声は出ません。
これは声門閉鎖ができていないからです。
で、この声帯(左右に一本ずつある)を近付けて、息を出した時に震えてお互いに擦り合う…これが空気を振動させて声という音を出すのです。
で、この声門閉鎖を強固な物にする際には少なからず吸気系の筋力を使うのです。

文章にするとどこかしら穴が生まれるので、このまま鵜呑みにするのは危険ですが、誤解を恐れずに言うと、空気を吸い込むように筋力を使いながら息を出すのです。(ポップス系だともっと軽度です)
これをやるとめちゃくちゃ声が安定して、ピンッと張った、威力の高い声になります。

で、これをオンラインボイトレで自覚して下さったスポーツ系の方々は
「陸上のクラウチングスタートで使うスターティングブロックを踏み込んでいる感じ」と例えられました。
前に足を繰り出し走る為に、足をグッとのブロックに踏み込むから前に出れる。そういった例えに行き着かれたようですね。

それ、凄く良いですね!

ボイトレでは物理的に何が起こっているのかを説明しつつ、イメージし易いように似たような事例を例えて話しますが、ご自身にしっくり来る物が良いです。なるべく体験した事があるような。そんな体感イメージに辿り着けるとグングン伸びます。これからが楽しみです。

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