俺組ロッカー企画 応募作品の裏設定
皆さんこんにちは。ぬです。
本日はSplatoon3、ロッカーのお話。
自作ロッカーの背景にある妄想エピソードについてです。
初めにこういうの地雷な人いるかもなって要素を挙げておくと、スプラに実際のタコが持つ習性を都合良く適用していたり、登場キャラが死んだりします。
目次に「★」がついているところが二次創作設定語りパート、そうでないところは普通の話なので適宜見たり見なかったりしてください。
はじめに
未だに交流してくれている人の中では最も付き合いが長いインターネットフレンドの一人である茶店という男がおりまして。
彼が少し前から他の配信者とユニットを組んで動画投稿を始めたのです。
かなり精力的に活動してるみたいです。
そんな彼らが最近視聴者参加型企画を行っておりました。それがこれ。
視聴者からロッカーを募集するコンテストです。
王道おしゃれロッカーもネタロッカーでも構わないとのこと。
私ぬ、普段はあまり人から評価されないような自己満ロッカーを作っています。
猫を被ってオシャレなやつ作るか~と思ったのですが、さてんさんを受け入れてるようなユニットなら自分のロッカーもウケるかもしれないと思いいつもの感じで自分のこだわりを詰めたロッカーで勝負することにしました。
応募したロッカー
タイトル
「抱きしめて、嚙みしめて、愛してる。相容れる。」
※応募のDMにて間違えて”噛み締めて”と変換して送ってしまったので動画にもそう表示してもらったのですが、本意としてはひらがな表記です。
なんでこういうタイトルにしたのかは二次創作パートに書きます。
コンセプト
(応募時DMで送った内容コピペ)
大好きな女の子(タコガール)を食べてしまった男の子のロッカーです。
タコは知能が高く、共食いや自食を行う習性があるということから着想を得ました。
ネームプレートの二つ名と、フェス期間中の普段より暗い環境で撮影することでよりコンセプトに沿ったライティングにした点がこだわりポイントです。
アイデア
今回の主人公はこれ。
これを使って事件性のあるストーリーを感じるようなロッカーを作る、が初めのアイデアです。
当然このタコ足をどう使うか、が一番の焦点になりますよね。
初めは「タコを監禁している」という設定を膨らませながらアイテムを置いていきました。左下に置いたクーラーボックスはその名残でもあります。
しかし、設定や置くアイテムの選択に(自分の中で)納得感が生まれるよう実際のタコの習性を調べている内に、この足が監禁されたタコのものではなくなりました。
以下、ゲロ二次創作自分語りパートです。
なんかこれPixivで「肌色注意です」って書いてる女性絵師みたいだな…
★ストーリー
(ここからほとんど文字です)
この話には2人のタコが出てきます。
人気者で皆に優しい快活なタコガールと、卑屈で自己肯定感が低いタコボーイ。
ガール対して今にでも喉の奥から形を有して出てきそうな、なんと名前をつけていいのか分からない感情を抱くボーイ。
その感情はガールを自分だけのものにするための神経毒となって彼の口から分泌され、それはこれから捕食が行われることを意味します。
…………。
タコには外界の敵から隠れるため狭い空間を好み、隠れるという習性があります。もう外に出る必要がないボーイは、この箱の中で再びガールと相容れるのでした。
このゴミ箱から覗く足は、もう相容れることもできないボーイと、ガールの最期の姿です。
補足
「相容れる」は捕食によってガールを体内に取り込むことを表現していて、この話ではこの「相容れる」が二度行われます。
一度目は捕食、二度目は自食。
食すことでガールと相容れたボーイ自身の身体を食べること、それがガールと再び相容れることを意味しています。
自分の中にガールがいるのなら、自身を食べればガールを食べたのと同義なので。
※これ本当にロッカー作った後で知ったんですけど、某人気漫画の終わり方がちょっとこんな感じらしいですね。
通常タコの足は切断されても再生するのですが、自食行動に走るほど衰弱しているタコは足を再生できません。
★タイトル
タイトルはタコが持つ習性をなぞりながら、物語の全容を表しています。
”抱きしめて、嚙みしめて、”
タコは捕食する際にまず足を伸ばし相手を拘束したあと、口から分泌する毒で麻痺させ歯舌と呼ばれる器官で擦り潰します。
”愛してる。相容れる。”
相容れるは両立、共存、とけあう といった意味を持ち、この"とけあう"にとても惹かれてこの言葉を使いました。
また、タイトルは小気味よい語感にするため
「3・4・5」か「4・4・5」などのリズムにするか、韻を踏もうと考えていました。
(声に出して読みたい気持ちいい言葉として有名な「墾田永年私財法」などこのリズムですね)
その後、"愛"と"麻痺"で踏めることに気づいたことから後者で考え始め、思案する中で"麻痺して"が"噛みしめ"に変化していきそれらと韻を踏める言葉で意味も合わせて…と探しているときに見つけたのが”相容れる”です。
この発見がなければ別の案で考え直さざるを得なかったでしょう。
余談ですが(この記事全部余談だけど)
"愛してる"に関しては自分の中で蛇足気味…というか説明が過剰。
初めは
「抱きしめて、嚙みしめて、相容れる。相容れる。」
にしようとしたのですが、それだとさすがに説明してなさすぎというか、評価してもらう場で相手に伝わらないことをするのは愚かなので今のタイトルとなりました。
”愛してる”が入るだけでタイトルを見たときに「なんかおかしな事をやってるぞ?」って思ってもらえそうですからね。
また前半部分を「抱きしめる、噛みしめる、」とすることでタイトル全体で完踏みもできますが、音が単調になってしまい本末転倒なため調整しています。
また、一度目の相容れるでボーイの気持ちは完結しているためそこで句点を打っています。そこまでは読点。
見た目の工夫
見せたいところだけ見せる
ステッカーを隠す
このステッカーでタコの粘膜や体液を表現しており、表現に不要な部分を別のステッカーで隠しています。
まずゴミ箱付近に視点を誘導する狙いでなるべく画面の中心部に設置した上で周りは白黒の小物で埋めました。
ロッカーの中心ではなくゲーム画面の中心というのがこだわりポイント。
制服が背景の黒でぼやけているため、新聞紙のステッカーを使って浮かせています。体液以外の部分も堂々と隠せて一石二鳥ですね。
あとはガールの所持品と、元々ボーイがロッカーに入れていたものという設定で色味が合うアイテムを設置しています。
靴の見せ方は本当に悩んだのですが、靴に動きを出そうとすると斜めに置くことになります。
でも、そうすると靴が汚れるのでできませんでした。俺はそう置けるけど、ボーイは絶対そう置かないので。
雰囲気づくり
先述した体液ステッカーの一部を隠すためロッカーはブラックorボロボロの二択だったのですが、ボロボロにすると見た目と開ける際の音がテーマと合っていていい感じ。
本当はこの黄色くて長いステッカーをたくさん貼りたかったのですが、パル子が締め切りまでに売ってくれず断念。
なるべく開けられない、触れてはならないような見た目を目指しました。
またネームプレートに関しては手持ちの二つ名の中で最もストーリーに沿ったものを選択し、ボーイのキャラクターを考えバッジは敢えて外しました。
設定裏語りは以上です。
さいごに
おじさんのゲロ妄想エピソードを長々と読んでいただきありがとうございました。また何かいいアイデアが浮かんだらロッカー更新します。
また、楽しい企画を開催してくれた俺たち居残り組の皆様ありがとうございました。
(俺組のTwitterはこちら)
おわり