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HSPの処方箋|まずは知ること|01

3年前にHSPの存在を知った。私だけかなと思ったら、みんな「生きづらさ」を感じてた。これは私の物語だけど、誰かの行動を起こすチャンスになればいいな。

HSPについては、今やいろんなところに書いてあるけど、私なり体験談と一緒にこのシリーズをはじめるにあたり、はじまりを今日は書いてみようと思う。

「私が私を好きになる日まで」の物語。

HSPとはなにか。おさらい。

「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」

HSPは先天的な気質なんだって。つまり、卵子や母胎、環境の影響と、遺伝子発現の影響を受けるもの。

日本人は海外に比べて特に多いんだって、シャイがそれを象徴しているのかな(?)。ちょっと納得するかも。

1)深く情報を処理する。
2)過剰な刺激を受けやすい。
3)共感しやすい。
4)心の境界線が薄い・もろい。
5)疲れやすい。
6)自己否定が強い。
(参照:マドレニックより)

箇条書きにされると難しい。具体例がないとなんとも。

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私が最初に読んだのはこの本だった。他の本はどうすればよく生きられるまで書かれているものが多いけど、3年間それなりに向き合ってみたら、その具体的な症状を理解する方がまず大事だと思った。
高橋 敦さんのこの本は、まだHSPが有名じゃない時からご自身の日常をまとめ上げてる。自分の行動を掘り下げるのはHSPは苦手だと思う。だからそうゆう日常をつれずれなくつづってまとめ上げた高橋 敦さんのこの本には尊敬の念が生まれた。(本を書いてくれてありがとう)

具体例というのがポイント

どんな時にその症状に悩まされてるか、自分で自分の日常に起きている瞬間を理解してないと対処ができないのだ。(なんで→わからない→思考停止→脳みその疲労感)。

人間疲れてる時は、問題の解決はできないのです(自慢げ)。しかもこれは「考える」という作業。ただ仕事するとかバイトに行くとかそうゆうレベルじゃない。脳みそに余力を持たないと対処できないのです(えっへん)

生まれた時からただでさえ疲れてるHSPの繊細さん。生まれてこの方どこで「脳みそ」が疲れているかも知らずに生きてきた訳です

「困った日常」を理解して、まずは「そっか」と認知する

私はHSPのこの感覚をビリビリちゃんと呼んで擬人化した。

「あ、またビリビリちゃん発動してる」「あ、これもしかしてビリビリちゃんの仕業?」「あ、もうビリビリちゃんフル稼働!!!」といっこいっこ認識しながら、私じゃないビリビリちゃんが暴れてるせいで今ちょっとナイーブと自分を受け止めた。

ビリビリちゃんを別人格の幼い子供と思ってみるとわりかしすんなり「仕方ないな」と自分を責めずに自分にイライラせず見れるようになってきた。

日が経つにつれ、自分を責めて、イライラする日が増えてきたら本を読み返した。「あ、そっか、これもビリビリちゃんだったか」と忘れちゃったり、新たな発見があったり、ビリビリちゃんを自覚するのは本当に大変。透明な(子憎たらしい)赤ちゃんみたい。

半年くらい続けたかな。習慣ができてきてビリビリちゃん対応グッツも揃えて、また忘れて、本を読み返して、私の場合は、発動するたびにその対応グッツを持つことで思い出せるようにして、思考的なものは書き出して、ビリビリちゃん徹底研究&傾向と対策を練ったのです。

はっきり言ってマジ大変。全然ビリビリちゃんは可愛くなかった

ことを再理解したのでシェア。

私のHSPの特徴具体例|PRACTICE

冒頭にあげたHSPの特徴を自分をなぞらって説明してみる。あえて悪い事例をあげてみる。

1)深く情報を処理する。
日常の嫌なことにずっと思いをめぐらせてた。ずるい人を許せなくて、その人の思考性を理解しようとした、または憤慨が止まらなくて寝れなかった。
=いつも正義に燃えるプンスカマン
2)過剰な刺激を受けやすい。
興奮しすぎ、感動しすぎるとウザいキャラ(過剰反応で過剰表現)。これは幼い頃の方が敏感で、小さい頃は車の中の匂い、電車に差し込む光、就寝中の秒針、セーターのちくちく(これはうち貧乏だったので、駄々こねたらめっちゃ怒られてギャン泣きしたのを思い出す。我慢してきてました。)
=ホームレスをみながら食事は全く楽しめない。なんならそれでやけ酒
3)共感しやすい。
真剣に聞くとか、緊張して聞くとかかな。失恋話を聞いてて告白されたとかあったな。君が真剣に話を聞いてくれるからとか言ってたな。いい話だな。いやいや、ハマるとグチ箱にされてるのに気づかなくて疲れてたり。
=善意が仇となって身を削る。
4)心の境界線が薄い・もろい。
誰かが怒られてるのをみるのは自分もしんどい。だれかが泣いてるのをみるのも過剰にしんどい。言葉尻の汚い人や声が甲高くてよく喋る人も苦手。
=職場環境、そこで働く人々から見極めて就職決めたいタイプ(非現実的)
5)疲れやすい。
1)ー4)だけでまぁ疲れやすい性格ですね。
ちなみに最近理解したのが、
思考停止=思考が停止ししているわけではなく=HSPは脳みそ稼働しすぎてパンクしているが動いてる。=疲労倍増と思っている。
=思考停止する前にカタをつけないと無限ループ
6)自己否定が強い。
これが気質だったとは。とわかったところで少し心は軽くなったけど、ここからの対策が最後まで本当に大変だった。

私は説明が本当に苦手だ。自分のことを説明したのだが、説明としてあってるか自信がない(HSP(6)発動?)。と思い始めてもしょうがないから、先に進むとともに、私のことだしまずはよしと思う(思う、思う、思う)。

ここでの練習は、自分で自分を書き出してみること。これは特に自己確認だから思い浮かばないやっていうならそれでもいいと思うし、自分がHSPに興味を持ったからやってみただけ。友達にHSPって伏せてインタビューしてみたりもした。興味深かった多様性を知るのはすごくいい。同じ悩みでも人の感じ方や説明(表現)の仕方は違う。

HSPは治るのか。

医者じゃないけど、いうと、治るよ。もうちょっというと

・ビリビリちゃんと上手に共存。
・ビリビリちゃんのせいで偏った認識の矯正。
・私を無意識に喜ばせる習慣つくり。

自分コントロールが前よりできるようになったと言える。

そもそも人の性格の影響するものって、
気質|80%
環境|20%
って言われるらしい。この数字が今も正しいかわからないけど、ポイントは20%は環境で変化するということ。

そう、行動を起こすことで、世の中の見方が変わって「生きやすく」なった。その前までは、いつも世の中に怒ってたし、いつも誰かをうらやんでいたし、そして、うまくいかない自分に自信が持てず、誰か助けてくれないかなと願ってばかりいた

私が起こした3年間の行動で、そうゆうことは無くなった。
道半ば、すぐ戻ってしまうこともあるから、これは私の記録のメモである。

今日の行動|もうちょこっと自分の書き出し。興味がでたらインタビュー。


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