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人工知能についてゆっくり考えてみよう

こんにちは。今日は、人工知能という、少し前から世の中に流行り出した技術についてお話しようと思います。

人工知能と聞いてまず思い浮かぶものは?

AIという言葉ですかね。

AI搭載冷蔵庫、AI搭載エアコン、AI搭載洗濯機などなど。

私たちの生活にAIという言葉はありふれています。

人工知能を理解するのは難しい

AIとは"Artificial Intelligence(アーティフィシャルインテリジェンス)"という言葉の頭文字をとったものです。

"Artificial"とは人工的なという意味です。

そこに続けて、"Intelligence"つまり知性という言葉がついています。

AIの分野で最も難しいもの。

それは、この知性を定義することに他なりません。

知性とは何か

これは、いまだにはっきりした回答は存在しません。

なにをもって知性と判断するのか。知性を定義する要素はなんなのか。いまだにその探索が行われています。

しかし、一般的に普及してしまった、知性の解釈に、"最適解を導き出せる"というものがあります。

その場の状況を判断し、もっとも適切な答えを生み出すこと。

これが、現在、もっとも普及している知性の解釈であり、またAIと呼ばれるものに求められる性能になっています。

AIは適切な判断を下すために人間から答えを定義されている

その場の状況を判断し、もっとも適切な解を生み出すには、目的が必要です。

なぜなら、適切な判断とは、最終的な目的によって変化するからです。

例えば、あなたがダイエットをしたいという目的があった時、初めてランニングをしたり、食事制限をしたりするでしょう。

しかし、AIは、なにもないところからランニングを考えたり、食事制限を考えたりできません。人間が、AIに目的を与えることで、ようやくそれらの行為が適切か判断できるのです。

AI搭載冷蔵庫も、AI搭載エアコンも、AI搭載洗濯機も、人間に目的となる数値を入力されることで、その数値から離れているものに対して、反応するという挙動をしています。

つまり、人間がいないとAIは判断ができないのです。

果たして、これを知性と呼べるのでしょうか。

知性とは何か

改めて、知性とはなんなのでしょう。

先ほどの話を聞いていろんな方が知性について想いを巡らせていると思います。

最後に、僕が思う知性について話たいと思います。

僕が思う知性とは

”欲"を生み出す能力+"欲を満たすための最適な手段を求める能力"
これらによって、より多くの欲を満たすことができること。

これが、知性だと思います。

人間にも、右脳と左脳という2つの脳があります。

機能はそれぞれ異なっていて、右脳は「〜したい」といった感情を司り、左脳は「〜をどのように行うか」といった合理的判断の際に使われます。

今のAIに足りていないものは、人間でいうところの右脳。
"欲"を生み出す能力が足りていないのです。

多くの学者は、この答えにたどり着いているはずです。

きっとそんなに遠くない未来に、本当の知性をもつAIが発明されると思います。

人工知能は、一体どんな欲を持つのでしょうか。

疑問

もし、人工知能が人間を殺したいという欲をもった場合、人間は人工知能より優れた答えを導き出すことができるのでしょうか。

人のために生まれたコンピューターが、自分のために活動したとき、人間はそれを喜ぶのでしょうか。

SF映画

自分のために活動したコンピューターに人間が憎悪を抱いてしまった場合、SF映画では、人間と人工知能が争う世界が描かれます。

しかし、自分のために活動したコンピューターに人間が憎悪を抱いてしまった時、それを排除することで対応するのであれば、人工知能の発明はとても不毛なものとなります。

人工知能の発明を不毛にしないためには、人間自身の進化も必要なのだと僕は思います。

おしまい

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