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人間の価値とは?

 私はここ最近になり、AIと言う言葉をよく耳にします。直近だと就職活動の際に、「これまで人間が行ってきた仕事がAIに取られてしまう可能性がある。そう言う意味で就職先選びは大事だよ。」と言う話を何度も聞きました。私はその時にこのように思いました、「我々人間の助けをしてくれると言う明るいイメージだったAIに対して、ここ最近の技術の進歩によりAIに仕事を奪われてしまうと言う恐怖感を人間は感じ始めたのではないか」と。今回はそんな急成長しているAIに負けない人間の能力などについて学びたいと思います。

・AIの歴史
・AIに人間の仕事が奪われる!?
・AIの特徴
・人間の特徴
・今後人間がより磨く必要がある力とは、、
・最後に

AIの歴史

 人工知能(AI)の研究は1950年代から続いているが、その過程ではブームと冬の時代が交互に訪れてきたとされ、現在は第三次のブームとして脚光を浴びています。

①第一次人工知能ブーム
 第一次人工知能(AI)ブームは、1950年代後半~1960年代でした。コンピューターによる「推論」や「探索」が可能となり、特定の問題に対して解を提示できるようになったことがブームの要因であるようです。冷戦下の米国では、自然言語処理による機械翻訳が特に注力されていました。しかし、当時の人工知能(AI)では、迷路の解き方や定理の証明のような単純な仮説の問題を扱うことはできても、様々な要因が絡み合っているような現実社会の課題を解くことはできないことが明らかになり、一転して冬の時代を迎えました。

②第二次人工知能ブーム
 第二次人工知能(AI)ブームは、1980年代です。「知識」(コンピューターが推論するために必要な様々な情報を、コンピューターが認識できる形で記述したもの)を与えることで人工知能(AI)が実用可能な水準に達し、多数のエキスパートシステム(専門分野の知識を取り込んだ上で推論することで、その分野の専門家のように振る舞うプログラム)が生み出されました。日本では、政府による「第五世代コンピュータ」と名付けられた大型プロジェクトが推進されていました。しかし、当時はコンピューターが必要な情報を自ら収集して蓄積することはできなかったため、必要となる全ての情報について、人がコンピューターにとって理解可能になるように内容を記述する必要がありました。世にある膨大な情報全てを、コンピューターが理解できるように記述して用意することは困難なため、実際に活用可能な知識量は特定の領域の情報などに限定する必要がでありました。こうした限界から、1995年頃から再び冬の時代を迎えました。

③第三次人工知能ブーム
 第三次人工知能(AI)ブームは、2000年代から現在まで続いています。まず、現在「ビッグデータ」と呼ばれているような大量のデータを用いることで人工知能(AI)自身が知識を獲得する「機械学習」が実用化されました。次いで知識を定義する要素(特徴量)を人工知能(AI)が自ら習得するディープラーニング(深層学習や特徴表現学習とも呼ばれる)が登場したことが、ブームの背景にあるようです。

AIに人間の仕事が奪われる!?

 冒頭にも話した通り、就活中の私もよく聞いた内容ですが、発展を続ける人工知能技術の中で、世間では「人工知能が人間の仕事を奪っていく」とまで言われています。実際に、人工知能が仕事を奪っていく未来はすぐそこなのかもしれません。
 英オックスフォード大学のオズボーン准教授らが論文において、人工知能に奪われそうな仕事のランキングをこのように発表しています。

 こんなにもAIができる仕事があると言うことは人間にしかできない仕事は徐々に限られてくると言うことが分かります。また、仕事を失う人間が溢れかえってしまう未来もそう遠くないのかもしれません。

AIの特徴

 AIが得意とするのはどのようなものでしょうか。画像認識・音声認識・自然言語処理など、AIにもさまざまなタイプがあります。
 さらに今日では、画像生成や音声生成などクリエイティブな仕事にも対応できるようになっています。
その元は全てデータにあります。すなわち、大量のデータが準備できる分野はAIが得意とします。そのデータを使って環境に最適化させることができるのもAIの特徴のようです。

例えば自動運転では、外の環境をカメラやセンサーで読み取って、自動車が取るべき行動をAIが判断しています。

人間の特徴

 人間が得意なことは、データが少なく、目標を数字で定めることができないものです。
 例えば、医学のなかでも画像診断は、徐々にAIの力が活用されています。これには大量の画像データが蓄積されてきた背景があります。
 一方で、メンタルケアやカウンセリングなど感情に寄り添う必要性がある仕事は、依然、人間の力が必要です。
 また、善悪を含む判断を下すのもAIには難しいです。
 例えば、司法の分野でも契約書の作成や、過去の事例から訴訟の優劣を判断することはAIでのサービスも出てきています。
 一方で、法廷での最終的な判断や、法の仕組みそのものをつくる政治は、AIを参考にすることはあっても、今後とも人間が行うと思われます。
 理由は2つです。
 1つ目は、法廷や政治で間違いがあった時、「AIが判断したから」では済ませられない、責任所在の問題がある点。
 2つ目は、政治が法律を作る時「どういう社会を目指したいか、目指すべきか」という価値観による判断を含み、非常に数字でゴールを設定しづらい点です。
 また、AIを作成するには膨大なデータとコストがかかります。従って、データが少ない仕事・データが取りにくい業務・マーケットそのものが小さく、AIを生成するのにコストが見合わない仕事は、人間に残されるようです。

今後人間がより磨く必要がある力とは、、

その磨く必要がある力とは、

① 読解力や語彙力
② 思考力
③ コミュニケーション力

 何もないところから新しく何かを創り出す、つまり「0」から「1」を生み出すことは、「学習」が行動の根幹であるAI(人工知能)にとってはまだまだハードルが高いです。
なので、常識や前例にとらわれない柔軟な発想や、斬新なアイデアといったものが、人間には求められていくようです。そのためには、あらゆることに興味・関心を持ち、物事をさまざまな角度から見ることのできる視野の広さを養っておくことが必要です。
 また、相手の状況や気持ちを想像して行動するなど、AIが人の気持ちを理解できるようになるのは、どうやらまだ先のようで、相手の気持ちを考えた上でコミュニケーションしたり、交渉したりする力は人間ならではの強さにつながると考えます。

最後に

 今後、今より遥かに我々の生活にAIが身近なものになってくるはずです。そしてもっと我々の生活を楽にしてくれるでしょう。
 しかし、AIに頼るばかりではいつかAIは人間を超えてしまうのではないかと私は思います。「AIに使われる人間」今はマンガのような話に感じますが、そんな世界にもいつかなってしまうかもしれないと私は感じます。なので、人間の大きな武器「心」「脳」これはをもっと使って、人間だけにしか出来ないものもっと磨かなければいけないと感じました。







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