日本の危機!?

・はじめに
・地方創生とは
・地方創生の基本目標(具体的な取り組み)
 1.地方に安定した雇用を創出する
 2.地方への人の流れをつくる
 3.若い世代のファミリープランを実現する
 4.地域と地域をつなぐ
・おわりに

・はじめに

 私は地方創生と言う言葉はテレビのニュースなどで聞いたことがありましたが、「具体的に何を指しているのか」「どのようなことをしようとしているのか」などは詳しく知りませんでした。
なので、今回は地方創生とは「どう言うものなのか?」「具体的な取り組み」などについて調べてみました。

・地方創生とは

 少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくために、まち・ひと・しごと創生(※)に関する施策を総合的かつ計画的に実施する。

※まち・ひと・しごと創生:以下を一体的に推進すること。
まち…国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会の形成
ひと…地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保
しごと…地域における魅力ある多様な就業の機会の創出

・地方創生の基本目標

 「人口減少問題の克服」と「成長力の確保」を長期ビジョンンに掲げている地方創生。 2020年までの具体的な取り組みは、大きく4つに分けられます。

1.地方に安定した雇用を創出する

 1つ目は、地方における安定した雇用の創出です。特に若者(15~34歳)の正規雇用数の向上と女性の就業率の向上に力を入れています。

 施策としては、地域産業の競争力を高めることを目的として包括的創業支援、中核企業支援、地域イノベーション支援、金融支援、対内直投促進といった業種を横断した取り組みの他、農林水産業の成長産業化、サービス業の付加価値向上、観光産業の活性化、地元名産品のPR、文化・アート・スポーツの振興推進などの分野別の取り組みがあります。

 地方での雇用や人材育成のサポートとしては、「地域しごとセンター」「プロフェッショナル人材センター」の整備と運営も施策として挙げられています。また、地方行政組織は地域を支える中堅企業・中小企業に対して新設された“地方創生交付金“や”ものづくり補助金“、設備導入費用の助成金などを活用して支援することができます。

2.地方への人の流れをつくる

 2つ目は、地方から首都圏への人口流出を減らし、首都圏から地方への転入を増やすことを目的とした地方創生事業です。「移り住みたくなる地域」「そこで働きたくなる」地域をつくる活動とも言えます。

 地方への移住推進のため、全国移住促進センターをオープンし移住情報一元提供システムを整備すること、地方居住推進国民会議を開催すること、アメリカで普及しているCCRC(継続的ケア付きリタイアメントコミュニティー)を日本社会の特性に合わせてアレンジし普及させていくことなどが施策として挙げられています。 また、地方での雇用を創出し就労を拡大するために、企業の地方拠点強化、政府関係機関の地方移転のほか、テレワークやサテライトオフィスといった、新しい働き方の促進などが掲げられています。

3.若い世代のファミリープランを実現する

 3つ目は、若者が安心して結婚・出産・子育てができる社会をつくることです。特に子どもを持った後にも、ワークライフバランスが保てることを目指した取り組みです。

 ファミリープランの経済的基盤づくりとも言える若年者グループの雇用対策、正社員化実現にはじまり、子育て世代包括支援センターの整備、育児休暇の取得促進、長時間労働の抑制といった、子育てやワークライフバランス実現のためのサポートが挙げられています。

4.地域と地域をつなぐ

 4つ目は、「時代に合った地域づくり」「誰もが安心して暮らせるまちづくり」を実行するとともに、地域間の連携を図っていくという視点です。例えば、以下のような施策が挙げられています。

・子どもからお年寄りまで様々な人々が分け隔てなく交流できる「小さな拠点」の形成
・都市のコンパクト化と周辺地域とのネットワーク形成
・連携中枢都市圏の形成
・定住自立圏の形成促進
・地域連携事業としての地方都市における経済や生活圏の形成
・大都市圏において安心できるくらしの確保
・既存ストック(不動産)のマネジメント強化

おわりに

 私は生まれてからずっと都心の方で育って来たため、地方の田舎に住んでいる祖父母の家に帰った際に、若い人が少なく、そもそも人があまりいないなと感じていました。しかし、田舎の祖父母の地域はとても穏やかで自然豊かです。山があり、海があり、夏にはカブトムシが捕まえられて、冬には雪が積もります。とても、心が落ち着く場所です。この他の地域にも素晴らしい所は多くあるはずです。この素晴らしい地域を無くさないためにも今後私達はこの問題を自分ごとに置き換えて、しっかりと向き合って考えて行かなければいけないと感じました。



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