革職人として、やらないと決めたこと
こんにちは。Mz leather filmの宮脇です。
ぼくは2021年に独立し革職人として活動をはじめました。
そんな中で、革職人としてやらないと決めたことを書いてみようと思います。
簡潔に言います。それは「誰にでもできる簡単なことをしない」ということです。
プロとして、覚悟を持ってやっているので、ある意味当然かも知れません。
具体的にはどういうことか?
ぼくの中では、「他者の批判をしない」ということです。
過去の自分
というのも、ぼくは以前よく他者の批判をしてました。
昔のぼくの思考を書いてみます。胸糞閲覧注意です。
・大量生産品については
→「機械が全部作るなんて味気なくて価値がない」
・初心者が高級皮革を使う
→「あなたにそんな革を使う資格あるんですか?」
・クロムレザー
→「経年変化もしないしコバは磨けないし、つまらない素材」
・革製のスマホケース
→「スマートフォンという最先端のモノづくりを、ただ覆うだけの何の価値のないもの。」
などなど、自分の考えや好むもの以外は全て悪!という惨めな考え。また、自分が使えないアイテムを使ってる人への嫉妬。これぞ未熟者の極みのような思考でした。
あれ?これって、、、
ある時、気づいたんです。
(正確なきっかけは覚えていませんが、Twitterで他の方が、批判ツイートをしていたのを見たときだったかな?と思います。)
「あれ、他者を批判するって、誰にでもできる一番幼稚な行為なんじゃないかな?」と。
世の中には色んな人がいるんです。革が好きな人もいれば嫌いな人もいるんです。それはちょっと考えればわかることなのですが、視野が狭くなっているとなかなか気づけないんです。
趣味としてレザークラフトを始め、インスタもTwitterもはじめました。そんな中で多くのレザークラフトをやる人たちを目にしました。
自分は他の人たちと違ったものを作りたい!自分にしか作れないなにか特別なものを作りたい!!
そういう思いが強くなっていったんです。つまり差別化したかった。でも当時のぼくは広い世界を知らず、自分の今まで生きてきた世界が全てだと思っていた。そんな未熟なぼくが他と差別化したい!と思った時に出てくるのは「他者への批判」だったんだと思います。
そう、「他者への批判」は完全なる思考停止の現れなんだと気づいたのです。
プロとして
批判している時点ではまだプロではないですね。とぼくは思います。
なぜなら批判という行為が未熟なものがする行為だから。思考停止した人がやる幼稚で簡単な行為だから、です。
「なぜこう思うんだろう?」「なるほど、こう考える方もいるのか」
このように他者を理解して、自分自身が大きくなっていかないといけない。そう思っています。
こんな事を言っておいて、ついつい批判ツイートなどしてしまうかもしれませんね。そうしたらまた反省し前を向くだけです。
さあ前を向いて頑張りましょう。
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