見出し画像

独立して分かった事(3)

こんにちは。写真はバンクーバー近郊のゴルフ場。ようやく気温も上がってきたのでゴルフシーズンになりました。

今回は独立して1年半が経ったので、「独立して分かった事」の第三弾を書こうと思います。以前も独立した後に気づいたことを書きましたが、一生に一度しかない事なので都度備忘録として書き留めていこうと思っています。

これから独立を考えている人だけではなく、仕事をしている方に少しでも何かを考える機会になってもらえたらと思います。

*** *** ***

ビジネスプラン

実体験から思う事ですが、独立すると決める時は「どんな風に働いていく予定か」というイメージは具体的に持っておいた方が良いと思います。

パートナーとやっていく人や誰かを雇用するのを前提にする方もいると思いますが、私は基本的には1人でやっていくというのを前提にビジネスプランを立てました。

ビジネスプランというと予算や売り上げ予測などの数字的な部分にばかり意識が行きがちかと思いますが、それ以上に大事なのは基本的なビジネスモデルだと思います。

パートナーや雇用前提でのビジネスであれば、もちろん数字的な部分も変わってくると思いますし、役割分担や収益の振り分けという部分も考える必要があります。

一方で個人事業主として1人だけで仕事をしていく場合は、初期投資額も少なくなりますし、全てのことを1人でしていかなければいけないので実務の他にも時間が取られる部分も意識しなければいけません。

売り上げ予測というのはビジネスを始めた時というのは分からない部分が多いので、予測というよりは「最低限、毎月必要な生活費」を把握した上で、それを満たすくらいを先ずは売り上げ目標とするのが良いと思います。

移民コンサルタントという仕事では、法人のお客様も多いのでお客様のビジネスプランを一緒にレビューすることもしています。人事の経験と新規起業案件のサポートをしてきた経験はここでも活かされていると自負しています。

その経験をもとに、自分自身が独立する際にも出来る限り俯瞰で考えるようにしていました。ビジネスプランはその通りにはならない事も多いですが、上述したように、どんな風に仕事をして行きたいかという部分と最低限必要なお金は決まっていると思うので、そこを軸に肉付けしていくイメージでザックリ立てておくと良いと思います。

*** *** ***

代わりはいない

そんな風にビジネスプランを自分なりにイメージしていたのですが、実際に独立してみて痛感していることの1つに「代わりはいない」と言う事です。

会社員時代もどこかで代わりはいないという風に思っていたので、少し体調が悪くても「行かなきゃ」とか「私がやらなきゃ」と思っていました。でも、今思えば虚構でした。実際には、「会社員の場合は代わりはいくらでもいる」と思います。

会社員として働いていた時に、何度か誰かが急に退職したり休職することがありました。その時に急に雇うことはできないので、その間は既存の社員が代わりに仕事をするので仕事量が異常に増えたことがありました。

そこで既存の社員が残業をすれば業務が回ると分かった場合は、新規採用がされないままになることも多かったです。何度かそれで辛い状況にも陥ったので、それ以降は頑張って残業をして仕事をこなすのをやめました。そして、きちんと「代わりの人を採用して欲しい」と伝えるようにしました。

会社は組織ですので代わりの人がいるのが前提でビジネスが成立しています。ですから、社員への負担が多いと判断したら人を増やしていくという姿勢で、逆に業績が悪ければ人員削減をして行きますよね。そんな風に人員への対応力があるというのが会社の強みだと思います。

一方で、個人で仕事をしていると文字通り「代わりはいません」。例えば、私が急に仕事ができない状態になったらお客様の案件は止まってしまいます。政府からの連絡も法定代理人である私にしか来ないからです。

政府へ申請した後も追加書類のリクエストの連絡が来ることがありますし、永住権申請は1年以上かかるプログラムも複数あるので、お客様とのお付き合いは結構長かったりします。

これって、お客様の立場からするとリスクが高いですよね。だからこそ、「成約してくださるという事は、私を信頼して任せてくれている」という風に捉えています。これは会社員時代には感じられなかったものです。

責任という部分では結構なプレッシャーではありますが、それ故にこれまで以上に体調管理は徹底していこうと思っていますし、万が一の時に移民コンサルタント仲間へ引き継ぎ出来るよう、横の繋がりというのも大切にするようしています。

そんな風に独立してから「自己価値」や「存在意義」みたいなものを強く意識するようになりました。これには大きな負荷も伴いますが、それ以上の言葉で表せないほどの喜びも感じられます

*** *** ***

今回は「独立して分かった事」の第3弾として少し深い部分まで言及しました。今回の内容は結構真髄をついていると思うので、覚えておいていただければと思います。

改めて「背負っているもの」を意識しながら、これからも責任を持ってお客様のカナダ生活への第一歩をサポートして行きたいと思います。

という訳で、今日の一言はこちら↓

“The thing that motivates me is a very common form of motivation. And that is, with other folks counting on me, it’s so easy to be motivated.” by Jeff Bezos

*今日の1曲: "Elon Musk ft. Gunna" by DDG             イーロンマスクは今世紀最大の革命家だと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?