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心理テストとキャリアプラン

こんにちは。今年の夏は何とも心地良い気温が続いています。今日の写真は海にあったオブジェ。世界中の言語があって日本語もありました。

さて、今日は「心理テストとキャリアプラン」というテーマで書いていきます。仕事柄、ずっと履歴書を見てきていて、とにかく沢山の人のキャリアプランを見てきました。そんな自分自身の経験を踏まえて書こうと思います。

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先ずは心理テストから。昔、何かの番組でやっていて結構当たっていたのでご紹介します↓

<あなたは最近引っ越ししました。その部屋に前の人が置いていったものがありました。それは何でしたか?>

1:紐で束ねた本
2:ベランダの植木鉢
3:下駄箱の靴
4:壁にかけた時計


。。。。


これで分かるのは、あなたが「諦めていること」らしいです。
それぞれの答えは以下の通り。

1:本を象徴しているのは、キャリアの成功や出世
2:植木鉢は、癒しの時間や趣味の時間
3:靴はカップルをあらわしていて、出会いや恋愛・結婚
4:時を刻む時計は、流行やオシャレ


・・・だそうです。どうでしょうか?

私が選んだのは2でした。最近、公私ともに「やるべき事」と「やりたい事」が溢れているので癒しの時間や趣味の時間が必要なようです。。。

実は、数年前に同じ心理テストをして、その時の回答は1の本でした。
子供の頃から海外移住を夢見ているくらいなので、自他共に認める「野心家」で通っていたのですが、当時は人生で初めてと言っても良いくらい野心や向上心が無くなっていました

カナダ移住を達成してからもキャリアの成功や出世を一番に考えて色々頑張ってきた20代を経て、30代になり穏やかな日々が続いていました。性格的にそんな生温い生活には嫌気がさすかと思いきや、結構普通に楽しんでいる自分がいたのです。

「諦めた」訳じゃないけれど、「諦めていること」という意味では当時の私の気持ちを象徴していました。それは当時の会社にいる限り出来ない事があると悟った時期でもありました。出世やキャリアの成功というのは望めない=諦めているという事で当たっていると思ったのを記憶しています。

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何かを達成したいと思った時、行き当たりばったりで取りあえず行動に出て臨機応変にその場その場の状況に応じてやっていくという人もいるかと思います。SNSでも「とにかく、やってみる」というNikeのスローガンの「Just do it」というのを提唱している人が多くいます。

ただ実は臆病者で器用ではないので、私は最初に何かを達成したいという目標に対してお金と時間がいくらかかるのかというのを計算します。それからその計算のもとに逆算して1年・3年・5年単位でするべき事を列挙し1つずつ実行して行くという方法をとって目標を達成してきました。

この方法で達成できなかった事は正直殆どありません。ただ、めちゃくちゃ時間がかかってしまいます。結果を早く出したい人にはオススメではないです。ただ、時間がかかるけれど最終的にしたい事に必要なスキルと経験を積む時間として有効に使えば全く無駄にはなりません。

結婚なども含めてライフプランを立てる時に年齢を軸に「30歳までに結婚したい」とか「35歳までに独立する」と決めている人を多く見かけます。でも、私はこの年齢基準というのは少し危険だと思っています。理由は2つあるので説明していきますね。

①「年齢と自分の成長が伴っているとは限らない

1つ目の理由として、年齢と自分の成長とのギャップをあげてみました。もちろんギャップがない人もいると思います。年相応にスキルアップして着実にキャリアを積んでいく人もいると思います。

ただ、例えば転職するのが割と一般的になっている事を考えると、転職する事でキャリア転向する可能性もある訳で、そうなると一概に年齢を軸にどうなりたいというのを決めにくくなります。

私の場合は20代で住む国すら変えてしまったので、キャリアは振り出しに戻されました。そんな風に海外移住までしてしまうと、全て1から考えていかなければいけない訳です。

人生には「こんなはずじゃなかった」という事が有り得るという事を念頭におくと、年齢を軸に長期的な計画は立てられないと感じます。年齢はあくまでも指針にして、やはりキャリアプランを立てる時は今から1年後・3年後・5年後と細かく設定することをオススメします。

②「年齢を意識しているのは世間体を気にしている証拠

2つ目の理由は、年齢を気にしているのは主体性がない証拠というもの。つまり、世間的にみて「30歳までには結婚してる」方が良いとか、「20代で独立なんて凄いね」みたいな印象があるのを意識している証拠という事です。

確かに20代のうちに何かを成し遂げたら、50代で成し遂げた人よりも世間からの評価は高いかもしれません。でも、大事なのは年齢ではなくて自分にとって本当にやりたかった目標を成し遂げられたかという事。

例えば、世間からしたら「遅い」という評価であっても、自分にとっての最適な時期というのが個々にあると思います。それに従って、十分に準備をして「その時」を待つのも1つの方法で決して悪い方法だとは思いません。

年齢にこだわらずに気長に長期計画でコツコツ小さな目標を達成する。これが私が導き出した最善のキャリア達成の方法でした。

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「出世やキャリアの成功を諦めている」と言うと、かなりやる気のない怠惰な人みたいですが、当時の自分を肯定をする意味で書くならば、「現実を熟知していて自分の限界を認めている」という証拠だと思います。

英語でも「Sky is the limit」と良く言われていて、確かに夢は大きく自分に制限をかけないで頑張れるところまで頑張る人は素敵です。そして、私もきっと若い時はそう言う野心家の1人でした。

ただ、「現実的に自分のリミットを知る」というのは年を重ねた人間だけが出来ることだと思います。子供の頃にはスーパーマンになれると思っていた少年も大人になるにつれて現実的な夢を掲げる訳で、自分の能力を理解した上で頑張れば届く夢を見る事は決して格好悪いことではありません

そんな風に、年相応に得た智慧を活用しつつ自分が達成し得るであろう夢を1つずつ叶え続けていく事で、いつの間にか大きな夢につながっているのが一番の理想だなっと思いながら日々精進しています。

そして、私の将来の夢の1つはライフコーチングなので、この記事が誰かのライフプランの役に立てればと願っています。と言う訳で、今日の一言はこちら↓

“When you do the things in the present that you can see, you are shaping the future that you are yet to see.”  by Idowu Koyenikan,

*今日の1曲:No question by m-flo                                                            ”夢が叶う日まで No question"    デビューの時から好きです


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