見出し画像

ゴルフから学ぶスランプ克服法

こんにちは。今日の写真はホールインワン(Hole in one)を取った直後の私。そう、私の一番の趣味はゴルフで、その為に生活は全て回っていると言っても過言じゃないくらい大好きなスポーツです。

今回はゴルフの話をしようと思っています。ゴルフは日本では敷居が高いスポーツですが、カナダはゴルファー天国と呼ばれていたりします。その理由は、、、

1:比較的安くプレイできる(市営であれば5000円ほど)        2:とにかくゴルフ場の数がすごい(アメリカに次いで第2位)     3:夏は日が長いので仕事の後にもプレイ可能(朝6時から夜9時半まで)4:ゴルフ場までの距離が近い(家から30分以内に20コース以上所在)

とてもゴルフをしやすい環境が整っていたので、スノーボードで怪我をしたのを機にゴルフをするようになって10年が経ちます。

ゴルフをしていると人生と似ているなと言う局面によく出くわすのですが、今日は『スランプの克服方法』を紹介していきたいと思います。

ゴルフが分からない方でも何か感じてくれる事があればと思います。(ゴルフ用語は英語しか知らないので()に英語を書いておきますが、カタカナ表記が変な場合は御了承ください)

*** *** ***

1:パターグリップを変えた
ゴルフは18ホールあってアマチュアは2パットで決めるのが基本と言われているので、36パットまでは良しとされています。ちなみにプロは殆ど30パット以下です。

そんな中、ある日パットの調子が急激に悪くなってしまい、37パット以上は当り前で一番酷い時は42パットもしちゃったラウンドも。で、調子が悪くなると自信もなくなっていき、打つ前に芝の流れを深読みしたり、手元が定まらないまま打ってしまったりミスをするという悪循環に陥りました。

理由が分からなくてモヤモヤしていたある日、グリップがかなり擦切れていて一部はメタルを感じるくらいになっている事に気づきました:寿命です。そう、こんなに近くに原因があったのに気づかなかったのです。

それから、グリップの種類をリサーチしたところ、プロ選手も多くの人が最近は太めのグリップに変更しているのを知りました。太めにすることで手首が動きにくくなるので、ストロークにブレが出ずに安定するらしいです。

早速、グリップを太めに変えてみて確かに効果的だと分かりました。それからパットは大分良くなりました。

人生でも調子が悪くなると、マイナス思考になり、どうせ又ダメだろうと何かをする前から諦めてしまう時もあったりします。そんな時こそ、問題の根源を見つける努力をしてみる。すると、意外に身近にあったり単純に解決できる事かもしれません。

*** *** ***

2:苦手なショットを徹底練習                    当たり前の事ですが、苦手なことを克服するには練習しかありません。でも、私がゴルフで上達した理由は練習ではありません。実は練習は好きじゃなくて殆どしてきませんでした。

では、どうやって上達したのかというと、私が選んだ作戦は苦手な事を可能な限り避けるようにプレイする事でした。ちょっと屈折的に聞こえるかもしれませんが、実際かなり効果的だったのでオススメします。

具体的に言うと、私はバンカーショット(bunker shot)が苦手でした。じゃあ、どうするか?方法は2つしかなくて、1)バンカーを避けるか、2)サンドショット(Sand shot)を練習するかです。

初心者の頃は1)を実践していて、100を切る事に成功しました。グリーンの周りにあるバンカーが苦手なので、距離的にはグリーンに届くのにわざとバンカー手前までにレイアップ(lay up)をするという作戦を続けてました。

ドライバーを打った後の第二打をグリーン手前(50ヤードから80ヤードを残す)までに打つというのを繰り返しました。この方法の何が良かったかと言うと、苦手なバンカーに入らないで済むというだけではなく、第二打と第三打のショットの精度を上げるという練習として非常に効果的でした。

ただ、最近は2)へシフトしつつあります。というのも、昨年から違うクラブにしてスイングも変更した事で飛距離が伸びていき、どうしてもセカンドショットでグリーンを狙う必要が出てきました。そうすると、その距離感の練習をしていないのでグリーンに乗らず逆にバンカーにいってしまう事も増えていきました。

バンカーに入ってしまう頻度が増えてしまうのであれば、当然ながらサンドショットの練習は必要になってきます。苦手なことは少ない方が当然スコアも良くなるので、自分のスキルレベルに応じて練習することを変更していくのが良いと思います。

私の持論ですが、かなりの時間を費やしても苦手な事が得意にはならないと思っています。それなら、得意なことに時間を費やして更に特技にしてしまう方が良いというのが私の考えです。

ただ、やっぱり更にレベルアップするには苦手な事も普通に対応できるくらいにはならなければいけないので、弱点を減らすという気持ちで練習しています。

何かに勝つために勝つ方法をどれだけ用意できるかという方法でいく人もいると思いますが、最初は負けてしまう理由を避けるという守りを強くする作戦が良いと思います。負けないようにする戦略で知識や経験を得た後に、勝つための戦略を練るのが向上していく秘訣かなっと。これはスポーツに限らずビジネスや人生一般でも言える事だと思ってます。

*** *** ***

3:得意なコースでプレイする                    3つ目は自分が好きなコースやここは上手に出来たなと覚えているコースでプレイする事。私は余り正直コースやホールを覚えていない方なのですが、それでもこのコースは好きとか嫌いというのはあります。

イメージが良いところでは気分的にも楽しいし、何より自信というのはゴルフの上達に必須の条件なので、自信をもって臨めるコースでのプレイを暫くする事はメンタル面で必要だと思います。

人生でもポジティブな人とネガティブな人で同じ事が起きても反応が違います。どんなに頑張っていても低迷期は来てしまうので、そんな時に大事なのは過去の良いイメージをどれだけ覚えていられるかだと思います。そして、それを再現する自分をビジョンしていく事で前向きになれるかなっと。

*** *** ***

上記の通り、スランプの克服方法は単純に言えば3つ。

1つ目は物理的な問題の改善。                    2つ目は苦手な部分を避けてからの克服する為の練習。         3つ目は精神的な部分の改善。

ゴルフは練習したからといって直ぐに結果が出るスポーツでもないですし、14本のクラブを駆使してスコアを下げていくので複雑です。苦手意識とか自信がない状態とかがあると身体は正直で直ぐにクラブを通じてボールにもその気持ちが伝わってしまい結果は悪くなってしまいます。

ゴルフは80%メンタルのスポーツとも言われています。プロになるのにはスキルに加えて、悪かったショットを直ぐに忘れて、良かったショットを出来る限り長く覚えているという記憶力スキルを持っているそうです。これには意識的に脳トレをしないと出来る事ではありません。

人生においても、スランプに陥ることは必ずあって、そこを抜け出すのにただ何もしないで待つという人もいると思いますが、私はやっぱり何とかして早く抜け出したいと思います。

そんな時にゴルフのスランプの克服法を思い出すと人生にも役立つと思う事が多々ありました。人生よりも遥かに頻繁にミスが犯すし、スランプにも陥るスポーツなので、ゴルフをしているとメンタルは凄く鍛えられます

ただ、ゴルフは本当に好き嫌いが分かれるスポーツです。それはゴルフを続けていくのに必要な事が色々あるからだと思います。例えば、性格的には負けず嫌い・根性がある・ポジティブ・すぐ忘れる・凝り性・忍耐強さがあれば向いていると思います。

でも、最初から上記の性格が備わっている人は少ないので、皆んな人生で色々経験して変わっていったり、ゴルフをしていく中で培っていったりするように思います。という訳で、今日の一言はこちら↓

“Success in this game depends less on strength of body than strength of mind and character.” by Arnold Palmer

*今日の1曲:ROXANNE by Arizona Zervas             最近よく聞いている夏に合う楽曲




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?