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オフィスと家の境界線がない空間にて・・・

こんにちは。今日の写真は以前の職場からのもの。海と山と大きな公園とビルが混在する景色が大好きでした。

さて、カナダは日本より一足先に外出自粛規制が出たので、リモートワークも1ヶ月を超えました。リモートワークをするのは初めてで、家も狭いので最初は四苦八苦したのですが、そんな事も含めて家にいて色々気づいたことを今日は書いていこうと思います。

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<コンピュータースキル>
会社では割と大きなモニターのダブルスクリーンで、ウィンドウズ10を導入したコンピュータでした。そして、当たり前ですがプリンターもコピー機も直ぐそこにある状態で仕事をしていました。

家ではMACの13インチのラップトップしかなく、プリンターもスキャナーもありません。今まで出来ていた事ができなくなって、業務の効率が非常に悪くなり、恐らく通常の2倍以上の時間がかかっていると思います。

こんな風に効率悪く仕事をするようになってから、オフィスで隣で仕事をしていた60歳の同僚が私なら数時間で終わる仕事を1日中やっていたことを思い出しました。恐らく彼女は今の私のような風にして仕事をしていたんだろうなと想像しています。

リモートになってから余計に思うのは、コンピュータースキルの必要性。私の業務の場合、所定書式と関連書類やレターを纏め100ページ以上の書類一式を準備して、それを小分けにして政府指定のアカウントにアップロードしていくのが最終的な目標です。

その作業はプリンターとスキャナーがあれば割と楽にできるのですが、家ではPDFのソフトウェアを使って編集・作成しなければいけないので結構な時間とスキルを要します。

60歳の同僚は当然出来るわけもなく…私の仕事が増えていってるのが最近の不満です。っていうか、家で仕事ができない人がリモートワークってどうなんですかね?!
=機能があっても、それを使いこなせる知識がないと意味がない

<デスク>
持病のヘルニアがあって、今の会社に入社してからもギックリ腰をしてしまい2週間仕事ができない状況がありました。それを機にオフィスにはStand upデスクを設置してもらえたので、立ったり座ったりを繰り返しながら仕事をしていました。

家にはデスクはないので、ダイニングテーブルとチェアを代わりにして仕事をしています。年始に独立を視野にホームオフィスを作ろうとしていたのですが、この事態には間に合いませんでした・・・。

ただ、その手始めとして昨年末に新しいハイテーブルとスツールを買っていたので、お食事はそこでするようになっていました。

新しいデスクを買ったら捨てようと思っていたので、以前のダイニングテーブルを捨てていなかったのは不幸中の幸い。
=前もって準備をしておくと、思わぬところで良いことがある      

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<筋トレ>                             ゴルフシーズンが始まるまでは、バトミントンに行ったり自宅のコンドにあるジムで筋トレをしていました。それが、コロナの影響でバトミントンもできず、ジムの利用も禁止されてしまいました。

自宅にあるのは、ヨガマットとローラー2つとバランスボード。これは毎朝通勤する前に15分のストレッチをする時に使っていたものでした。

家で仕事をするようになって、これらが身近にあると息抜きをする際に少し筋トレもできることに気づきました。今は一区切りつくたびに立ち上がって、軽くストレッチしたり筋トレしたりしています。
=何も言い訳できない環境を身近に置くと、物事は意外に継続できる

<時間の管理>
家で仕事をするようになりましたが、通勤していた時と同じ時間に起きるようにしています。通勤や身支度がなくなった分、早く仕事が開始できるので逆に早朝勤務になりました。

しかも仕事の合間に家事をしたり、筋トレもして居るから、あっという間に7時間が経って、15時にはお仕事終了の毎日になりました。このライフスタイルになってから仕事後の時間がすごく有意義になりました。

仕事の後は、こんな風にブログを書いたり、ギターを弾いたり、映画を見たり、音楽聴いたり、読書したり・・・と就寝までの時間が長いので色々なことが以前より余裕をもって出来るようになりました。
=リモートワークは規則正しくすれば、有意義に時間を使えて最高

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<食事>
時間の管理ができたら食事も同じような時間に取れば良いのですが、実はこちらは少し乱れています。早くから頭を使うからか、ブランチくらいの時間でお腹が空いてしまいます。

それから15時に仕事を終える頃にまた少しお腹が空いて、19時過ぎに夕食をとりたくなるようになりました。以前は12時半からランチで、18時半からディナーと決めていたので1食多くなってしまった感じです。

そのせいなのか(そのせいです・・・)筋トレして運動量は増えたのにお腹に贅肉が目立ち始めました…。これはダメだということで、今週から筋トレの時間を伸ばして間食は最小限にするようにしています。
=家には誘惑がいっぱい 体型管理は意思を固く持たないと難しい

<身だしなみ>
会社に行っていた時は前日から翌日に着る服を用意して、翌日はそれを着て出勤していました。家で仕事をする事になってからは、外出は殆どしなくなったので、もちろん前日からお洋服を用意する事はなくなりました。

外出自粛要請が出て居ることもあり、基本的にはランチも作るようになり、ディナーを作る機会も増えたので、仕事が終わってからも用事がない限りは殆ど外出していません。

そういう状況になると皆さんご想像通りかと思いますが、完全に身だしなみも家モードになってしまいます。基本的にはすっぴんでメガネの日もかなり増えました。そして、部屋着で外に出るときもカジュアルな服ばかりです。それでも王子は気にしないと言うのですが、、、
=スッピンでも可愛いと行ってくれる彼が居ると、女子力は急降下する

<彼との距離感>
実はこれが一番難しくて、正直今も調整中という感じです。最初の1週間は厳しかったです。狭い家なので直ぐそこに居る感がすごくて、お互いに何か気になって集中できませんでした。

2週間目に入ってから彼が1日中友人宅へ外出してくれて、久しぶりに一人で夜まで過ごしました。異常な寂しがり屋の私にも一人の時間は必要だったのだなと初めて感じました。

きっと同じことを思ってた彼が翌日からベッドルームで仕事をしてくれるようになりました。なので、部屋が離れて見えなくなったことで仕事にも集中できるようになって、時々「どう、頑張ってる?」と声を掛け合うのが良い感じになりました。
=会えない時間があって会いたくなる気持ちの大切さを知る。

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我が家は小さなコンドなので、オフィスと家の境界線がありません。

そんな中で上記のような気づきが日々あって、正直仕事モードに自分を持っていくのが難しい時もあります。そんな日はコンタクトをして、仕事に着て行った服を着てみたりする日も出てきました。

先日はペディキュアが剥げていたのを暫く放っておいたのですが、ラメ入りのものに塗り替えたら気分が上がりました。自分の中の乙女度を久しぶりに感じる事ができて嬉しかったです。

家で仕事をするようになって一番良かったと思うのは、独立後と今後の私たちの新しいライフスタイルの予行演習ができている事。正直、オフィスと家の境界線のない空間で、2人で家で仕事をするということが可能なのかすら分からなかったのです。

それが、この思いがけない事態から到底予想できなかった未来が急にやってきて、強制的に家で2人で仕事をすることになりました。これを機に、逆に新しいライフスタイルが具体的に見えたことで安心感を得ています

もちろん、これからも不透明なことは多々あります。でも、世界中の皆さんが安心して暮らせる日が一刻も早くきて、振り返った時に「2020年の前半はヤバかったよね」と笑って話せている未来に希望を抱いていたいと思っています。という訳で、今日の一言はこちら↓

"Successfully working from home is a skill, just like programming, designing or writing. It takes time and commitment to develop that skill, and the traditional office culture doesn’t give us any reason to do that." by CEO of Groove

*今日の1曲:"No Telephone" by Horiemon feat. CEO        ホリエモンが電話をラップでディスる曲、、、嫌いじゃないんです



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