見出し画像

英会話に使えるコミュニケーション能力とは?!

こんにちは。今日はメキシコのプライベートビーチの写真。初めて行ってから魅了された国です。後1ヶ月で又メキシコに行けるので楽しみです♪

さて、前回英語テストのお話をさせて頂きましたが、英語テストの点数と会話力というのは必ずしも比例しません。実際、テストが満点の人でも会話力はイマイチな人を多数見ていきます。今回は、英話力に必要なコミュニケーション能力について書いていこうと思います。

テストの点数は、就職活動をする時や昇級試験の際には英語力の証明という意味で役に立ちます。ただ、実際に英語で仕事をする・海外で暮らすとなると、Speakingの点数が高いからといって会話が上手に出来る人とは限らないというのが分かります。テストは質問された事に的確に答える事が重視され採点されますが、日常会話では話の流れや内容が会話力として判断されます。つまり、単語や文法の正確性だけではなく、コミュニケーション能力が無ければいけません。それは、外国語に限らず母国語であっても同じ。同じ言葉を話しているのに会話がかみ合わない人がいるように、言語能力を超えたコミュニケーション能力が会話力には必須です

以下、英会話という観点から、私が考察する「コミュニケーション能力の高い人」について順番に説明していきます。普段使えそうなフレーズ例も含めておきますので御参考まで。

*** *** ***

①相手の意図していることを理解する

当たり前の事ですが、相手の意図している事を理解できなければ会話は成り立ちません。日本人には「察する」という文化があるので、比較的この能力は潜在的に備わっていると感じます。
言いにくい事を言う時は、英語でも "You know..."と濁して明確に言及しないケースもあります。その時に、いかに相手の意図している事を汲めるかというのはコミュニケーション能力の大きな柱となる能力であると思います。

英会話でのフレーズとしては、"I see"や"I know"が同調の相槌としてよく使われていて、 "sure"や"okay"は何かを頼まれた際の「了解」という意味で使われます。又、相手の気持ちに非常に共感しているという意味を込めたければ、"I know what you mean"や"I hear you"というのを使ったりします。

②話が不明瞭な時には直ぐに聞き返す

英語習得や会話力を高める上で、日本人の悪い癖である「知ったかぶり」は一番の障害となります。分からないのなら聞けば良いだけの事ですが、日本人には話の流れを壊してはいけないとか、聞いていけば次第に分かるだろうという考えで、実際に聞かない人が多かったりします。

ただ、英語で会話している時は、最後に"What do you think?" や"How about you?"というように自分の意見を聞かれる事も多いので、その際に答えに詰まる方が恥ずかしいと思います。そうなる前に、分からない時は話を遮ってでも、"What did you say?" と単純に聞き取れなかった時には聞き直す、又は" What do you mean by...?"と言う風に「〇〇ってどう言う意味?」と相手の言った意味をその場で確認しましょう。

③相手が本当に理解しているか確認する

②と逆パターンですが、人は相手から分からないと言われなければ、分かっていると過信するものです。しかし、英会話の場合は、アクセントやイントネーション・発音の違いにより、自分が言っている事を理解されていない、若しくは勘違いされる事もあると思っておいた方が良いかもしれません。

その確認として一方的に話し続けるのではなく、途中で相手が分かっているのかを聞いてあげることができる人がコミュニケーション能力に長けている人だと思います。口語で特に黒人の人がよく使う確認フレーズは、"You know what I'm saying?" や"You know what I mean?"と言うのがあります。時々、"Do you understand?"と聞いている人がいますが、個人的には少し高圧的で上からに聞こえるので私は使いません。

④こちらの意見や意思を明確に伝える

上記の通り、英語での会話では文化的背景の相違もあり、誤解が生じる事もあります。自分達が当たり前だと思っている事も、国や文化が違えば全く真新しい事かもしれません。例えば、机の上に足を乗せる人は無礼だと言う話は日本人同士では共通認識として話せる事ですが、他の文化では特に無礼ではないかもしれません。英会話では、自分が話したいポイントを明確化する為に、文化的背景の違いや補足説明をしてから話す事も必要だと思います。

自分の意見や意思を明確に伝えるというのは、日本人には特に難しいと感じます。なぜなら、日本には言わなくても分かって欲しいという「以心伝心」という文化が根付いてしまっているからです。逆に英語は「言わなきゃ分からない=言ったことが全てという文化」。相手に言わなくても分かって欲しいと期待するのはタブーです。

英会話の中で自分の意思を明確に伝えるには、最初に願望を言ってから、相手に理由を聞かれた後に、説明するのが一番伝わりやすいです。日本人は言語の性質上、順番を逆にしがち(理由を言ってから願望を言う)なので、英会話では結論を先に持ってくると言う癖をつけましょう。又、意見を言った後にすぐに「Because」と続けてしまう傾向がありますが、せっかくなので意見言った後は少し間を置いて、相手が理由を聞いてくれるのを待ってから理由を話すと英語らしい会話になると思います。

⑤意見の相違が出た際に妥協案を提唱できる

これは日本語でも同じだと思いますが、交渉力=妥協案の打診というのはコミュニケーション能力の最高峰と言っても過言じゃないと思います。
前述したように、外国人との会話では文化的背景が異なるので、その相違から意見の違い・考え方の違いは、日本人同士の場合よりも多くなるのが必至です。その時に「何故分かってくれないのか?」という事を追求するのはナンセンスで、その前に「どうしたら相手に理解してもらえるか」と「どうしたら互いに良しとなる状況=win winにできるか」を考える事が大切です。

相手の意見を聞いた後に自分の意見を言う時のフレーズには、"I think it is an interesting idea, but how about this..." 等があります。ここでのポイントは「interesting」。この言葉は実は非常に便利な言葉です。もちろん文字通り「面白い」という意味もありますが、日常会話では暗に否定的な意見を表現する際に使うことがあります。例えば、不味いものを食べた後の感想も「interesting」と表現すればキツく聞こえません。「unique」も同じように使われますが、「interesting」の方がよりオブラートに包んだ感じに聞こえます。それでも英語を話す人の間では、食べ物の感想を聞かれた時に誰かが「interesting」という表現を使っていれば、「あ、この人はこの味は好きじゃなかったんだな」と察します。同じように、共感できない意見を言われた時も、上記のフレーズのように「それも面白い意見だとは思うけど、こんなのはどうだろう…」と言うことで、相手を真っ向から否定する訳ではないながらも、自分の意見を提言する事ができます。

*** *** ***

コミュニケーション能力は、どの言語を使う時にも非常に大事な武器になります。仕事においてもそうですし、全ての人間関係を円滑にするために絶対的に持っておいた方が良いスキルです。

文化的な違いはコミュニケーションをする上で多少の弊害にはなりますが、同じ人間同士なので結局大事なことは同じだと思います。端的に言うと、「相手の立場に立って考えられる人」がコミュニケーション能力のある人。

ただ、ここで大事なのは、自分と相手は考え方が違うという事を念頭に置いた上で、コミュニケーションをする事。海外で暮らしていく上で自分の意見は必ず持っておくべきですが、それは相手に自分の意見を押し付ける事とは違います。特に海外では「違うことが当たり前」という文化ですので、相手を敬いながらも、自分の意見をはっきりと伝えられる人になることが大切です。という訳で、本日の一言はこちら↓

"Effective communication is 20% what you know and 80% how you feel about what you know. by Jim Rohn"

*今日の1曲: Lost in Japan by Shawn Mandes, Zedd 今一番人気のあるカナダ人歌手と言えば彼。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?