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カナダでビックリした事(2)

こんにちは。写真はイタリアンレストランの数品。写真を見てたら、久しぶりに素敵なレストランに行きたい気分になりました。

数ヶ月前にカナダで驚いた事(1)というのを書きましたが、今回はその第二弾を書こうと思います。思い返すと結構沢山ビックリする事はあったので、今回もレストラン繋がりの話をご紹介しようと思います。

今回の記事も海外移住を目指す人や生きる為の何かのヒントになりますように。。。

https://sekaiju-school.com/canada_01/

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とある雨の日

カナダ人は傘を持たないという話を聞いたことがあるかもしれませんが、確かに小雨くらいであれば誰も傘をささないという印象はあります。結構降っているなと思うくらいの雨でも折りたたみ傘が主流です。

とある雨の日、その日は結構どしゃ降りだったのでオフィス周辺の人は長い傘をさしていました。カナダのオフィスビルでは雨の日になると傘をレンタルしてくれるサービスもあったりするので、オフィス街にいる綺麗目の格好をした人は長い傘を使うこともあります。

その日は日本から持って来たビニール傘を持ってレストランへ向かいました。この少し後に今も使っているお気に入りの傘を購入するのですが、当時は軽くて便利な日本のビニール傘を使用していました。

入り口に傘立てがあったので、そこへ置いて案内された席へ行きました。1時間の楽しいランチタイムを終えた後、入り口の傘立てを見ると私の傘がありませんでした

「え?」っと一瞬起きたことの意味を把握できなかった私。ビニール傘なんて誰も使っていないので一目瞭然なはずが見当たりません。そこで、レストランの店員さんに聞いて見ると「おかしいね・・・」と言って傘立てを見ていました。

少し経った後で大雨だったので、「これを持って行きなさい」と言われて、同じ傘立てにあった黒い傘を渡されました。「え、いいの?これ誰かの傘じゃないの?」と聞いたのですが「大丈夫、大丈夫」と言われました。

オフィスに帰るまでに結構距離もあったので、私はお言葉に甘えて借りることにして「今度来るときに返しに来るね」と言いました。そして、数日後に本当に返却しにレストランへ行った時の驚いた顔は今でも覚えています。きっと、カナダにはそんな律儀に返却する人はいないのでしょう

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傘はどこへ?

この事があってから考えたのは、私の傘はどこへ行ったのかな?っということでした。前述したように、私の傘はカナダにはないビニール傘だったので間違えて持っていかれることはないはずでした。

だとしたら、⑴誰かが私の傘をわざわざ選んで持って行ったのか、⑵レストランの人が同じように傘がなくなった人へ渡したのかになります。

でも、⑴は考えにくいなと思いました。ビニールの傘を好んで欲しがる人はいないと思いましたし、オフィス街のイタリアンレストランだったので傘を盗むような人もいない気がしたのです。

そうなると選択肢は⑵しかないので、「もしかしたら、同じように私の傘も誰かに貸したのかな?」と思いました。カナダ人の80%は黒い傘を使っています。レストランの傘立てにも私の傘以外は殆どが黒の傘で、どれも似たようなものでした。

そのような状況だと自分の傘だと思って別の人の黒い傘を持って行ってしまうこともあるのかなっと。私のビニール傘がどこへ行ったのかという謎は深まるばかりでしたが、レストランの人が私にしてくれたように誰かに私の傘を渡すことは想像できました。

よく考えると、私が傘が見当たらなかった時から、傘を渡してくれるまでのスムーズさが異様に思えたからです。あたかも、いつもしている事のように適当に傘立ての中にある傘から1本を渡してくれました。

そもそも傘に余り愛着心もないかと思いますし、オフィスビルからのレンタル傘を使用している人も多いので、誰の傘かも気にしてないのかもしれません。ただ、当時の私には衝撃的な出来事でした。この国では「傘はシャアなのか?」っと思いました。

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お気に入りの傘

この事件があってから余計に雨が嫌いになりました。そうは行っても秋から春までは雨期と思えるくらい雨の日が多い街に住んでいるので、これ以上嫌いにならないために新しい傘を購入しました

上述したようにカナダ人は傘にこだわりがないので、ネットで結構探しました。カナダの東海岸にイタリア製の傘専門店を見つけたので、そこで素敵なスワロフスキーの傘を購入して数週間後にデリバリーされました。

当時、私の傘を見て値段を聞いて来たカナダ人の同僚に金額を伝えると驚愕していました。確かに高級な傘でしたが、今でも大切に使っているので安いお買い物だと思えます。

こういう所でも私の独特な金銭感覚が出ていたりします。私の高い・安いの基準は「自分がどれだけ幸せになれるか」という点だったりします。私がそれを得る事で幸せになれるのであれば「安い」と思えるのです。

とは言え、基本的に物質主義ではないですしブランド物や装飾品にも興味がありません。ただ、自分が居心地が良い事には休暇で滞在するホテルや移動手段などにはお金を惜しみません。

ちょっと金銭感覚の話も面白そうなので、別の機会に書こうと思います。今回は、カナダで驚いたことという事で傘のお話でした。国によって考え方や感覚が違うのは分かっていただけたかなと思います。という訳で、今日の一言はこちら↓

“The umbrella won't stop the rain, but it will help you to get out during rainfall. As well as confidence is not going to guarantee your success, but it will give you the opportunity to achieve it.” by Eyden I.

*今日の1曲:"Honesty" Pink Sweat$ covered by Justin Park               スムーズなメロディーとソフトな声が飽きません




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