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不登校あるある

今回は元ひきこもりの私の経験談をもとに不登校のあるあるを書こうと思います。


①お昼の番組やニュースに詳しくなる

学校に行かなくなると基本やることがないのでヒマです。
私の場合はお昼に起きて、まずテレビをつけてからご飯を食べたり、ゲームをしたりしてました。

その後、夜までテレビはつけっぱなしなので、このニュース今日3回目だな、、、みたいな感じで同じ内容を何度もループする生活です。

この時ばかりは誰よりも芸能ニュースや世間の話題に詳しかったと思います。

②電車は必ず各駅停車

ひきこもり生活を送る中でも頑張って学校に行く日もあります。
私の場合は片道1時間強の通学だったのですが、何よりも怖かったのが電車です。
学校に行くんだ!と思った瞬間から過呼吸や手足の震えが止まらなくなります。
快速や特急に乗ってしまったら、数分間降りれなくなってしまうので、学校に行く際は必ず各駅停車に乗って、いつでも降りれるようにしていました。
それでも次の駅までの時間が長く感じ、冷や汗が出ることもしばしばありました。
側から見たら相当危ない子に見えたでしょう。

こんなふうに書くと、もうどこにも行けないじゃん!と思われるかもしれませんが、普通のお出かけや目的地が学校でない限りは快速や特急に乗っても体調の変化はありませんでした。(人間の身体って不思議)

③学校に着いたら光の速さで保健室へ

やっとの思いで学校に着いても、最大の難関はここからです。
いかに人目に触れず、保健室という名のセーフティースポットに行けるか。
当時の私からしてみれば、学校はラスボスが住まう魔王の城同然で、足を踏み入れた瞬間から生きた心地がしませんでした。

それでも今日こそは変わるんだ!と生まれたての子鹿並みに手足を震わせて保健室を目指します。

ここで何事もなく保健室まで行ければ、私のHPは減らずに済むのですが、運悪く同級生に会った日にはメガンテが発動し、私の精神は木っ端微塵に砕かれます。(ドラクエ知らなかったらごめんなさい)

最後に

あるあるという形でかなりポップに書いていますが、当時の私は本当に本当に辛かったです。

どうしてこんな思いをしないといけないのだろう
なんで学校に行かないといけないのだろう

毎日目が覚める度に、
なんで生きているのだろう
そう強く感じていました

ただ15年近く経った今、あのとき命を絶たなくて良かったと心から感じています。

どうかこの記事を通じて、1人でも多くの方が不登校に対して理解を深められると嬉しいです。

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