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日本と海外の「仕事観」の違い

今日で3日目、ご覧いただきありがとうございます!

生まれて初めて海外に行ってから、もう約20年くらいでしょうか。
その原体験から海外がすごく好きになり、旅行が好きになり、気づけば50カ国は行ってしまったと思います。
好きになった理由は、文化や景色以上に、生き方や考え方、人生観の部分です。
今回は、自分が働くうえで大事にしていきたい&日本でもっと広まってほしい仕事観について、書いてみたいと思います。

やっぱり外国にかかわる仕事をしてみたかった

初海外から好きにはなったものの、就活の時期や社会人になったときには「海外で働きたい!」と行動に移すまでの意欲には届きませんでした。
いつもあこがれはあったものの、数年も働いていると仕事がそこそこ楽しくなり「海外で働けたらいいかも」よりも、はるかに「いまの仕事を続けていたい!」になっていたため、旅行で満足かなと思っていました。

それがいろいろな変化によって、これまであった仕事への熱意がなくなってしまったり、両親を見送ったりして、ふとこれからのことを仕切り直したいと考え始めて…
自分のやりたいこと、やり残したことをもう一度考えたとき、まっさきに出てきたのが「海外で働く、外国人と働く」だったのです。

ずっと秘めてた想いが、実際にやりたいことリストの上位に急浮上してきたわけです。

自分を自由に開放できる、海外の価値観

もちろん日本のいいところはたくさんあるので、私は日本の国民性や価値観も大好きです。
100%海外万歳っていうわけではないのですが、日本に足りなくて海外にあって、大きく違うのは「違いを受け入れる」っていうところだと思っています。

人の目を気にしない、自分の好きなように開放できる
そもそも自分と人とは違うと思っている

これが、すごく心地よい。
日本は島国だから「日本人なら考え方や行動もだいたい一緒」ってどこか思っているところがある。

いまでこそ、私はかなり自由で、まったく自分を縛ることはなくて、人と違ってても全然気にしません。
もう過去の性格を忘れつつあるくらいなんですが、以前は「空気を読む」「人の顔色をうかがう」のが自分的な最強スキル&会社での生き方だとおもっていました。
上司のご機嫌を取って、うまく会社で立ち回るのが長所っていうくらい。
だから、知らないうちに圧力かけてたんでしょうね‥

旅にいくとそれが解放されていくようで、なにもしなくても人から認められているような気がして、その心地よさがとても好きだったのです。

働いてみてわかった彼らの仕事観

そうして、新たな仕事の分野として、海外のツアーコンダクターになったわけですが、自分がツアコンになって実際に海外の人とやり取りをするようになって、改めて感じた”決定的な仕事観の違い”がありました。

それは、自分のために仕事がある 優先すべきは自分 ということ。

日本では多くの人が仕事のためにいろいろなものを犠牲にしたり、仕事だからとうまく言い訳にしたり、仕事のために生きてるようなところがある。
仕事がないと肩書が言えないとか、仕事ありきで初めて話ができるとか‥

このnoteにいる人たちは、比較的そういう人が少ない気もしていて、私が出会っていた生粋の会社員マインドの人とは、割と違うと思います。

でも、まだまだかなりの数の『仕事に縛られている人』はいるわけで…
いま会社でいろいろあって悩んでいたり、仕事に苦しめられている人の原因を探れば、「会社のために」というキーワードがなにかしら関わってるのではないかとも思うんです。

もちろん外国人全員が、そんな自分らしくキラキラとポジティブな価値観をもっているわけじゃないし、彼らなりに悩みやストレスもたくさん抱えてます。社畜ももちろんいるでしょう(笑)

そうはいっても、根本的に日本とは違うなと。

・時間になったらルールは絶対だから残業はしない
・お客様は神様ではないから対等
・職業名ではなくて名前でコミュニケーションをする
・お客さんからどう見られているか、よりも自分が仕事を全うすることを考えている
などなど。

一緒に仕事すると、日本なら「お客さんのためなので」ってなんとかお願いすれば融通利かせてやってくれることでも、海外では通らない。
必要なら究極お金を払えという(笑)。

やりづらいところもあるけど、正直それもアリだと感じます。

自分が働いていて幸せかどうかが大切

一番驚いたとともに、やっぱり素敵だなと思ったエピソードがあります。

それはスペインの人から聞いた話で、親から「自分が幸せかどうかが一番大事な判断基準よ」としつけられたということ。

ようやく転職できて、でも新しい職場になじめないなぁと思ってた時、親に「最近、仕事はどう?」って聞かれたそうです。
そこでもし「いや、あんまりなじめなくて大変なんだよね…」って言ったら日本ならどうでしょうか?

ーせっかく転職できたんだから、頑張らなくちゃ!仕事は大変なものよ!
まぁこれが普通ですよね。

その方のお母さんは「仕事楽しくないの?!あなたはいまその仕事で幸せ?そうじゃないならダメ、すぐ辞めなさい!」と言ったんだそうです(笑)

こういう感じだから、失業率も高いし、定着しにくいって言われてしまうとそれまでなんですが、なんだか素敵だなと感じてしまうのです。

ひとりでも多く「幸せを感じる仕事」ができたらいい

このスペインの話はけっこう極端なところもありますが、あらゆる価値判断の基準に「自分的にその判断は幸せにつながるか?」を取り入れるのもすごく面白いんじゃないでしょうか?
つまりは、自分軸の基準。

仕事はとにかくお金が一番大事。
守らなければならないモノやヒトがあるから従う。
仕事は自分だけの気持ちではどうにもならない。
親友は私とはまったく逆で、「好きとか嫌いじゃなくてお金のため、我慢料、会社に依存しまくって生きる」ときっぱり割り切っています。

もちろんそれも仕事観。
ただ、できればそこに自分の意志をちょっとでも入れ込んだような「自分は幸せだから選んでる」って考えてみるのも、仕事のとらえ方が変わってくるじゃないかなぁと。

日本には日本ならでは仕事観があって、だからこそ日本らしい心あるサービスが受けられるのも事実。
なので、そこは活かしつつも、ちょっとだけそこに自由奔放さが加わったら最強になる気がしています。

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