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コーチのセンス

こんにちは。

M.Y. trainingです。

コーチのセンス
どういうことでしょう?
「センスあるな〜」
「それはコーチのセンスが試されるな〜」
よく言われますよね。僕が思うコーチのセンスについてお話しようと思います。

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基本的に知識があることや理論を理解していることは当たり前とします。そして、常に新しい知識を求め続けることもコーチとして当たり前です。ただ、それがわかっているだけで優れたコーチであるとは言えないと思います。特に育成年代のコーチやジュニアのコーチが現場で発揮するスキルは知識や理論でないことが多いかもしれません。

どうやって積極的に取り組ませるか。
どうやってサッカーが楽しいと思わせるか。
どうやって「もっとやりたい!」を引き出すか。
どうやって「できた!」という成功体験を与えるか。
どうやって「なんでできないんだろう」という思考に導くか。

監督が求めるサッカーや勝利のための戦術は非常に大切。そのために圧倒的なテクニックを身につけ、戦術理解も求められる。フィットネスを高めるためには効率的に計画されたトレーニイングが必要で、フィットネスの重要性やトレーニング理論の理解も重要である。
確かにそうだと思います。
コーチがトレーニング理論や戦術に関して理解し言葉にできるように準備することは絶対に必要です。ただ、そんなことを選手にいくら説明したところでやる気になってトレーニングに励む選手は少ないと思います。特にJr。では、「超回復が・・・休みの日を作らないと怪我するよ!トレーニング効果を得られないよ!」こんなこと言ってもサッカーが大好きで練習したい選手たちには響きません。さあ、どうしましょう?

ヒトは褒められると嬉しいし、負けると悔しいし、できないことはできるようになりたいと思うものです。つまらないものはやりたくないし、単純な作業の繰り返しはすぐに飽きてしまいます。これら以外にも、選手のレベルやカテゴリーに応じて感じるものは変わってくるでしょう。

コーチのセンスとは、おそらくここに関係しているのだと思います。

理論だけではありません。選手が何を感じているのか。選手は何をしようとしているのか。コーチが求めていることに向かっているのか。

選手の気持ちになりつつ、求めている方向に導く能力がコーチのセンスだと思います。

小学校1年生の先生が30人のクラスを1人でまとめる能力は、大学の授業で学べるものではないでしょう。幼稚園生のサッカースクールで全員の動きをコントロールする能力は指導書を読むだけでは身につきません。彼らは何を考えているのか、どんな言葉が刺さるのか、今流行っているものはなんなのか・・・こんなことを知っているコーチの方が、指導力は高いのかもしれません。

結局何が言いたいのかというと、

選手の気持ちを考えよう

選手の気持ちを考えることがセンスを高める第1歩ではないかと思っています。

***おわり***


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