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ポテトマン / Potato Man

デザイナー:Günter Burkhardt, Wolfgang Lehmann
アートワーク:Victor Boden, Guilherme Cavalcante, Wanjin Gill
出版社:Zoch VerlagPlayte, Geeks N' Orcs
プレイ時間:40分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

マスト・ノットフォローと言う変わったトリックテイキングゲームです。要は上家がプレイしたスートと同じスートのカードはプレイできないトリテとなります。

カードは4スート。それぞれのスートのランクの幅は異なっていて、赤スートが一番強い。

ゲームは複数のラウンドで行われます。各ラウンド、プレイヤーには手札が配られます。さらに、色事の得点カードがテーブルに置かれます。得点カードは各色+金塊みたいなやつ。

得点カードは色別になっていて、何色でトリックを取ったかで決まる。強いランクの得点は低い。

準備ができたら、トリックの開始です。スタートプレイヤーから順にカードをプレイしていくわけですが、マスト・ノットフォローなので同じ色のカードはプレイできません

例えば、打ち出しのプレイヤーが赤をプレイしたなら、以降のプレイヤーは赤をプレイできなくなります。その次のプレイヤーが緑をプレイすれば、以降のプレイヤーは赤と緑がプレイできない。そんな感じ。

4人プレイなら必ず全てのプレイヤー異なるスートを出す事になる。

全てのプレイヤーがカードをプレイしたら、スートに関わらず数字比べを行って、一番高いランクのカードをプレイしたプレイヤーがトリックを取ります。

トリックを取ったプレイヤーは使ったカードのスートと同色の得点カードを獲得します。得点カードは色事に点数が異なっていて、弱いスートほど得点が高くなっています。また、各色の得点カードが無くなると、高得点の金塊的なカードを獲得できるようになります。

赤の得点カードが無くなったので、赤で勝つと金塊が貰えるようになる。金塊は得点高め。

さらに、赤の16~18は悪の親玉みたいなイラストになっており、それと黄色の1~3の『ポテトマン』が同じトリックの中でプレイされていると有無を言わさずポテトマンをプレイしたプレイヤーがトリックを獲得します。

17の親玉を出したら2のポテトマンが出てきた。このトリックはポテトマンの勝ち。

これを繰り返して、何れかのプレイヤーがカードをプレイ出来なくなったらラウンド終了です。

最終的に一番得点を獲得したプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

ラスボスにしか強くないスーパーヒーロー、ポテトマン。

上家が出した色は出してはいけないと言うマストフォローでもメイフォローでもない第三の基軸が面白いゲームです。

スートを逆に縛られてしまうので、リードプレイヤーがカードをプレイしても予想が立てにくく、自分の手番が来るまでに徐々に絞りこまれていく生殺し感があります。

ポテトマンと親玉両方握れてるのはうれしい。

赤のカードは強力ですが、点数が低く設定されているため、うまく掻い潜って他の色で点数が取れると爽快感があります。特に、赤の中でも最強クラスのカードにしか強くないポテトマンの存在が効いていて、ポテトマンが残り何枚あるかを気にしながらのプレイになっていきます。

出せなくなったら、急にラウンドが終了してしまうところもドラマチックになっています。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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