「昭和の大ブーム/ダッコちゃん人形」
「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ169枚目
昭和35年、ビックリするような人形が大ブームとなった。
街中がこの黒い人形を二の腕にくっ付けて歩く人で溢れ、まさに大流行とはこの事。今思えば中々奇妙なものなのだが、ブームというのはきっと後の時代から見ると常にこんなものなのだ(笑)
タカラ(現:タカラトミー)から発売されたこの人形は、日本のみならず世界中で大流行した。
二種類あり、一つは空気で膨らませるタイプ、一つはソフトビニール製のズッシリと重いタイプ。空気版は安く(当時180円)最も出回り、ソフビ版は値段が高く金持ちのクラスメイトが自慢げに持っていたのを覚えている。その他に偽物も数多く出回り異常なブームとなった。昭和35年7月に販売開始されるや否や爆発的に売れ、同年末までだけで240万個が売れたというからスゴイ!
偽物も出る訳です(笑)
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