初キャンプ△
数ヶ月前、本栖湖でキャンプデビューしてきた。
本栖湖もキャンプも、何もかもが初めてでワクワクとドキドキが止まらなかった。
私をキャンプに連れて行ってくれたのは高校時代同じ部活だった友人nちゃん。
nちゃんのテントにnちゃんの寝袋、コンロ、ランプ、椅子、、、nちゃんが居なかったら私はただの遭難者になっていたでしょう。
冬のキャンプ、ましてや冬の本栖湖なんてどれほど寒いのだろうかとかなり身構えていたけれど、そんな心配は全く要らなかった。
つけた瞬間大好きになった。焚き火のおかげ。
辺りが暗くなるにつれて、焚き火の良さがどんどん引き出されていった。
今まで火は怖い、危ないものって認識が強かった私に、火は温かいもの、心を癒してくれるものという新しい概念が芽生えた瞬間だった。
火の粉が空中にヒョロヒョロって飛んでいく姿に、パチパチと薪が燃えていく音、シューシューと薪のなかの水分が蒸発していく音。焚き火ひとつで、視覚・聴覚・嗅覚全てが癒されて、心も体もポカポカした。
冬のキャンプだからこそ、より焚き火の良さを知れた気がする。来て良かった。
あとは、キャンプと言えば!のキャンプ飯に、富士山、紅葉、ゆるキャンでお馴染みのカレーめん、早朝のホットサンドと珈琲、本栖湖の流れる水の音、野鳥の鳴き声、時折吹く冷たい風。世の自然が凝縮されていると言っても過言ではないくらい、心癒される1泊2日を本栖湖で過ごした。
「キャンプをしてみたい」の気持ちしか本栖湖に持って来ていなかった私が、初めてのキャンプ、しかも冬のキャンプでこんなにも楽しめたのは全部nちゃんのおかげ。彼女は本当に頼りになった。
夜に野生の鹿か何かの鳴き声が聞こえても、nちゃんが隣に居るってだけで安心できたし、怖いものなんてなかった。
nちゃんが言う通りに動くだけで、何も無かった場所に私たちの癒しの空間が出来上がったし、nちゃんに着いて行く所は全て綺麗で、素敵で、嬉しさと楽しさで胸がいっぱいになった。
一緒に居た3日間で、nちゃんは私に沢山のワクワクとドキドキを分けてくれた。nちゃんがいつも見ている楽しい景色を、お裾分けして貰えたみたいで嬉しかった。
nちゃんありがとう。
私もそのうち自分でキャンプ道具集めたり、美味しいキャンプ飯を作れるようになっちゃったりして、友人たちとまた一緒にキャンプ行きたいな。nちゃんともまた行けたらいいな。その時は買ってもらったカップ持って行くね。
とりあえず、シュラフとローチェアを買うところから始めてみよう。