2分で読める子育てエッセイ№896『たった1つでいいから』
夏休みのある日、小4の息子がサッカーの1泊2日の合宿に参加予定。
いよいよ明日になったので、お泊り用の大きいリュックと、練習場で持ち歩く小さいリュックを用意し始めた。
先生が用意してくれたチェックリストを見ながら、1つ1つ準備。そのリストで目に留まったのは「おやつは300円まで」と「水鉄砲」の欄。
「ひょーっ! 久しぶりに『おやつは300円まで』って聞きました~。遠足のお約束ネタじゃーん。令和の時代もその次の時代もこれを言うの?」
消費税があるというのに、お値段そのまま。このネタはいつまでも使える定番だと確信した。
次。水鉄砲。
これは、サッカーの練習後、みんなで水鉄砲ゴッコをするもの。とても楽しみにしているので、忘れてはならないものの1つ。
息子がたくさん持っているから楽勝でしょう・・・と油断していたワタクシ。
「どれを持って行く?」
と息子に訊くと、息子があっさりとこう言った。
「水鉄砲? 使えるものないよ。全~部、壊れてるの忘れてた」
うそーん。
もしかして水鉄砲がパンパンに入った袋は、全部使えない? ハッキリってゴミ? えーっ、はやく言ってよ~。
去年の夏以降1年間、結構な幅をとって後生大事にゴミをとっていたことに気がついた。
1つ、たった1つでいいから使えるの無いの?
このあと夜遅く、すぐに使えなくなると思われる水鉄砲買いに行くハメになった。
とほほ。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ