ライティングスキルの基礎と応用【10の心理効果の組み合わせ】
はじめまして、宮本代表です。
本noteでは、ライティングに必要な基礎〜応用まで、知識をたっぷりとお届けします。
分かりやすい例文も、たくさん用意しているのでライティング経験がない、という方でも理解していただける内容となっています。
本noteは返金を受けつけているので、内容に不満があれば、遠慮なく申しつけください。
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【注意事項】
※本noteに記載している内容は、転載・引用・公開しないでください。
※本noteはLINE登録をしていただいた方には、無料でプレゼントをしております。
※本noteを購入してくださった方のみに、特典として『トークに活かすライティング思考』の電子書籍をプレゼントしています。(無料で受け取った方は対象外です。)
※SEOライティングについての記述ではありません。
※プレゼントの受け取り方は最後に記述してあります。
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【オススメの読み方】
約2万5000文字程度(薄い本ぐらい)のボリュームがあるので、1度目をザックリと通してみてください!
そして、実際に自分がライティングをする時に分からないことがあれば、説明書を読む感覚でご覧いただけると、きっと役立つかと思います。
では、本編をどうぞ!
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1.ライティングスキルは人生の財産
近年では、動画を見ることが当たり前となり「文章を書く能力なんて時代遅れ」なんて、たまに言われたりします。
だけど、僕はライティングスキルは時代に左右されないスキルだと断言することができます。
何故なら、ライティングスキルの真髄は『人間心理を深く理解すること』にあるからです。
本当の意味で人間の心理を深く理解することができれば、文章を書くときだけでなく、人が関わる全てのシーンに必ず活かすことができます。
具体的には
・日常生活での会話
・職場での報連相
・自己紹介やPR
・何かの説明
・プレゼン
など。
普段の何気ない会話には、深い目的や意味がない場合が多いので、人間心理など特に気にする必要はありません。
しかし、プレゼンや説明などは、明確に目的や理由を分かりやすく、かつ心に訴えかける必要があります。
苦手な方が多いのではないでしょうか?
動画にしても『構成・言葉遣い・脚本』など、たくさんのライティングに必要な要素から成り立っていたりします。
つまり、極端な話、ライティングでの考え方をマスターすることができれば、どんな場面でも適切に話や説明ができるようになるということです。
更に、日常会話の質も格段に上がるので、今まで言うことを聞いてくれなかった部下や上司にも、動いてもらえるようになります。
実際に、僕は何度もライティングスキルに助けられてきました。
だから、ライティングスキルを『人生の財産』なんて思ってたりします。
あなたもそんなスキルをその身に修めてみませんか?
本noteには、ライティングに求められる要素が全て書いてあります。
ぜひ、最後まで読んでいただき『人生の財産』を築いてくれると幸いです。
2.ライティングの種類
ライティングは、大きく2種類に分けることができます。
・イメージコピーライティング
・セールスコピーライティング
順番に見ていきましょう。
2-1 イメージコピーライティング
イメージコピーライティングは
商品や企業・サービスなどのイメージを伝える文章を指します。
一般的に『キャッチコピー』と呼ばれることが多いです。
「結果にコミットする」や「このうどんは生きている」など、テレビCMで見たことがあるのではないでしょうか?
主にイメージコピーライティングは『認知を広げる』ことや『覚えてもらう』ことが目的なので、高い表現力が求められます。
2-2 セールスコピーライティング
セールスコピーライティングとは
最終的に商品を購入してもらうことを目的に書く文章を指します。
ライティングの中で最も難しい領域です。
どんなに素晴らしい商品やサービスを開発しても、売ることができなければ、企業や開発者に利益は生まれません。
つまり、セールスコピーライティングには、売上を大きく左右する重要な役割があります。
例えば、ネットで【ベッド オススメ】と調べた時に出てくる文章が
「このベッドは超オススメです!めっちゃ寝れました!本当に買って良かったです!」
みたいな感じだと、買いたいと思いませんよね。
そんなセールスライティングで成果を出すためには『行動心理学・マーケティング』と結びつけて書く必要があります。
『行動心理学・マーケティング』については、noteの後半に記述しているので、ぜひ参考にしてみてください。
3.ライティングスキルの学び方・身につけ方
実はライティングスキルの学び方・身につける方はすごくシンプルです。
次の3つをすることで、ライティングスキルは身につけることができます。
1. 文章に意識を向ける
2. メモを取る
3. 読書
「たった、これだけ!?」と感じたかもしれませんね。
内容を詳しく見ていきましょう。
3-1 文章に意識を向ける
ライティングスキルを学び、身につける上で最も重要となるのが『文章に意識を向ける』ことです。
もし『凄い裏技』のようなものを期待している方がいたら、ガッカリさせてしまって、申し訳ありません。
むしろ、ライティングスキルを身につけるには、文章に意識を向けるしかないのです。
例えば、普段から何も意識せずに話していても、営業トークができる訳じゃありませんよね。
それと同じです。
ライティング能力も、ただ何となく書いてるだけは絶対に身につきません。
文章に意識を向けない限り、どれだけの文字数を書こうと、自身の能力が上昇していくことは、あり得ないのです。
しかし、これは見方を変えるとチャンスでもあります。
何故なら、意識さえ文章に向けることさえできれば、言葉を使う全てのシーンが練習・訓練になるからです。
僕はこれまでブログを450日間、毎日欠かさず合計500記事以上の執筆をしてきました。
1記事あたりの平均文字数は約3000文字なので、500記事×3000文字=150万文字に相当し、本を15冊出しているのと同じ計算です。
別に自慢したい訳ではなく、450日間ずっと文章のことを考えてきたということです。
仕事中も、休みの日も、出かけている時も、ほとんどの時間をブログについて考えてきました。
つまり、毎日文章に意識を向けて生きていると、フリーランスとして活動できるぐらい、ライティングを身につけられる可能性があるということです。
だからこそ、あなたも自分の可能性を広げるために、文章に意識を向けてみてください。
3-2 メモを取る
あなたが「良いな」と思った、キャッチコピーや文章を忘れないために、目に見える形(メモ)として残すクセをつけましょう。
人は見聞きした70%を30分後には忘れてしまう生き物です。
特に『言葉』は脳の性質上、覚えづらい仕組みになっているので、次の日には頭にほとんど残っていません。
よく昨日の夕食が思い出せないことがありますよね。
人の記憶力は、それぐらいアテにならないのです。
世の中に出回っているキャッチコピーは洗練された『宝の山』みたいなもの。
せっかく、拾った宝を捨てるのはもったいないので、メモを取るクセを身につけましょう。
取ったメモは10年後も、必ずあなたを助けてくれます。
3-3 読書
読書をする習慣を身につけましょう。
本にはライティングノウハウが、たくさん詰め込まれています。
例えば
・ビジネス書
・参考書
・小説
・雑誌
・漫画
など。
ジャンルは何でも構いません。
文章に意識を向ければ、全ての書物が学びになります。
既に読書の習慣がある人は、作者の『書き方』に意識を向けてみてください。
例えば
・どんな『締めくくり』をしているのか
・どんな『タイトル』をつけているのか
・どんな『言い回し』をしているのか
・どんな『見出し』をつけているのか
・どんな『例え方』をしているのか
・どんな『言葉』を使っているのか
・どんな『表現』をしているのか
・どんな『構成』になっているか
・どんな『クセ』があるか
など。
きっと、これまでとは違った見え方で本を楽しむことができます。
読書の習慣がない人は、1日に1ページだけでも読むようにしてみてください。
漫画や雑誌からでも、十分学ぶことはできます。
できるだけ多くの言葉やフレーズを吸収することを意識してみましょう。
吸収した文章は、あなたの中に少しずつデータとして蓄積され、ライティングスキルを昇華させる武器へと変わります。
4.読者の3つの『NOT』
読者には、常に3つの『NOT』が存在します。
3つの『NOT』
・NOT Reed(読まない)
・NOT Believe(信じない)
・NOT Act (行動しない)
つまり、文章を書く際は、常に3つの壁を乗り越えなければ結果を出せないということです。
例えば、栄養ドリンクを紹介する場合。
悪い例:「この商品は、当社独自の特別な方法で抽出したエキスを配合しています。」
良い例:「朝早くから夜遅くまで働き、疲労がピークに達してるあなたへ、たった1回の睡眠で疲れを取る方法を教えます。」
読者が「栄養ドリンク」について調べるということは、読者は「疲れている」可能性が高いです。
自分が疲れている時に、栄養ドリンクの説明なんて読みたいとは思いませんよね。
読者は文章を読みたい訳ではなく、悩みや願望を解消したいと考えています。
商品を売るためには、読者の生活から感情まで想像力を働かせましょう。
商品を売りたい気持ちなどが前面に出てしまうと『押し売り』『意見の押し付け』と読者は感じてしまいます。
読者は基本的に『面倒くさがり』ということを押さえていてください。
5.文章の質を上げる方法
文章の質を上げるためには次のことを意識するようにしましょう。
・常に読者主体で文章を書く
・分かりやすい言葉を使う
・感情を刺激する
・ 手紙やメールのように書く
・ ベネフィットを提示する
5-1 常に読者主体で文章を書く
常に読み手に寄り添った文章を意識しましょう。
日頃、自分がネットやSNSを使っている時に
・読み飛ばす
・面倒くさい
・読む気にならない
・クリックする気にならない
などの場面に出会したら、その理由を考えてみてください。
例えば
・『広告』と表記されていたからクリックしなかった
・【告知します】と表記されていたから読み飛ばした
・サイトに登録しようとしたけど、手順が多くてやめた
など。
きっと、誰にでも身に覚えがありますよね。
基本的に読者は『広告』や『宣伝』が大嫌いなので『広告』という言葉を見ただけで興味を失い、それ以降は読もうともしません。
つい読みたくなる文章を読者になったつもりで考えてみましょう。
・なぜ、読者が広告を嫌うのか?
・どうすれば「つい読みたくなる」文章が書けるのか?
については、後半の『行動心理学』のパートで解説をします。
5-2 分かりやすい言葉を使う
専門用語や難しい言葉を使わないようにしましょう。
誰でも分かる言葉を常に心がけてください。
例えば『グローバル』ではなく『世界規模』など、誰にでも理解できる言葉を使いましょう。
「自分の当たり前」は「読者の当たり前」とは限りません。
特にカタカナ言葉を使うときは注意してみてください。
5-3 感情を刺激する
感情を刺激するような文章が書けるようになると、文章の質は一気に上がります。
何故なら、人は感情で動いているからです。
人は論理では動かないので、文章が理詰めにならないように注意する必要があります。
例えば
【理詰めの文章例】
現代では、副業を始めなければいけません。
終身雇用の時代は終わりました。
1つの企業だけに依存することは、何かあったときにリスクが大きすぎます。
今すぐに副業を始めて、複数の収入源を作ることで、リスクを分散することができるでしょう。
【感情を刺激する文章例】
まさか、自分の収入がなくなるなんて想像もしていませんでした。
次の仕事を探しても、全然見つからないんです。
困っていたところ、たまたま隣に住んでいた人が、仕事を紹介してくれたので、今回は助かりました。
今でも仕事を失った時の恐怖が頭から離れません。
少しでもリスクを減らすために、私も副業を始めようと思います。
など。
人は物語によって、感情を大きく動かされます。
文章を書く時は、読者の感情を刺激する=物語を折り込むことを意識してみてください。
物語の構成の組み方は、後半の『100年使われ続けているテンプレート』の章で解説します。
5-4 手紙やメールのように書く
どんな風に書けばいいか分からない時は、自分の親しい人に手紙やメールを書くというイメージをしながら文章を構成しましょう。
1人のために書いた文章は大勢の人にも刺さる文章となります。
例えば、少し『おっちょこちょい』な友人に手紙を書くことをイメージして書いた場合
「最近、おサイフ携帯に変えたんですが、とても便利で助かってます。
財布を忘れることはあっても携帯電話を忘れることは、ほとんどないですからね。
この前、買い物に行った時にサイフを忘れて恥をかきました。
おサイフ携帯に変えたので、もうそんな心配もしなくて済みそうです。
そして、財布を持ち歩く必要もなくなったので、身軽になって本当に助かってます。」
など。
その友人を助けるように文章を書くことで、同じ気持ちや悩みを抱えている人にまで届く文章となります。
5-5 言葉遣いを統一する
構成する文章の言葉遣いは統一するようにしましょう。
言葉遣いがバラバラだと、読者に違和感を抱かせてしまいます。
例えば『です』『ます』を急に『〇〇だ』『〇〇ではないだろうか』に変えてはいけません。
「このサプリを飲んだことで体重が−5kgになりました!一緒に試そうよ!」
こんな文章を繰り返していると、間違いなく読者は途中で読むのをやめてしまいます。
読者に違和感を与えないように、言葉遣いは統一するクセをつけましょう。
5-6 読むことで得られるベネフィットを提示
誰かに向けて文章を書くときは『メリット』ではなく『ベネフィット』を提示するようにしましょう。
『ベネフィット』とは、商品を利用して問題を解決した後の未来や、心を満たす体験のことです。
『メリット』は商品の表面的なウリや特徴を指します。
似ているようで全然違うので注意してください。
例えば、化粧水について書く場合。
メリット:肌のハリが良くなる
ベネフィット:自信を持って外に出られるようになる
メリット(使ったらどうなる)ではなく、ベネフィット(使った後の未来)を提示することで、読者は自分が使った後のことまで想像してくれます。
より強く、読者に良い未来を見せた人が、成約率の高い人となるということを押さえておきましょう。
6.日本語の基本構成
日本語には、2種類があります。
・口語:(話し言葉)
・文語:(文章言葉)
2種類は混合しないように注意してください。
そして、文章は5種類の言葉で構成されています。
主語:(〜は・〜が・〜も)
述語:(文末・文の最後)
修飾語:(どんな・どのように・どこで)
接続後:(しかし・だが・つまり)
独立後:(さぁ・はい)
基本的にライティングスキルが『高い』のか『低い』のかは、この5つをどのくらい把握しているかで決まります。
パズルを完成させるようなイメージに近いです。
意外としっかりできていない人が多いので、口に出しながら書いたり、書き終わってから再度、口に出して読むなどの対策をしっかりしましょう。
7.表現力を上げるテクニック
文章を書いていると「上手く表現できない」と悩む場面が出てきます。
そんな時に役に立つのが『修辞技法』です。
『修辞技法』について詳しく見ていきましょう。
修辞技法
『修辞技法』とは、文章を表現豊かにするテクニックです。
『修辞技法』を上手く使いこなすことができれば、読者に楽しんでもらえる文章を書くことができます。
【修辞技法一覧】
比喩(直喩・隠喩・換喩・象徴喩など)
擬態語・擬声語・擬音語
擬人法・擬物語
倒置法
反復法
同語反復
体言止め
反語
省略法
対照法
疑惑法
など。
一つずつ順番に解説していきます。
修辞技法①:比喩(直喩・隠喩・換喩・象徴喩など)
比喩とは、物事の説明や状況・状態を『何か』に例えて、読者の想像を掻き立てる表現方法です。
例えば
例(直喩):「雲がクジラみたい」
例(隠喩):「心に鞭を打ち付けられたようだ」
例(換喩):ライオンを「百獣の王」と表現
例(象徴喩):「人生の財産のようなスキル」
など。
全く関係性のないものでも、意味が伝わるような表現方法となります。
例えるものは『みんなが共通で知っているもの』でなければ、読者がイメージできないので注意しましょう。
修辞技法②:擬態語・擬声語・擬音語
擬態語などは、状況や様子を文字で表現するテクニックです。
例えば
例(擬態語):『ズキズキ』『ワクワク』『ドキドキ』
例(擬声語):『ワンワン』『カーカー』『モーモー』
など。
『ズキズキ』と聞けば「何だか痛そう」と感じたり、『ワンワン』と聞けば「犬だな」と想像できますよね。
文章に物語性を加えたい場合に役立つ表現方法となります。
多用しすぎると、かえって分かりづらい文章となるので注意しましょう。
修辞技法③:擬人法・擬物語
擬人法は物を人に例えたり、人を物に例える表現方法です。
例えば
例(擬人法):「風が僕を優しく包み込んだ」
例(擬物語):「彼女は氷のようだ」
など。
文章を物語風に書きたい時は、擬人法を意識してみてください。
修辞技法④:倒置法
倒置法は、強調させたい部分を文章の後ろに持ってくるテクニックです。
例えば
例(倒置法①):「俺はなる!海賊王に!」
例(倒置法②):「絶対なってやるってばよ!火影に!」
など。
長い文章で倒置法を使うと、読者が『何について』書いているか分からなくなることもあるので、短い文章で使うようにしましょう。
修辞技法⑤:反復法
反復法は、同じ言葉を繰り返すことで『気持ち』や『状態』を強調するテクニックです。
例えば
例(反復法①):「もっともっと強くなる」
例(反復法②):「青く蒼く澄んだ空」
など。
『漢字』と『ひらがな』など分けて書いたり、同じ意味を持つ漢字を使い分けたりすることで、より強調性を増すことができます。
修辞技法⑥:同語反復
同語反復は、同じ言葉を2回用いて強調する表現方法です。
例えば
例(同語反復①):「それはそれ、これはこれ」
例(同語反復②):「食べたかったから食べた」
など。
同語反復も多用しすぎると、読者に違和感を与えてたり、読みにくくなってしまうので注意が必要です。
修辞技法⑦:体言止め
体言止めは、名詞で文を締めくくり余韻を残したり、リズム感のある文章を書くための技法です。
例えば
例①(余韻):「私が一番感動した思い出、それは山の頂上から見たご来光と雲海。」
つい、続きが読みたくなってしまうような印象を与えることができます。
そして、リズム感のある文章を書くのにも、体言止めは有効です。
例:読みにくい文章
「山を登るのは本当に苦労しました。
山の中で何度も登ったことを後悔しました。
でも頂上の最高の景色を見て、登って良かったと思いました。」
例:リズム感のある文章
「山を登るのは本当に苦労しました。
何度も登ったことを後悔した山の中。
でも、頂上には最高の景色!
本当に登って良かったと思いました。」
体言止めを上手く使うことで、読者に違和感を与えさせないリズム感のある文章を書くことができます。
連続して「ます」「です」「でした」が続いてしまう時は、体言止めを取り入れてみてください。
修辞技法⑧:反語
反語は、文末を疑問形で残して、強い断定を表す方法です。
例えば
例(通常):「私が宇宙から来たと言っても誰も信じないだろう」
例(反語):「私が宇宙から来たと言って誰が信じるだろうか?」
など。
記事の内容によっては、強い言葉が読者に不快感を与えてしまう原因になる可能性もあります。
否定的な意見や、断定的な意見を書く場合は、ぜひ反語を取り入れてみてください。
修辞技法⑨:省略法
省略法は、文章を省略して読み手にイメージを膨らましてもらったり、余韻を与えるテクニックです。
例えば
例(省略法①):「あの人はお金持ちだ。家に言ったら高級車がたくさん・・・」
例(省略法②):「夢には困難が付き物、壁を超えたらまた壁が・・・」
例(省略法③):「そこの角を曲がったら、犬が・・・」
など。
言葉を省略することで、気になる心理や、話を読み解こうとする心理が働きます。
「ここぞ!」というタイミングを見極めて取り入れていきましょう。
修辞技法⑩:対照方
対照法は、伝えたいことを『特定の何か』と比較して強調する技法です。
例えば
例(対照法①):「『あいつは』自分には甘いくせに人には厳しい」
例(対照法②):「『ダイソン』は家にある掃除機と比べて、よく吸い込む」
例(対照法③):「『私は』あなたより頑張っている」
など。
『特定の何か』と比較することで、言葉に説得力や力強さが増します。
ただし、使用する際は、比較するものを貶めるような言い方にならないように注意しましょう。
修辞技法⑪:疑惑方
疑惑法は、曖昧な表現で答えをボヤかせるテクニックです。
例えば
例(疑惑法①):「勝負事で大事なのは攻撃か防御か、攻撃が大事とも言えるし、防御が大事とも言える。」
例(疑惑法②):「人生で大切なのはお金か愛か、お金がないと生きていけないし、愛がないとつまらない。」
など。
あえて、答えをボヤかせることで読者の追求心を刺激することができます。
しかし、最終的には自分なりの結論を提示しないと、読者に不快感を残すことになるので注意が必要です。
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【表現力を上げる方法まとめ】
解説した技法の名前を覚える必要はありませんが、テクニック自体は頭の中に落とし込みましょう。
修辞技法の理解を深めると、ライティングだけでなく『伝える力』そのものが向上します。
文章を書いていて、上手く表現ができないと感じたら、本noteをその都度、参考にしてください。
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8.ライティングの基礎:助詞の正しい理解
ライティングにおいて重要となるのが『助詞を正しく理解する』ことです。
助詞の使い方は、基礎的なことであると同時に、文章全体のバランスを保つ役割があります。
例えば「私が食べた」と「私は食べた」では、前後のシチュエーションによって意味が全く変わってきますよね。
間違った助詞の使い方をすると、記事全体がおかしなことになりかねません。
しっかりと助詞の種類と使い方を理解して、伝える力を向上させていきましょう。
格助詞
『を』『に』『が』『と』『より』『で』『から』『の』『へ』『や』
『鬼が戸より出、空の部屋』と語呂合わせで覚えましょう。
格助詞を間違いや、違和感なく書くことができれば自然とうまい文章が書けるようなります。
接続助詞
接続助詞は
・順接
・逆接
・並列
・対比
・添加
・選択
・列挙
・説明
・補足
・換言
・例示
・転換
・結論
など。
かなり種類があります。
順番に見ていきましょう。
接続詞①:順接
順接:前の文章を当然の結果として、後の文脈を導くために使用します。
『だから』『そのため』『このため』『それで』『そこで』
『よって』『すると』『だとすると』『ゆえに』『それゆえに』
『したがって』『それなら』『それでは』『ならば』『だとしたら』
『そうすると』『そうしたら』『そうでないなら』『そうしないと』『さもないと』
など。
順接の使用例①:「ご飯は炊きたてが美味しい。だから、できるだけ早く食べたい!」
順接の使用例②:「僕は彼の名前を呼びました。すると、彼は振り返りました。」
順接の使用例③:「ライティングスキルを身につけたい。そのため、noteを読む。」
※『なので』は接続詞に分類されません。が、僕は個人的に使っても構わないと思っています。
リテラシーが高い人ほど気になってしまう節があるので、場面によって使い分けましょう。
接続詞②:逆接
逆接:前の文脈と相反する事柄として、後の文脈を導きます。
『しかし』『しかしながら』『ただ』『だが』『が』
『けど』『けれど』『けれども』『だけど』『だけども』
『でも』『それでも』『ではあるが』『そうではあるが』
『ところで』『ですが』『にもかかわらず』『ものの』
『のに』『なのに』『それなのに』『しかるに』『とはいえ』
『とはいうものの』『そうはいうものの』『しかるに』『そのくせ』
など。
逆接の使用例①:「コーヒーは飲めない、けれど、紅茶なら飲める」
逆接の使用例②:「雨が降りました。しかし、出かけます。」
逆接の使用例③:「ライティングスキルを身につけたいにもかかわらず、ゲームしちゃう」
接続詞③:並列
並列:対等の関係にあることを示します。
『および』『かつ』『それから』『ならびに』『同じく』『また』
など。
並列の使用例①:「僕は冒険者であり、また夢追い人でもある。」
並列の使用例②:「父親は先生、かつ、コーチだ。」
並列の使用例③:「必要な書類は履歴書、および職務経歴書です。」
接続詞④:添加
添加:別の物事を付け加えるために使用します。
『さらに』『また』『しかも』『おまけに』『そのうえ』『そして』
『それから』『それに』『それにしても』『そればかりでなく』
『そればかりか』『それどころか』『どころか』『それに加えて』
『ひいては』『なお』『しかも』『ともあれ』『加えて』
添加の使用例①:「お肉を3人前を食べた。さらに、ご飯を3杯も食べた。」
添加の使用例②:「起きたら昼を過ぎていた。そのうえ約束があるのを忘れていた。」
添加の使用例③:「僕はブログの勉強をした。そして、実際に試してみた。」
接続詞⑤:対比
対比:相違点や共通点を比べるために使用します。
『一方』『他方』『逆に』『対して』『それ対して』『反面』『その反面』
対比の使用例①:「アキラ君は元気だ。それに対して、ジュン君は暗すぎる。」
対比の使用例②:「Aのプランは料金が高い。一方、Bのプランは安い。」
対比の使用例③:「フリーランスに憧れる人は多い反面、厳しい世界だ。」
接続詞⑥:選択
選択:対立点の中からいずれかを選ぶ場面で使用します。
『または』『もしくは』『あるいは』『ないしは』『それとも』
『他には』『他にも』
選択の使用例①:「免許証、または身分が分かる証明書をお持ちください。」
選択の使用例②:「コーヒーにしますか?それとも、紅茶にしますか?」
選択の使用例③:「発送するにはコンビニ、もしくは郵便局に行かないといけない。」
接続詞⑦:列挙
列挙:順序をつけて示す場合、使用します。
『まずは』『第一に』『第二に』『第三に』『1つ目は』『2つ目は』『3つ目は』
『はじめに』『最初に』『続いて』『次いで』『最後に』『その後』
『まず』『次に』『さらに』『そして』
列挙の使用例①:「いくつかに分けて説明をします。まずは、これから。」
列挙の使用例②:「このベッドは、この布団に次いで、人気商品です。」
列挙の使用例③:「ありがとうございます。最後にプレゼントがあります。
接続詞⑧:説明
説明:理由・根拠を明らかにする場合、使用します。
『なぜなら』『なぜならば』『なぜかというと』『というのは』
『というのも』『だって』『なにしろ』『なにせ』
説明の使用例①:「ライティングスキルは重要です。なぜなら、どこでも役立つから。」
説明の使用例②:「お金は不要です。というのも、あの方から代金を頂いております。」
説明の使用例③:「彼は酷い。なにせ、人の嫌がることばかりをする。」
接続詞⑨:補足
補足:不十分を補う時や、例題を示す場合に使用します。
『ちなみに』『なお』『ただし』『ただ』『もっとも』『そもそも』
『そのかわり』『実は』『実のところ』『実は言うと』
補足の使用例①:「無料でプレゼントします。ただし、10名様限定です。」
補足の使用例②:「月の裏側には街があります。実は、昔から月には人が住んでいました。」
補足の使用例③:「ブログを始めましょう。ちなみに、僕はやってます。」
接続詞⑩:換言
換言:前の文脈を言い換える場面で使用します。
『つまり』『すなわち』『要は』『要するに』『いわば』『言い換えると』
『換言すると』『言ってみれば』『と言うより』『と言うか』『むしろ』
『かえって』『そうではなく』『かわりに』『そのかわり』
換言の使用例①:「コーラとは、つまり、砂糖の塊みたいなものです。」
換言の使用例②:「才能とは、要するに、努力を楽しめること。」
換言の使用例③:「言い過ぎると、かえって、良くない。」
接続詞⑪:例示
例示:例を示し、理解を助ける場面で使用します。
『具体的には』『たとえば』『いわば』『いってみれば』『とりわけ』
『特に』『なかでも』『とりわけ』『殊に』
例示の使用例①:「料理で大切なのは火加減です。具体的には、調理器具の温度。」
例示の使用例②:「山には食べてはいけないものがあります。たとえば、毒キノコ。」
例示の使用例③:「英語は嫌い。特に、文法の理解ができない。」
接続詞⑫:転換
転換:話題を変えるタイミングで使用します。
『さて』『ところで』『ときに』『ともあれ』『では』『それでは』
『それがはさておき』『それにしても』『そういえば』『じゃあ』
転換の使用例①:「後日、詳しくお伝えします。ところで、前回のお話を覚えていますか?」
転換の使用例②:「準備ができてきましたね。さて、次の計画を立てましょう。」
転換の使用例③:「今日はよろしくお願いします。それにしても、昨日の雨は凄かったですね。」
接続詞⑬:結論
結論:これまでの話題を締めくくるタイミングで使用します。
『どの道』『どっち道』『このように』『こうして』『かくして』
『結局』『以上』『とにかく』『いずれにしろ』『いずれにしても』
『どっちにしても』『どっちにせよ』『どちらにせよ』
結論の使用例①:「助詞の名前を覚える必要はありませんが、いずれにしろ、使うことにはなります。」
結論の使用例②:「起きていようと思いましたけど、結局、寝ることになりました。」
結論の使用例③:「赤と青を混ぜると、このように、紫色になります。」
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【ライティングの基礎まとめ】
接続詞のルールと種類を正しく理解すると、リズム感のある文章を書けるようになります。
自分で書いた文章を読み直して、何となく違和感を覚えた場合、助詞におかしなところがないか注目してみましょう。
なかなか、言い回しが思いつかない時は、このnoteをぜひ参照してください。
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9.ライティングの基礎:句読点の使い方
ライティングをする上で、リズム感や読みやすさを生み出すのが句読点です。
句読点が文章に入ってなかったり、変なタイミングで入っていると、間違った解釈などに繋がります。
そんな句読点の役割を6つご紹介します。
1. 主語を明確にするために
2. 重文・複文を分けるため
3. 接続詞・副詞のあと
4. 誤解釈を防ぐため
5. 並列関係の名詞を分けるため
6.漢字カナの連続を防ぐため
順番に見ていきましょう。
※ちなみに句読点(くとうてん)と読みます。
(くどくてん)ではありません。
句読点の使い方①:主語を明確にするためにつける
句読点の最もポピュラーな使い方が、主語を明確にするためです。
例えば
例:「今回のライティングノウハウは、約2年もの準備期間を経てリリースされました。」
「〇〇は、〇〇です。」と伝えたい要素が、変わるところでつけるようにしましょう。
句読点の使い方②:重文・複文を分けるために使う
句読点には、文章にメリハリをつける意味でも使用します。
例えば
例:「私は体力をつけるためにランニングをしたが、一向に体力がつくことはなかった。」
句読点がなければ、どこまでが1つの文章なのか、分からなくなってしまいます。
1つの文章が長くなりそうなら句読点を使用しましょう。
句読点の使い方③:接続詞・副詞のあとに使う
接続詞の後に句読点をつけると文章が見やすくなります。
例えば
例:「僕は睡眠不足ではない。しかし、眠たそうと言われる」
必ずしも、接続詞の後に『句読点をつけないといけない』という、ルールはありませんが「何だか文章が読みづらいな」と感じる時は、ぜひ句読点をつけてみてください。
句読点の使い方④:誤解釈を防ぐために使う
文章によっては、全く同じことを書いていても受け取る側によって、解釈が変わる場合があります。
例えば
例①:「僕は嬉しそうに、駆け寄る犬を撫でた。」
『例①』は主語にあたる人(僕)が喜んでいるように感じますよね。
例②:「僕は、嬉しそうに駆け寄る犬を撫でた。」
『例②』は、犬が嬉しそうにしていると分かります。
文章には、常に自分が『意図していない解釈をされる可能性がある』ということを抑えておきましょう。
句読点の使い方⑤:並列関係の名詞を分けるために使う
文章で何かを説明しようとすると、たくさんの名詞がどうしても出てきてしまいます。
名詞を連続で使用すると、非常に読みづらい文章になってしまうので、名詞ごとに区切る意味でも句読点を使用しましょう。
例えば
悪い例:「ブログには、SEOライティングマーケティングなど、たくさんの知識が必要です。」
良い例:「ブログには、SEO、ライティング、マーケティングなど、たくさんの知識が必要です。」
など。
句読点をつけることで、スッキリして分かりやすくなります。
誤解釈を防ぐためにも、名詞ごとに句読点を使用しましょう。
句読点の使い方⑥:漢字カナの連続を防ぐために使う
句読点には、漢字やひらがな、カタカナの連続使用する際に見やすくする役割もあります。
例えば
悪い例:「となりのきゃくはよくかきくうきゃくだ。」
良い例:「となりのきゃくは、よく、かきくう、きゃくだ。」
悪い例:「完全自律型歩行機」
良い例:「完全自律型、歩行機」
悪い例:「ロマンチックナヨゾラ」
良い例:「ロマンチックナ、ヨゾラ」
など。
句読点のない文章は、一貫して読みにくい文章です。
連続して漢字や、ひらがなが続くようであれば、句読点を使用しましょう。
10.ライティングの黄金比
ライティングには、読みやすいと呼ばれている黄金比が存在しています。
黄金比
句読点:52文字の中に1.5個
行数:平均1.8~2.5行
カナのバランス:『ひらがな:7』『漢字:2』『カナ数字:1』
フォント:明朝系よりもゴシック系
あくまで黄金比は、目安です。
自分の書く文章にカタカナが全く使われていなければ、漢字をカタカナ語に変換できないか検討してみてください。
どんなに素晴らしい内容であったとしても、パッと見た印象だけで、読者は読むのをやめてしまう可能性があります。
例えば
カタカナがない例:「自分には、文章を書く能力がほとんどない」
カタカナがある例:「自分には、ライティング能力がほとんどない」
など。
注意点として、黄金比を意識しすぎると、逆に読みにくい文章になってしまうので、不自然にならないレベルで取り入れてみてください。
11.文章の構成術
自分で記事やコンテンツを書く際に「テーマは決まっているのに、上手く書き進められない」という経験はありませんか?
そんな時は、文章を書く前に次のことを考えてみましょう。
・誰に?
・何を?
・どんなベネフィットを見せるのか?
・何をしてもらいたいのか?
など。
この要素をしっかり押さえられていないと、全体的に何を伝えたいのか分からない文章になってしまい、読者から反応をもらえません。
なので、しっかりと構成を考えてから執筆するようにしましょう。
構成について、詳しく解説していきます。
文章の構成①:誰に?
文章の構成を練るときは、まず誰に(どんな人に)向けて書くのかを決めます。
例えば
・年齢
・性別
・仕事
・年収
・家族
・悩み
・願望
など。
設定した人物が具体的であれば、あるほど文章に深みが出ます。
人物設定が難しいと感じた場合、最初に出てきた『友人に手紙を書くつもり』で執筆をしてみてください。
その友人は
・何歳で
・男性か女性か
・仕事は何をしているか
・収入はいくらぐらいか
・誰と住んでいるのか
・悩んでいることは何か
・普段、何をしたがっているか
など、友人に当てはめてみると分かりやすいはずです。
自分が書いている文章が、誰に向けて書いているのかハッキリしていない人は意外と多くいます。
それだと読者の心に文章が刺さることはありません。
なので、文章を書く時は明確に読者(ペルソナ)を設定しましょう。
文章の構成②:何を?
ペルソナ設定ができた次は、自分が「何を伝えたいのか」を決めましょう。
自分の書きたいことをハッキリさせなければ、書いている自分自身がよく分からなくなります。
そんな文章が、読者に刺さるはずがありませんよね。
例えば『商品・サービスを紹介したい』なら、その商品の「何を」伝えたいのか?
・他の商品とは違う独自性なのか
・商品の規模感なのか
・再現性なのか
・今までの成果なのか
・得られる感情や体験なのか
・成果を出すまでに必要なものなのか
・得られた知識なのか
・得られたスキルなのか
・時間なのか
・最新性なのか
など。
きっと、記事を書こうと思ったキッカケがあるはずです。
そのキッカケを追求してください。
「売り込みたい商品や、伝えたい内容は誰よりも理解している!」
それぐらいの気持ちで書くと、文章は自ずと良くなっていくでしょう。
文章の構成③:どんなベネフィットを?何をしてもらいたいのか?
『ベネフィット』と『何をしてもらいたいのか』はセットで考えましょう。
基本的に読者に伝える優先順位は
『ベネフィット』>『メリット』>『商品の機能・サービスの内容』
です。
『何をしてもらいたいのか』によって、伝えるべき『ベネフィット』も変わります。
例えば、読者に商品(スポンジ)を買って欲しい場合
例(商品の機能):「このスポンジは、細かなダイヤモンド粒子が含まれています。」
例(メリット):「このスポンジを使えば、汚れがとても落ちやすいです。」
例(ベネフィット):「面倒な、洗い物の時間が1/2になり、テレビを観る時間が増えます。」
『何をしてもらいたいのか』要求を明確にして、行動を促すことを意識する
ことができれば、成約率は大きく変わります。
13.100年使われ続けている3つのテンプレート
ライティングには、100年間使われ続けている3つのテンプレートが存在しています。
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