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新たな始まりと今後について


今までそれなりに記事を書いてきましたが、もっとワインに特化させていこうとの思いをもとに現在ワイン記事として書いている「ワインジャーナル」に加え、もっと詳細を記した「ワインマガジン」を有料で発行していくことにしました。

マガジンの方は特に業界関係者の方が読んでも新しいと思える内容もあるように注力していくつもりです。
その一方で各分野のプロフェッショナルな最前線にいる方には少し物足りないかもしれません。ただ醸造家、栽培家双方の理解を深めるため、およびサービスに従事する方に使っていただければと思っています。

正直これを進めていくかどうかというのには躊躇いがありました。というのも自分が持っている情報なんて現場の人にとっては当たり前のことでしかなかったり、「ワイン飲み始めてまだ右も左も分からない23の若造が生意気な。」と思う方もいるだろうと思ったりしたからです。

でもこの記事に関しても基本的な方針である自分の知識を体系的にまとめるといった側面や、こういった配信を続けることに意味があるんじゃないのといった友人からの進言もあり進めていくことにしました。

また実際の現場での実務経験が皆無なので、現実的な事柄を多面的に捉えるといったことに関してはまだまだ経験不足だと思います。そのため基本的には研究結果や文献などのファクトベースで書いていけたらと思っています。またそれでも至らぬことも多々あると思うので、そこには「ツッコミ」を入れていただければと思います。

「情報はお金になる」ということを今の時代を生きる身でひしひしと感じていますが、自分の目的は「情報を売ること」ではなく「仲間を見つけること」、「仲間と情報を共有すること」なので、本来文献へのアクセスにかかるコスト(大学生は基本的に大学からアクセスしたりするのでかからないことも多いです。) 、本を購入する、読むのにかかるコストなどは基本的に無視して、線引きとしての100円だけを設定させていただいております。

その分もしお読みいただいて、意見または質問等ございましたら遠慮なく飛ばしていただければ、その方がインタラクティブな意見交換、交流ができるので楽しいと思います。
・これが悩みの種なんだけど。
・実際にこれって意味があるの?
・ここの説明違うと思うよ。
などなど解決できたりできなかったりだと思いますが、トピックとして挙げてはいきたいと思うのでお待ちしております。

そういった交流の状況や雰囲気を見てLINE@なり他のプラットフォームにもつなげていくことができればと思います。

またマガジンは基本的に1週間に1回のペースで更新していこうと思っています。

現在イメージしている内容は
・栽培における仕立て方による光合成量の違いと糖度
・栽培における水ストレスと実の変化
・醸造における白ワインにおける樽内発酵
・重力を使った”Gentle Processing”とは
・結実量と芽の位置の関係と品種

といったようなものです。
造り手のストーリーや、マーケットリサーチに関して知りたい人は少し方向性が違うかもしれません。
またなるべくScienceに触れたことがない方にもわかりやすく解説していくよう心掛けていきたいと思います。

以上をもってこれからの方向性に関しては終わりですが最後に自分が「なにもの」なのかということを記しておきたいと思います。

19歳の時にブドウのバッジに憧れを持つ。WE試験の勉強を開始(ほとんど勉強せず)
20歳の時に初試験(WE2次試験にて不合格)
BordeauxのCH.PALMERのセカンドALTER EGO 2003に出逢いワインに目覚める。
ちゃんと勉強したつもりだったが翌年またもWE2次試験で不合格
22歳の冬に交換留学生として夏からの渡仏(Montpellier Supagro)を決定。
22歳の夏フランスにてWSETの門も叩く(まだLevel 2ですが最終的にDiplomaまで行けたらと思っています。)
現在交換留学からの編入で現在ViniferaEuroMasterというSupagroを中心とした数か国のパートナーシップの中で運営されている修士のプログラムに在籍中。

こういった経緯でワインの道に踏み出したところで、自分がまだまだこの業界の駆け出しだということは嫌というほど実感しています。
だからこそ日本という単位で束になって世界をひっくり返すワインが作れるようになったらいいと思っていますし、そのためには自分1人の力では絶対に無理だと感じています。

だからこのnote(noteだけでなく等身大の自分をもって)を通じて日本のWine業界を少しずつでも繋げていくことがそれの近道だと感じています。
それに一歩でも近づいていけるよう今後とも是非よろしくお願いいたします。

最後になりますが、同世代でワインに興味があるという人を渇望しています。本当に見つからない。もしこの記事を読んで同じ方向を向いているかもしれないと思った方は一言残してもらえると幸いです。

これからもワインに関する記事をuploadしていきます! 面白かったよという方はぜひサポートしていただけると励みになりますのでよろしくお願いします。