続く


去年、MONO NO AWAREの「LOVE LOVE 」を聞いたときに、葉の色が変わっていき、木から葉が落ちていく様子を思い浮かべたのを思い出した。

秋になって、木の葉っぱの色が緑から黄色や茶色になったり、赤くなって、風が吹くと、葉が落ちていき、落ち葉が重なっていく。

春になったらまた新しい葉が出てくるということを私は知っていて、その繰り返しを疑わないので、
葉っぱが落ちていくことに、続いていくことの確かさのようなものを見つけるのだろうと思う。


「前髪の長さはどうしますか?」

の質問に、自分で答えられるようになった小学生の頃からいつも、髪を切ってもらうときは、
「眉毛が完全に隠れる長さでお願いします。」
と言っていた。

自分の眉毛を見られるのが嫌だったのか、眉毛が常に前髪で隠れていないと安心できなかった。

今は自分の眉毛が割と好きだ。前髪の長さはあまり変わっていないかもしれないけれど、風で前髪が上がっていたとしても気にならなくなった。そのことに気づき、嬉しく思った。


今年の初めに立てた幾つかの目標を思い出す。

気が早いような気がするけど、来年の目標を小さく決めた。年が明けてもまだ覚えていたら、日記に小さく書いておこうかなと思った。

色んなことが色んなことの続きで、それを悲しく思うこともあるけど、続きであることに続いていくことに未来を感じたりする。これからのことに心を開きたいな、みたいなことを思った。