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アーユルヴェーダの知恵

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5000年前から続くアーユルヴェーダの生きる知恵を日々まとめています。何かに迷った時のヒントになったら嬉しいです。
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2020年6月の記事一覧

外側に探し続ける旅の終わり

外側に探し続ける旅の終わり

私たちが
もの心ついてから
ずっと外側の世界に探し求めてきた、
本当に欲しかったものは、

すでに自分の内側にあったんだ、
ということに
気づきはじめた人が
ここ数年でもとても増えたように思います。

コロナもきっかけになっていると思います。

私たちにとって
自分の内側に
無条件の平和と安らぎを感じることができたなら、
それがすべて、

その時、
外側に探し続ける旅が終わり、
私たちは苦悩から解

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「カルダモン」使ってみませんか

「カルダモン」使ってみませんか

「カルダモン」使ってみませんか
カルダモンは、
インドでもチャイやお菓子など
欠かせないあの甘い香りのするスパイス。

なんともいえない甘い香りがとっても心地良く、
カルダモンは
サフラン、バニラ、に次いで、
高価なスパイスと言われています。

カルダモンはアグニ(消化の火)を燃やして、
胃や肺のカパを取り除いてくれますから、

消化不良、食べ過ぎや、
油分を取りすぎた時、

また、喘息や気管支炎

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本来の自分で生きれない理由

本来の自分で生きれない理由

私たちは
10歳ころから
周りの目が気になりだし、
周りとの比較がはじまり、

だんだんと本来の自分で生きること
できなくなってきます。

そうなると、

友達といるときの顔、
親の前での顔、
学校での顔、仕事での顔など

無意識にその場その場の状況に応じて
自分の仮面をつけかえるようになってきます。

そうやって
本来の自分で生きることをやめてしまうことは
本来の自分を否定することになって、

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万能スパイス「シナモン」

万能スパイス「シナモン」

シナモン(桂皮)は昔から、
薬として使われてきました。

シナモンは
アーユルヴェーダでは
ハチミツと組み合わせることによって、

よりシナモンの力を発揮させるとしているため、
この組み合わせで、
よく取り入れられています。

シナモンは、
ヴァータやカパの乱れを整えてくれて、
身体を温め、発汗し、消化力を高める力があるとされています。

糖尿病などの
血糖値の上昇を抑える働きもあるといわれ、

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その思考は真実ではない

その思考は真実ではない

繊細だったり、
感受性が豊かだったりすると、

良い意味でも、悪い意味でも
周りのエネルギーを受け取りやすいですから

相手が何を考えているのかが
すぐ分ってあげることができたり、
相手の怒りを感じて苦しくなったり、

美しいものを見て
心から幸せを感じられたり、
悲しい映像を見て1日その悲しみを引きずったりと、

周りの影響を受けやすいため、
心の振れ幅が大きく、心が忙しくなりがちです。

心が

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私たちの幸せを決めるもの

私たちの幸せを決めるもの

一般的にはお金を持っている人や
高価なものを持っている人を
豊かな人とも言いますが、

ヨガやアーユルヴェーダ、
また仏教などでも、
心の平安を得た人を豊かな人、といいます。

私たちの欲は果てしなく、

あれが欲しい、これが足りない、
認められたい、
尊敬されたい、などなど

現状に満足せず、
不平不満はどんどんと溢れてくるものです。

そしてその不平不満の気持ちは
雪だるま式にどんどんと膨らん

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私たちは自分で老化をすすめている

私たちは自分で老化をすすめている

車が年月とともに
劣化するように、

私たち人間の身体も、
年数を重ねていくことで老化し、

何かしらの病気や不調を
抱えることになる、と
私たちは思い込んでいます。

でも動物や昆虫は
ほとんどが一生、
身体は健康のまま
寿命がきたらその生命を終えていきます。

なぜ、人間は機能が衰えていくのか。

それはかなりの部分が人為的なもの、
つまりは自家中毒によって起こっている、と
考えられます。

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世界の中に自分がいるのではなく、 自分の中に世界がある

夏至で新月で日食の日。

新たなスタートの日ということで、

今までの自分、
これからの自分を
見直しする良い日だと思います。

自分は今まで何を求めてきたのか、
これからどこに向かっていくのか、

なにか立ち止まるきっかけがないと
ただあわただしく毎日がすぎてしまうもので、

今日のような節目の日というのは
大切だな、と改めて感じます。

私たちは、
「世界の中を自分が生きている」

と感じなが

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明日は夏至で新月で部分日食

明日は夏至で新月で部分日食

今日は一粒万倍日であり天赦日。

そして明日は
大安であり、夏至の日であり、新月。
日本では午後3時41分頃が新月の時間。

そして、
さらに明日は16時前後から
「部分日食」が観測できます。

この
夏至の日に日食が起こるのは
1648年以来、372年ぶりだそうです。

前々から、この日は大きな節目の日になる、と
言われている方も多いですし、

明日の部分日食を楽しみにしている人も多いと思います

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私たちは現実と妄想の区別がついてない

私たちは現実と妄想の区別がついてない

不安と心配で
何も手につかない、
夜も眠れない状態に
なったことがある人も少なくないと思います。

こういう状態のときは、
思考の世界に完全に浸っているときです。

何が現実で、
何が妄想なのかの区別がつかなくなっているから
不安と心配がやってきます。

自分の中だけで、
「妄想」が本物のように現れています。

まるで映画のようだなぁ、と思いますね。

現実は
「いま目の前に起きていること」だけで

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眠れない、寝付けない夜は

雨の日は空気がひんやりとしますね。

低気圧が続いたり、
夜と昼との気温差などで
睡眠に悩みを持つ人も増えています。

コロナや地震なども続いていますし、
ここ数か月で私たちの生活も変化し、
身体や心にも大きく影響しています。

その影響もありますし、
日ごろの心配事や不安などの
小さなストレスも積み重なって、

自律神経のバランスが
うまく保てなくなっている方が
多いようにも思います。

いずれ

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心がざわざわして瞑想ができない時

心がざわざわして瞑想ができない時

私たちにとって大切なのは、
知識ではなく、
今、自分がどのように在るか、に尽きると思います

ひっきりなしに
沸いてくる思考の中で生きているのか、

それとも
今、この瞬間を生きているか、
のどちらか。

とはいえ、
今は情報に溢れていて、
思考が優位になりがちな時代でもありますし、

日本人は、
良い意味でも悪い意味でも
思考が優位になりがちな国民性でもありますし、

また人によっては
思考から

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あと何回生まれ変わるか

あと何回生まれ変わるか

私たちは
本当に自分のありたい状態を
手に入れるまでは、

何度でも形を変えて生まれ変わる、と
いわれています。

身体の形を変えながら、
同じ人と何度も出会って、

その関係の中で、
お互いに学びあっていきます。

今世では親子ですが、
前世では兄弟だった、などよく聴きますが、

同じ魂が形を変えて、役割を変えて、
学びに来ていると言えます。

そして、それは私たちが一番到達したい
最終目標とし

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病気を治すことと同じくらい大切なこと

病気を治すことと同じくらい大切なこと

アーユルヴェーダの
不治の病や病気の改善に関して
聞かれることがあります。

アーユルヴェーダを続けることで、
治ったり、
改善することもありますが、
治らないこともあります。

アーユルヴェーダは、
西洋医学のように、
単に症状を抑えることを目的にはしていません。

アーユルヴェーダの目的は、
自分自身を本来の状態に戻していくこと。

自分本来のドーシャバランスに戻して、
プラクリティ
(持って

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