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さそり座のオンナ 6

さて、よっこらしょと
さそり座のオンナ 1 より連載しています


東京都写真美術館

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旅の2日目、2008年2月19日

ここは「私が行きたかったところ」
しかしながら、お目当ての展示があった訳ではない。このころ自身の写真熱が上がってきており「ならば」と選んだ。いま思い出したが、クラッシックカメラを扱う古いお店にも寄った。どこだっただろうか、勿論覚えていない。さそり座の彼女はつきあってくれた訳だが、覚えているのだろうか。写真への興味は10代のころから。カメラは本腰を入れて勉強をした訳ではなく、決して趣味とも言えない程度だが「押しては返すやわらかな小波のように」を10年スパン位で未だに繰り返している。ロングスパンではあるが、これがどうもお決まりのリズムのようである。このころの使用カメラはデジタルの一眼レフに変わっていたが、フイルムカメラ、トイカメラやとりわけ二眼レフへの興味があった。上から覗いて時間をかけて一枚を撮るタイプだ。二眼レフはまだ手に入れていない。めっきり観る方専門だけどあら、どうしよう欲しくなってきた。すっかりスマホのカメラしか使ってないクセに。空想ばかりの憧れのクセに。


エピソード 4

ここの記憶は余りにも乏しかったが、「東京都写真美術館」だけあって調べれば誰でも覗ける正式な資料が沢山ヒットする。今回はそちらを頼りに惜しみなくリンクを使わせて頂き錯綜してみます。興味のある方はリンクへどうぞ。

展示されていたのは、写真で記録の垂れ幕通り、

『土田ヒロミのニッポン』
https://topmuseum.jp/upload/2/137/tuchida.pdf

その中のテーマのひとつ「新・砂を数える」の案内文が目に留まったので抜粋。


-新世紀 Fake化する私-(1995-2004)
「砂を数える」のカラーによる続編。日本のバブル経済が一挙に崩壊していく中、時代のバーチャル化様相を考察している。一つのベクトル方向に動かず、互いに距離を取っ て群れる姿から、以前の「群れ」の形が確実に変質してきていることを如実に捉えている。デジタ ル技術を採り入れ、予測不能の現代像を展開している。

これは12年前の話です。

それから「セルフポートレート」
この時点で毎日22年間撮影とは脱帽。そうですね変容ぶりに見入ってしっまいまして。

土田ヒロミさんはこの時はじめて知りました。

もうひとつはグループ展

日本の新進作家vol.6『スティル / アライブ』

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/topic-437.html


「現代人の生と時間、その表現」がテーマです。テーマそのものは最初からあった訳ではありません。出品作家を決めていく過程で出てきたものです。

芸術は変わらず。

12年前の話です。

少し話を戻しますと「森山大道」さんだっと思い込んでいたのです、「土田ヒロミ」さんではなく。いつすり替わったのかわからないのだが。なぜだろうと思ったがすぐに謎が解けた。東京都写真美術館のスケジュールを追ってみると、この後5月からの展示が森山大道さんだったのだ。恐らく館内に掲示されたその案内写真が強烈だったのだろう。作風の印象のように頭に残ってしまったのだ、きっと、たぶん。

もう一度戻ります、土田ヒロミさん。「続・砂数える」の写真を資料でみていて思い出した事がある。" ミニチュア・ジオラマ風写真 " 凄く不思議でトキメイタ。「こんな写真がつくれるんや」って。「錯覚」の技巧を凝らすわけですね。

参考に  ミニチュア・ジオラマ風写
http://www.albatro.jp/birdyard/photo/honjyou-naoki/index.htm

https://www.google.co.jp/amp/s/camerapocket.com/miniature_effect/%3famp=1


ひとしきり堪能し、この後はどうしたのだったか、どこかに立寄って私はひと足お先に空港に向かったはずだ。よくひとりで飛行機に乗れたものだ。

すっかり写真の話ばかりになってしまった。
そう言えば、私の積読本の中から森山大道さん。この感覚にはそそられるます、わかります?

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