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オーストラリアで得た最近の知見。

オーストラリアに来てはや1か月。

1週目のような慌ただしさや新たな発見はもうなく、こちらで過ごす毎日もすでに日常と化しています。

6:15に起床し、7:35にバスに乗って学校へ向かい、12:45に授業が終わり、学校で昼食を食べ、学校のアクティビティに参加するか、ちょこっと寄り道をして家に帰る…

そんな毎日を送っていて、最近気づいたことがあります。

それは、オーストラリアと日本を比較することはお門違いであるということ。

日本にいたとき、私は日本に対してさまざまな不満や疑問を持っていました。

例えば、「お客様は神様」文化、外見至上主義、同質化(人の目を気にして個性を出せないとか)、事なかれ主義、年功序列制など。

その中でも、特にワークライフバランスや仕事に関してネガティブな印象を抱いていました。

そして、就職活動を通してさらに日本のワークスタイルに疑問を抱くようになり、「日本以外の選択肢も見てみたい!」ということで現在オーストラリアにいます。

(↓詳しくはこちらで書いていますので、よろしければ読んでみてください)

けれど、私はいま、日本の素晴らしさを痛烈に実感しています。

例えばトイレ。

基本、こちらの公衆トイレはかなり汚いです。

ショッピングモールのトイレでさえも、臭いがとても鼻につきます。昔からある、公園の公衆トイレみたいなあの臭い。
町の中にある公衆トイレはもっと酷くて、悪臭はもちろんのこと、ハエがたかっていることさえあります。それはさすがに使えません。

あと、なぜだかわからないけれど、必ず少しはトイレットペーパーが床に散らばっています。

ホストマザー曰く、公衆トイレはどこもそんなものだそうで。
ハングリージャックスやマクドナルドなど、店の中にあるトイレは、定期的に店員さんが掃除をするから綺麗だといっていました。

日本のショッピングモールってどこも綺麗だし、悪臭なんてめったにないから本当にすごい。
なんならパウダールームとかあるし、あまりにも便利すぎます。
公園にある公衆トイレは日本も汚かったりするけど、最近では、古い駅のトイレでさえも改修されていて綺麗なことが多いから、オーストラリアの公衆トイレには慣れません。

あと、来る前からわかっていたことだけれど、やっぱり日本のトイレのクオリティは素晴らしいです。

オーストラリアにはどこにもビデ機能はないし、音姫もないし、座ったら便座が温かくなることもないし、家庭用トイレにシンクがついていることもないです(いちいち洗面所に行かないといけないからこれ結構面倒くさい)。

それに、トイレットペーパーが流れにくい。少し多めにトイレットペーパーを流そうものなら、すぐに詰まってしまいます。

トイレに行くたびに、日本の最上級トイレが恋しくなります。



バスに関しても困ったことがあります。

オーストラリアのバスの車内には電光板がないため、次どこのバス停に止まるかが分かりません。
そのため、ずっとアプリでバスの現在地を確認するか、窓の外の景色を眺めて場所を把握していないといけません。
乗り換えアプリで、目的地の400メートル手前になったらアラームが鳴るように設定もできるけれど、アプリの画面を開いた状態でないと知らせてくれないみたいです。
アプリを起動していても、画面がオフになっていると知らせてくれません。

オーストラリア人でさえ不便に感じているというのだから、改善すればいいのに。なぜ車内に電光板を設置しないのか謎です。

また、バスが定刻通りに来ないことなんかしょっちゅうあるし、なんならバス自体が来ないこともあります。

これもホストマザーから聞いた話ですが、オーストラリアでは運転手が休んだ場合、その運転手が担当している便のバスは、予告もなく運休になるらしいです。日本では考えられない!!

だからもし30分に1本のバスで、自分が乗りたい時間のバスの運転手が休んでいたら、さらに30分待たないといけません。

こんなことが日常茶飯事だから、オーストラリアの人々は遅れることに寛容なのだろうと思います。

と、他にも日本ってすごいと感じる瞬間が毎日あって、比較してしまいがちなのだけれど、暮らしていくうえで、比較していいことはあまりないような気がしています。

例えば、「なんでバス時間通りに来ないんだろう。日本だったら時間通りに来るのにな…」なんて思っていると、不満がどんどん募っていって、オーストラリアで生きづらくなっていきます。

やっぱり、便利さや快適さ、清潔感においては日本の方が圧倒的に上だから、そこの差に注目してしまうと、どうしても、オーストラリアが日本に劣っている点に目を向けてしまいます。

逆も然りで、例えば、1日の過ごし方に関しては、オーストラリアの方が心地よいと感じています。

大人も子どもも関係なく、基本みんな早寝早起きで、平日の真昼間でも芝生の上でchillしている人をよく見かけます。

また、休日の時間を日本よりも大切にしていると感じます。
休日は、平日よりも閉まっている店や閉店時間が早い店が多いし、休日に働く場合は、給料が2倍ほどになったりもする。

これは、私の感覚でしかないけれど、オーストラリアの生活は、日本よりもゆったりとしていてヘルシーな気がします。

日本では、働き始めるとかなり仕事に追われ、自分の時間があまり確保できないイメージが強いため、生活の部分で比較してしまうと、日本に帰ることが億劫になる。

日本の方がいいと思ったって、オーストラリアの方がいいと思ったって、どちらにせよ、比較した時点で億劫な気持ちが生じます。

だから私は、日本とオーストラリアを比較してしまう気持ちを抑えて
”そういうものだ”と受け止めることが重要だと思いました。

「郷に入れば郷に従え」というように、違いをその国の文化として受け止めて、自分が寄り添わなければなりません。

そうすることで、もっとこちらでの生活が豊かになるんじゃないかと思う、
今日この頃です。

【おまけ】

ANZAC DAY🇦🇺🦘
みんな休みの日はchillしがち😌
汁に脂が全く浮いてなくて物足りなかった、、
まさかのラーメンと替え玉が同時に配られるスタイル
やっぱりラーメンは日本で食べたい🍜!

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