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#7 リクルートをたった5ヶ月で辞めた理由

リクルートをたった5ヶ月で退職し、ソフトバンクに出戻りをした理由。

辞めた理由は、自分の心の弱さにつきる。
リクルートで仕事をしていた5ヶ月の間は、人生で一番精神的にきつかった。

パワハラされているわけでもないし、業務量が多いわけでもない。周囲のメンバーも上司もいい人ばかり。

むしろソフトバンクの時の方が、仕事量は多いし、上司に詰められたりと精神衛生上は客観的に見ればきつい。

それなのに、どうしてリクルートでメンタルがきつくなってしまうのか?

それは、ソフトバンクの時の働き方、環境がリクルートとまったく異なっていて、それに順応できなかったことが原因。

ソフトバンクの時は、比較的大きなプロジェクトの一メンバーとして仕事をしていることが多かった。

仕事量もおおく、詰められることも多々あったが、最終的には、新しい料金プランの導入や競合の分析を通して、会社に大きく貢献できていたことに、満足していた。

詰められるというと聞こえが悪いけれど、その分上司も自分の仕事をしっかりと見ていてくれた。

つまり、承認欲求が満たされていた。
逆にソフトバンクで頑張れていた理由が、大きな仕事に関わって自分の承認欲求が満たされていた為に、辛いことが辛いと感じていなかったことだと思う。

いい意味で自分に酔って、仕事をすることができていた笑

一方でリクルートはどうだったか?

リクルートでは、比較的自由に仕事をさせてもらっていた。上司からは「室井くんにまかせるよ」と。

中途入社したばかりで右も左も分からない状況なのに大丈夫かな?と不安をよぎったけれど、「期待してくれているんだ!」とポジティブに受け止めて、がむしゃらに働いた。

入社して2ヶ月後には、担当プロダクトの来期の計画を練らないといけない。過去にどんな計画を想定していたのか?今のマーケットだとどう見立てるべきか?どんな施策を検討して、売上の最大化を測るべきか?

2021年の3月に中途入社した頃は、コロナの影響が強く、私の担当プロダクトも大打撃を受けていたタイミングだった。

計画に対して、未達の状況が続き、その状況や要因を細かく分析しては、毎月、上のレイヤーに報告する。

コロナ影響もあり、施策を打つ予算がない。
何もできない。ただ、計画に対して、未達の状況を分析、報告する。

かなり内向きな仕事をしては、なにもできていない責任感が、毎日積み重なっていた。

こんな状況で来期以降の計画値を見直す。
下方修正、下方修正、そのロジックは〜〜と、過去の大量のエクセルを読み解いて、ロジックを積んで来期の計画を立てる。

もちろん仕事はそれだけではないけれど、内向きで自分に酔うことができない(=承認欲求が満たされない)日々が続き、責任感のみが原動力で仕事をしていた。

そうしたら、いつのまにか仕事が頑張れなくなっていた。自分で自分を追い詰めて、精神的に辛くなってしまった。

あの時、もっと気楽に誰でもこの状況は打開できないでしょ!ここは耐えてタイミングを見極めよう!とか思えていたらよかった。

承認欲求の塊であるが故に、なんとかしないと!
早く認めてもらわないと!
このままじゃダメだ!と自分を追い込んでいた。

リクルートやめる数ヶ月前からは、深夜2時まで仕事をしても、目覚めが悪く朝6時には起きてしまい、パソコンを開いてしまっていた。

毎日が不安で不安で仕方がなかった。

そうして、とうとう人生初の心療内科を受診する。

室井はうつ病になってしまったの?

P.S
「嫌われる勇気」という本に、この時出会って
承認欲求を捨てることを考えてみたものの、頭ではわかるものの、心と身体に染みついた承認欲求を求める姿勢を捨てるのは難しいですね。




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