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ストーリーズ|CTO 横山 智彰

今回から不定期で、Marine X メンバー各々が持つストーリーを代表の木村がインタビュー形式で紹介していきます。

第一弾は2020年5月からMarine X へCTOとして参画している 横山 智彰です。ロボティクスのプロフェッショナルとして、一貫してロボット開発に携わってきた横山にMarine X で新しいチャレンジをするまでの道のりを語ってもらいました。

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話し手横山 智彰 (よこやま ともあき) |Marine X 最高技術責任者 CTO
1984年生まれ。広島商船高等専門学校、豊橋技術科学大学を卒業後、ヴイストン株式会社にて30以上の様々なロボット 開発プロジェクトにおいて中心的な役割を担う。その後、GROOVE X株式会社に入社。LOVOTの開発に初期試作から参画。主にメカトロニクス設計やアクチュエータ制御、HW領域のPMを担当。2008年ロボカップ世界大会優勝。
聞き手:木村 裕人(きむら ゆうじん)|Marine X 代表取締役 / 共同創業者
1983年生まれ。カリフォルニア州立大学を卒業後、アップルジャパンを経て、デアゴスティーニ・ジャパン入社。「ロビ」をはじめとするロボティクス事業の責任者を務める。その後、バルミューダにて新規事業立ち上げを担当し、テック系スタートアップを中心としたマーケティング・PRコンサルタントとして独立。ボートやSUPなどマリンレジャーが趣味。一級小型船舶免許所持、AOWダイバー。

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旧知の仲間が再集結

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木村:それでは、改めて自己紹介してもらえますか?

横山:Marine X には2020年5月からCTOとして入社し、技術開発全体のリードをしています。バックグラウンドとしては、学生時代から一貫して、ロボティクスに関わる研究や仕事をしてきました。プロダクトの試作設計から生産技術、部品調達に至るまで、ひとつの製品に横断的にみることができる機会に恵まれたかなと思っています。

専門と言われると、アクチュエータ、センサ周りの電子回路設計とソフトウェアの開発ですかね。ベンチャー、スタートアップで勤務してきたので、自分自分の業務範囲を限定しないようには心がけてきました。

木村:Marine X ではその経験が大いに活かせそうですね!頼りにしているので、存分に力を発揮してください笑

横山:そうですね笑 今まででも一番小さなスタートアップなので、業務範囲は広くなりますが、その分新しいことにも挑戦できるので楽しんで仕事できていますよ。

木村:横山さんが飽きないようにどんどん新しいことに挑戦していける環境を作って行きますね!さて、Marine Xに参画するに至った経緯を、横山さんから簡単に説明してもらえますか?

横山:木村さんと高橋さん(=ロボットクリエーター 高橋智隆 Marine X 取締役) とは10年以上前から、それぞれ別の会社で仕事を一緒にしてきたこともあって、2019年の創業当時から注目していました。

そんな中、ある日突然、木村さんから4年ぶりくらいに突然連絡を貰い笑

木村:そうでしたね、ずっと連絡をとっていた訳ではなかったんですけど、技術開発を本格化させるフェイズになったので。迷うことなく「横山さんしかいない!」となりました!

横山:本当ですか?笑 そして、新橋で飲みながら事業の説明をしてもらい、自分の経験が活かせそうと感じる部分があったので、入社することにしました。

出来立てのスタートアップではあったのですが、取締役全員と面識はあったので不安もなく決断することができましたね。

モビリティ×テクノロジー、好きな分野の掛け合わせ

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木村:船舶の自動化・自律化は、世間一般でいうとかなりニッチで、マニアックだったと思うんですけど、元々この分野に興味はあったんですか?

横山:そうですね、モビリティ、というか乗り物全般は昔からずっと好きで、F1の中継は毎回必ず観てますし、実際にサーキットにいろんなレースを観に行ってますよ。毎回めちゃくちゃたくさん写真も撮ります笑

あとは、自動化・自律化という面では自動車の自動運転には以前から興味があって、情報は拾うようにはしていました。

船に関しても商船高専出身ということあって、実は瀬戸内海の島で寮生活を送っていた時期もあるんですよね。なので、船そのものにはとても馴染みがありますし、小さい頃から父の影響もあって、釣りが趣味で。今でもボートに乗って海釣りに行くこともありますね。

工具がおもちゃ代わり、モノづくりが当たり前の環境

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木村:なるほど、もう少し横山さんのルーツを掘り下げて行きたいんですが、そもそもエンジニアになろうと思ったきっかけなどはあったんですか?

横山:田舎の自然の中で育ったので、小さい頃から父親の工具がおもちゃだったというのが大きいかもしれないですね。よく勝手に使って怒られてましたけど笑

その影響もあって、自然とモノを作る仕事がしたいと思い、高専に進むことにしました。入学を決めてから、5年間で離島で寮生活しなきゃいけないと聞いて、騙されたと思ったりもしたんですが笑

木村:それは進路を決める前にそれは確認しないと笑 でも、結果的にその選択がロボティクスを学ぶキッカケになった訳ですよね?

横山:そうですね。高専の3、4年生のときにNHK高専ロボコンにでたのですが、そのとき、MCUのプログラミング、モータの制御や機構設計など、今の自分のスキルの土台となる部分を学ぶことができました。

思い出深いのは、高専の卒業研究で二足歩行ロボットを作ったことですね。当時はまだ開発環境も十分ではなく設計も2DCADで行っていました。なかなか苦労の連続でしたが、出来るまで試行錯誤する、そしてやり遂げたときの達成感は今でも覚えていますね。

木村:チャレンジングな環境を楽しめるって良いことですよね!今回は船舶の自動化になりますが、どんなことが経験として活かせそうですか?

横山:ロボットの製品開発では、現在の自分の位置、周辺の障害物などを検出するためのセンサー類の選定。移動するためのアクチュエーターの搭載位置や数量、制御ソフトのシステムをどうするかなどを、バランス良く考えて設計することが大事ですが、それは船舶の場合でも共通してると思います。

また、関連する技術領域が多いため、外部のパートナーとの協力が必要不可欠です。いろいろな方々の協力を仰ぎながら、様々なコンポーネントを効果的に組み合わせて使うことはロボットでも同じなので、考え方としては比較的入りやすい領域だなと感じています。

ロボティクスで水上モビリティを進化させる

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木村:まだまだ世の中には確立された自律航行システムはないのですが、そうした無い物をゼロから生み出すことに対して、エンジニアとしてのやりがいはありますか?

船舶は水上を走行するので、摩擦が少なくブレーキもありません。また、波やうねり、潮流や風などの外乱の要素も多く制御モデルを構築するのは容易ではありません。

ただ、まだ誰も成し遂げてない分野なので、すごく挑戦しがいがあるな、とは感じていますし、動くものを作っているときは、成果が実感しやすくシンプルに楽しいですね!

木村:そうですよね、目に見えて分かりやすく、モノとしてそこに存在するというのはモノづくりの一番の楽しさですよね!横山さんからみて、船舶の自動化はマーケットとしてどう捉えていますか?

横山:Marine Xはマリンレジャーを軸に活動していますが、開発した技術は他の分野への応用が効くと思いますし、参入できる領域はかなりあると思っています。

漁業や水産、ロジスティクスなどは分かりやすいですし、人を乗せない、無人航行するロボティックボートへの技術転用も可能になると思います。

テクノロジーで新しい体験を

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木村:ちなみになんですが、こういうインタビューでは恒例なんですが、高橋さんや木村とまた一緒に仕事をしてどんな印象を持っていますか?

横山:高橋さんはロボットクリエイターとして世界的に活動されてることもあって、ロボットをはじめとする、立体物のデザインは本当に凄いと思います。とことんユーザー目線で考えられていて、エンジニアリングにも理解があるので、プロダクトとして仕上げていくときに、意図を理解して設計することができますね。

木村さんは、面と向かって言いにくいですが、、、笑 ロビ(=デアゴスティーニ社 週刊「Robi」)をはじめとして、製品企画やマーケティングの経験が豊富で、企画から開発、マーケティングまでの工程を熟知しているのでエンジニアとしては安心して開発することができますね。あとは、売れるアイディアの種を見つける勘というか、嗅覚があると思っています。

木村:恐縮です笑 ユーザーの方もそうですが、今回は新規市場の開拓も多分に含まれているので、関係するステークホルダー全ての方々がハッピーになるような、ビジネスモデルを作って行きたいですね!

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木村:最後になりますが、Marine X で成し遂げたいことを簡単にお願いします!

横山:私たちが取り組んでいることは、今までに無い新しいことだと思っています。マリンレジャーをはじめとして水上モビリティに携わる全ての人に、テクノロジーがもたらす新しい体験を楽しんで欲しいですね!

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いかがでしたでしょうか、違う業界へチャレンジする決断は大変だったと思います。新しいことへ挑戦することを楽しめる、そんな企業文化を醸成できる環境を作っていきたいと改めて思いました。

2020年秋にこの横山が中心となって開発を続けている画像認識AIを搭載した船外監視システムと、全く新しいコンセプトのプレジャーボートを発表する予定にしていますので、ぜひご期待ください!

それでは、また!

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マリンレジャーの体験を革新するために設立されたマリンテックカンパニーです。テクノロジーで安全で快適な水上でのひとときを実現すること、それが私たちのミッションです。2023年の自律航行船実現を目指し、2020年秋に製品発表を行います。

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