「やればできる」がポジティブに感じないのはなぜだろう
「やればできる」この言葉がキライだ。
子どもの頃、何度親に言われただろう?軽いトラウマなのかも知れないけれど、やっぱり「やればできる」がキライだ。
一般的に「やればできる」はポジティブな格言・名言として捉えられているけれど、私にとってポジティブな暗示にはならず、ネガティブな呪縛となっている。だからこそ、他者や子どもに対して「やればできる」とは口がさけても言わないし、言おうとも思わない。
鼓舞するのなら、違う言葉を使うからだ。
なぜ呪縛になってしまったのか、子どもの頃を振り返ってみると、親が私に言ったのは「やればできるのにどうしてやらないの?できないの?」とポジティブとネガティブの両方の言葉が入っていたからだ。
脳ってスゴイですよね。
ポジティブの言葉よりネガティブの言葉の方が脳内に刷り込まれる。なんで私は親の言うようにできないんだろうと、出来ないダメな「私」を考え続ける負のループ。
親は無意識で発していても、ネガティブワードは子どもの潜在意識に刻み込まれ、私の脳内では「やればできる」は「やればできるのにどうしてでやらないの?できないの?」とセットで変換され、ネガティブ言葉となり、拒否反応が起こる。
言葉が与える子どもの脳への影響は計り知れない。
自己肯定感の高さ・低さは、親の言葉やかかわりがその子を作っているともいえる。
ちょっと怖いようだが、子どもは親の言葉通りに育つということなのだ。
それってどういうことなのか?
子どもの脳と心から考える子育てとは?
つづく
パラレルキャリアをもつフリーランス助産師です。歩くパワースポットと呼ばれるくらい幸運体質な私が、妊娠/出産/子育て/女性の健康/の情報発信と日々のくらしのよしなごとをエッセイでつづっています。サポートしていただけたら最高にうれしいです!