応援消費の裏で見通しの立たぬ資材調達。生産体制を復旧させつつある珠洲の製塩所が見据えるこれからの課題【令和6年能登半島地震】
あらすじ
2月珠洲市。海岸に並ぶ塩田では、500年続く伝統的な塩の製法で、国の無形文化財かつ世界農業遺産である「あげ浜式」を採用している製塩所がいくつかある。そのうちの1つである珠洲製塩は唯一営業を再開した。
タンクに溜めていたかん水を使用して、1年中製塩できる方式である「流下式」の製法によって、1人で社長の山岸さんが再開された様子が報道された。それにより1ヶ月で1年分、2ヶ月で2年分の注文が殺到した。少しずつスタッフも仕事に復帰してきたが、震災による海岸隆起、交通経路の寸断、直接的な工場への被害により、生産効率は大幅に落ちていた。
それから時が経ち、8月。仮設住宅の用意や交通経路の復旧が進み、スタッフも戻り生産体制は戻りつつあった。その一方で、中長期的に解決に頭を悩ませている問題が珠洲製塩にはあった。
🎥 取材先:珠洲製塩
📅 取材日:2024年 3月〜8月
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