IT起業でどうやって稼ぐか?#3

では、前回までで何故脱サラをするべきか、やりたい事(やるべき仕事)はどういったものかまでは決まりました。私の場合ですと、ITで起業するということになりました。では、ITを使ってどうやって具体的に稼いでいくのかについて説明していきたいと思います。

前提ですが、私がここで述べている意見はできるだけリスクを最小限にしてやっていくやり方です。というのも家族がいる人もいますし、時間にも限りがある人もいると思います。なのでリスクをガンガン取って一発逆転を狙いたいという方にとっては意味のない内容になってしまうので、読まないほうが良いと思います。ただ、こういうやり方もあるんだということを頭の片隅においておけばいつか役に立つ日も来るのではないかなと思います。

IT起業と言っても、種類がいくつもあるので前回と同様に、やりたい事ではなくやるべき事から決めていきたいと思います。月いくらあれば、とりあえず生活できるでしょうか?ここが一番重要なポイントです。というのも投資でもそうですが、長い期間、挑戦すれば稼げる可能性というのはグッと高くなります。短期で一気に稼ぐことはできませんが、長期で見れば挑戦する回数が多くなり、失敗の数も増え、経験値も溜まっていきますよね。つまり成功する確率はあがります。

なので一番重要なのは、いかに長く挑戦できる環境を整えるかということです。その上である程度のお金というのは確保していかなければいけません。300万円取り合えず、貯金出来たら次に考えるのは支出です。生活費、一か月どのくらいかかるか見ていきましょう。

田舎や海外であれば、夫婦や子供1一人で生活費大体8-20万円ですかね。

田舎参考:10-20万/月

ベトナム参考:8-17万円/月

生活費は固定費です。収入が軌道にのらないうちは出来るだけ削るようにしましょう。そして貯金が300万円、生活費に15万円使えるとすると、20ヵ月間は給料なしで挑戦できますね。

ただ貯金ゼロになるまで挑戦するのはかなりリスクがあるので、ここでは残高が50万円になったら撤退するということにしましょう。そうすると、約1年と4か月くらいは収入ゼロでもやっていけることになります。

ただ、ITで起業といっても初期投資等(引っ越し、機材購入諸々)があるので、これらの諸経費は50万だと仮定すると、残りは200万円です。すると約1年と1ヵ月しか持たないことになりますね。キリが悪いので一年間にします。

ここまでで、前提上限が決まりました。固定費15万円、収益を生むまでに必要な時間は、1年間です。そして、貯金残高が50万円になったら即退場です。目標はできるだけ長く続けることです。

長く続けるとなると、定期的にお金が入ってくるシステムのほうがリスクは低いですよね。そうなると投資とかはできません。なぜかというと、確実ではないからです。私は、本業が投資ですが、プロでも負けるときは必ずあり、勝ち続けるというのははっきり言って無理です。しかも金額がある程度必要なことから最初から投資という選択肢は除外しています。

では、どういったIT起業があるか?

ではここで、3つのタイプを紹介したいと思います。

1. 労働型(スキルが身につかない)
2. 労働型(スキルが身につく)
3. 不労所得型(スキルも身につくし、あなたが働いていない間にもお金を産んでくれる)(自分の商品を開発し販売)

1の労働型は、自分の時間を切り売りすれば割と簡単にお金を産んでくれるものです。例えば次のようなものがあります。

・ 不用品の販売
・ セルフバック(自己アフィリエイト)
・ アンケート回答

上のようなものであれば、月5万円くらいであれば稼げると思います。不用品の販売とは、メルカリやジモティ等でただで仕入れて販売すれば、リスクはありませんよね。店舗に行って、アマゾンで価格を調べて売るというような方法もあり、リスクは凄く低いです。

次にセルフバックですが、これは自分のウェブサイトに広告貼り付けて、そこで無料のクレジットカードやFXの口座開設などをしてお金をもらう仕組みです。有名なASPは、A8.net、アフィリエイトB、アクセストレードです。そして、自分の個人情報を何回も書き込む際に便利なのが、ロボフォームです。

アンケート回答等の仕事はクラウドワークス(https://crowdworks.jp/)やランサーズ(https://www.lancers.jp/)で見つけます。ただアンケートに回答するといくらもらえるというようなものです。

しかしこういった仕事では、スキルはあまり身につきません。もちろん不用品でも目利きが凄かったり、アンケート回答のスピードが速かったりというようなスキルは身につくかも知れませんが、応用というのはほぼできませんし、またそれをして達成感があるかというと少し疑問です。

なので時間がある時や、あなたの配偶者に手伝ってもらうというのはありです。再度言いますが、長く続けることが重要です。貯金額があまりない方は、上記のことをしてでも小遣い稼ぎをしましょう。

ただし、上記のことはあくまでも長く続けるためのステップです。これを収入の柱にしてはいけませんし、あまりにも時間がかかるようであればやめましょう。あくまで時間がある時にする小銭稼ぎです。隙間時間を使って月5万円を稼げれば、一年で60万節約できます。すると4か月も長く挑戦できるので是非挑戦しましょう。ただ、はっきり言って上記のことは何も身にならないことなので、できれば脱サラする前にある程度まとまったお金が貯金出来ていると長く挑戦できます。

次に2の労働型(スキルが身につく)は、1と同じで自分の時間を切り売りしてお金を稼ぐスタイルですが、違う点は自分の手に技術が残るということです。例を挙げると以下のような仕事になります。

・ プログラマー
・ Webライター
・ 動画編集
・ コンサルタント

今、技術がなくて、これから技術を身に着けていきたいと考える方でも勉強すればお金になるのが労働型2のタイプです。労働型1と違い、ある程度勉強をしなければいけませんし、経験を積むまでは単価も安い状況で引き受けなければならないかもしれません。しかし、労働型1よりはるかに労働型2にチャレンジするほうが良いと思います。

というのも一旦、稼ぐ方法を確立してしまえば、またお金が無くなってしまったときに、仕事を引き受けながら、本当にやるべき不労所得型の仕事に挑戦し続けることができるからです。

今なにかスキルや経験が特別にない限り以下が早く稼ぎやすい仕事の順位になります。

1. Webライター 
2. 動画編集 
3. プログラマー
4. コンサルタント

Webライターや動画編集の仕事は、これもランサーズやクラウドワークスで見つけることができます。プログラマーにも種類がいくつかありますが、ホームページ制作というのが一番とっつきやすいジャンルではないでしょうか。中にはアプリケーション制作やシステム開発もあるので、単価や詳細を見たうえでやりたいものがあったら、それについて勉強して自分のポートフォリオを作って応募するという形にするのがベストだと思います。

コンサルタントは言うまでもなく、その分野のエキスパートです。なので、何か他の人より秀でている武器を持っている方にとっては言うまでもなくベストな選択肢となります。

ここまでで労働型1,2を説明いたしました。では私たちが目指さなければいけないゴールはどこかというと、不労所得型です。理由は簡単です、労働型というのは結局のところ、自分の時間を切り売りして稼がなければいけません。どれだけ単価を上げたとしても限界が来てしまいます。なぜなら、働くのはあなた一人しかいないからです。そして、あなたが働き続けなければお金は生まれません。また技術として、あなたの手に残りますが、資産としては残りません。なので、いつでも自分の手で食べていけるという自信がついたら、すぐにこの不労所得型へシフトしていかなければいけません。

長くなってしまいましたので、次回この一番大切な不労所得型のビジネスについて説明いたします。