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脱サラをすべきか?

私自身は、もう30歳近くになりますが本当に時が過ぎるのが凄く早いなと感じます。高校を卒業した時から一瞬で時が経ち、年をさらに取るのが怖いと思う時が多々あります。タイトルにもある通り、脱サラをすべきかということについて一緒に考えてみましょう。ではまず、次の2つの質問に答えてください。

1. もし今、お金に不自由しなかったら(例えば1000億を持っている)、今の仕事を続けるでしょうか?
2. あなたの余命が1年間しかありませんと告げられたら、それでもあなたはいつも通り平日仕事に行くでしょうか?

大半の人が、この上の2つの質問に対してNoと答えるはずです。もしこの上記の質問に対してYESと答えたのであれば、それは誇るべきです。1の質問は、お金の概念、2の質問は、時間の概念です。どちらも無限ではなく有限です。使えば無くなります。ただ、お金のほうが時間よりも私たちはコントロールできます。というのも時間はどれだけお金を持っていても、また地位があったとしても取り返すことができません。

大統領、医者、ノーベル賞受賞者、地球上のどんな人物も時間には逆らうことができません。そしてサラリーマンという職業は、あなたのその貴重な時間を売って、お金を稼いでいます。お金を稼ぐために仕事に行っています。

私は、新卒で外資金融に入社して、一回転職をし、現在は給料も1000万程度もらっています。そして家族もいて、娘もいて、ほかの人から見たら幸せだというように捉えられるかもしれませんが、私は全く幸せではありません。

サラリーマンは給料が決まっています。どれだけ頑張ってももらえるのはたかが知れています。外資金融なのでそれなりにもらえますが、頑張って10年、20年続けていって年収5000万とか1億の世界でしょう。貴重な私の10年間という時間を売ってももらえるのはたかが5000万円です。私の時間は戻ってきません。そして大半の人たちは、何十年間という時間を使って1000万にも届かない仕事をして、なかには終電ぎりぎりまで働いて、不平不満を息を吸うかのように言って、気が付くとおじいちゃんやおばあちゃんになって、もらえるかどうかもわからない年金に頼りながら細々と暮らしていくのです。

考えてみてください。恐ろしいと思いませんか?そして大概の人は、リスクがあるからサラリーマンをし続けるのが良いといいます。もちろん否定はしません。家族もいて、家や車のローンの支払いもあったらサラリーマン続けるしかありません。ただ、チャレンジはできますよね?早い話、貯金300万近くあれば、田舎や海外に住んで1年、2年間収入ゼロでチャレンジできますよね?それならチャレンジしてみましょうよ!死に物狂いで挑戦してみて、だめならその時はしょうがなくサラリーマンやりましょうよ。あなたの人生という一度しかない最高の物語をサラリーマンだけやって、人に言われたことだけをやって終わるのはあまりにも味気ないと思いませんか?

そして何故、私はこれほどまでにサラリーマンをすることが嫌いなのかというと、いくつか理由があります。まずはじめに、ゴールがないこと。あなたのサラリーマンでのゴールは何ですか?もちろん、営業や評価があるものもあります。ただ、それはあなたがやりたいゴールでしょうか?そしてそのゴールを達成したときに見返りはあるのでしょうか?基本的に多くのサラリーマンはノルマがあっても、一気に給料が数倍になったりする人というのは少ないでしょう。そしてそのノルマも自ら決めたものではなく、上司から決められたゴールです。そしてその決定に自分の意思がないという時点で当事者意識はほぼありません。そしてゴールがないということは、達成感もありませんし、やる気も起きません。

2つ目、サラリーマンでいる限りゴールを達成してもそれに見合った見返りが望めないからです。どれだけ売っても、あなたの稼ぎは限られています。何故でしょう?それは会社があなたを使って搾取しているからです。もし自分の稼ぎが全て自分に返ってくるのであれば、もう少しモチベーションは上がるかもしれません。しかし、大半のあなたが稼いだ収益は、会社の中で分配されて上から順に下に降りてきます。そして下にいるあなたには、少しのお金しか残りません。それが会社の仕組みです。上に行くには、再度言いますが、あなたの貴重な時間を何十年と使って上に登っていくしかありません。そしてその評価はいつも公平なものではなくあなたの上司の評価で大きく変わってしまいます。

3つ目、どれだけ会社に貢献しても最終的にはあなたのものにならず、すべて会社のものになります。最近は、私の会社で定年退職される方が増えてきました。そういった方々は、何を考えているのかというと次の仕事先を探しています。60歳近くにもなってです。お金はある程度もっているはずなので、仕事をしたいということですが、今までしてきた仕事のすべては会社に残り、自分のものにはできません。しかし、これがもし自分の会社ならどうでしょう?その会社を売却すれば益も出ますし、あなたがそのまま仕事を続けていくこともできます。このように、あなたが何十年かけて築き上げた仕事は、会社がそのまま引き継ぎます。非常にもったいないと思いませんか?

4つ目、会社にいる限り、あなたは搾取されている。お金、時間全てです。もし短期的に何か技術を盗むためにいるというのはありだと思いますが、長期間いることであなたは会社の為に色々なものを犠牲にしています。あなたの仕事量や時間、お金全てです。そして退社した後、技術は自分に残りますが、それ以外はすべて会社に取られてしまいます。なので、自分が学びたいことは学べたと思ったらやめたほうが私は得策だと考えます。

5つ目、成長速度が遅いということです。大手になればなるほど、若手のチャンスというのは限られてきます。Excelで、コピペやとりあえず言われた通りの資料を作ったりと何の価値も見いだせない仕事をやりつづけることになるのです。そしてもう一つは、会社に属していると、役員でもない限り、上司の機嫌を伺い、上司からの指示を受けて物事に取り組みます。そこに当事者意識はありません。当事者意識がないということは、前のめりに目の前の作業を取り組むことはできません。(私はできていません)積極的に色々なことを考えたりとできません。なぜなら何かをしたところで報酬もないし、見返りもないからです。上記はすべて私の意見ですが、もしかすると仕事が大好きで、前のめりに取り組んでいる人はいるかもしれません。私は、へたれなのでこの辺ができません。

最後は、現在のサラリーマンを続けていると本当に好きなことができないからです。私の好きなことは何か?海外旅行をしながら、愛する娘と一緒にいる時間をもっと増やすことです。そして、私が大好きな学習をする時間をもっともっと増やすことです。そして、毎日が幸せだ、俺が本当にやりたいことができていると心の底から言えることです。そして、それはサラリーマンをしている今できているかというとできていません。

皆さんは本当に偉いと思います。会社の為となると、家族の時間も犠牲にして、自分をも犠牲にして、中には自殺する人もいて、なんでもOkになってしまうようです。日本は、昔からずっと他人に合わせる、我慢することを美徳にしてきました。肩の力を抜きましょう。我慢しなくていいんです。自己中になりましょうよ。他の人なんて関係ありません。あなたはあなただから。あなたが楽しいと思うことをすればいいんです。

一番人が何を見て感動させられるかというと、挑戦をして、そのゴールに対して一生懸命頑張って、努力して達成していく姿です。オリンピック、スポーツ、演劇とか感動しますよね?それです。あなたのゴールは何ですか?人から作られたゴールですか?それとも自分で心の底から成し遂げたいと思うゴールですか?できれば後者を目指しましょう。

以上が、脱サラをするべき理由です。そして上記を分かったうえで、やりたいことの優先順位をつけなければいけません。そして、その優先度が高い仕事を達成するためにはどうしたらいいのかということに力を注げば、自ずと答えが見えてくるはずです。

ちなみに私の優先度は

1. 起業して、自分の事業を持ちながら、海外旅行すること
2. アメリカで研究者として、新しい科学の発見に貢献すること
3. 上記が満たされない場合、仕方なくサラリーマンをすること

やはり、お金がないと生活ができないのでその為には仕事を最終的にしなければなりません。なので好きなことをして生きていくの意味をはき違えてはいけません。毎日、好きなギャンブルや旅行だけをして過ごすのは非常に難しいです。ただその好きなことをマネタイズする方法を考えることに時間を注げば、パチンコだったり旅行だけして稼ぐことはできるかもしれません。そしてそれこそが、今の時代の稼ぎ方だと実感しています。

そもそも私は優先度の低い、サラリーマンをしているので幸福度が高くありません。しかし、人間でいる限り、どうしても人の目が気になってしまいます。良い大学を出て、良い企業に就職して、そして家庭を築くのが一般的だと考えられています。そしてその全員に敷かれているレールを一歩踏み外すというのは物凄く勇気がいります。特に、良い大学であればあるほど、良い企業であればあるほど、皆そこにしがみつこうとします。

しかし、もう一度考えてください。全員、私も含め、最終的には死にます。質問します。最後、死ぬときに何を思い出すでしょうか?両親や友達から凄いねと言われる名声ですか?それとも必死でペコペコ、嫌なことをして貯めてきた貯金ですか?それとも立派な車だったり家ですか?有名な会社で務めたことに対するプライドですか?

絶対に違いますよね。もしあなたが好きな仕事をしていて、好きな人と一緒に時間をいっぱい過ごして、色々な経験をして、本気で一生懸命やりたいこと、ゴールに向かってがむしゃらに頑張った体験というのを思い出すとおもうんです。そして、人生やることはやった!幸せだったなと最後に私は思いたいです。

現実に戻すようですが、こうした意見に反論はあると思います。そんな甘いことをいうんじゃない。夢を見てるんじゃない。お前はまだ若いし早い。と。(若い人は夢を持つ傾向があります。それは素晴らしいことだと私は思います。)じゃあいつ始めるのか?何故甘いのか?聞いてみてください。そしてそういった発言をしているのは、実際に起業だったり、ほんとに好きなことをして失敗した人たちでしょうか?絶対違いますよね。かりに私がこれから失敗して、再度サラリーマンになったとしても私はやりたいんだったらやったほうが良い。それは自分の人生だからとアドバイスします。

ただ我慢や努力は絶対に必要です。そのためにゴールを決めて、それを達成するために一つずつステップを踏んでいきましょう。一緒に心の底から、俺はこれがしたかったんだというチャレンジを楽しみましょう。

次回、ではどうやってその具体的に脱サラをするのかについて考えてみたいと思います。