作り手と買い手の「想い」のプラットフォームを創りたい~YOUKYOUマルシェ~
私が運営しているYOUKYOUマルシェ。
そのコンセプトは、
「人」がみえる。
「温もり」がつたわる。
「想い」がつながる。
である。
作り手の「想い」にスポットを当て、
作り手と買い手の「想い」が交錯する場所を目指している。
「人」がみえる。~モノに込められた「人生」~
養護教諭を辞め、大学院に進学し、
YOUKYOUカフェを立ち上げていく過程において、
私は沢山の「想い」を持った人に出会った。
それまで、家と学校の往復だった私にとって、
様々な肩書きを持って働いている人に出会うのは新鮮な体験だった。
そして、肩書きの奥に込められた、その「人」の在り方。
私はそこに心を奪われた。
なぜ、その仕事を始めようと思ったのか。
なぜ、いわゆる「安定」を捨ててまでその仕事を始めたのか。
サービスに対してどんな「想い」を込めているのか。
創り出す商品は違えど、
自分の商品やお店、お教室をオープンする際の「秘話」には、
その人の「人生」がまるごと詰まっていた。
そんな作家さんの人生を背負った商品たち。
その一つ一つの商品に込めたこだわり、熱意、使命感…
そんな想いに心を打たれること数知れず。
聴けば聴くほど、
それはその人の「生き様」であり、
「在り方」であり、「ストーリー」だった。
「もっともっとたくさんの人にこの人たちを知ってもらいたい」
「商品と共にこの人たちの「想い」を先生たちに届けたい…」
「見えない「想い」を受け取れる子どもたちを増やしたい」
そんな「想い」がYOUKYOUマルシェ立ち上げのきっかけだった。
「温もり」が伝わる~モノに見えない想いをのせて~
今、世の中には沢山のモノで溢れている。
大量生産、大量消費。
手軽に身近に求めやすい価格で、
私たちは多くのモノを手にすることができる。
でもそれは果たして良いことばかりなのだろうか?
例えば服飾業界。
ファストファッションの裏側にある劣悪な労働環境や環境破壊。
衰退する職人技や伝統工芸、文化、個人商店。
これは単に服飾業界にとどまった現象ではなく、
日本、いや世界の様々な場面で問われている「課題」でもあるだろう。
手作りのもの、時間をかけて丁寧に創られたものに宿る「温もり」。
そこには見えないけれど確かに「温もり」がある。
その「温もり」は、
作り手の「想い」や過去何百年も紡がれてきた多くの人の「智慧」。
そんな「温もり」を感じられる場所を創りたい。
そう思ったからには動かずにはいられなかった。
「想い」がつながる~バトンゾーンからプラットフォームへ~
YOUKYOUマルシェは、
作り手の「想い」と買い手の「想い」が交錯し、
「見えるモノ」を介して「見えないモノ」が繋がる場所として創った、
いわば「バトンゾーン」のような場所である。
それだけではない。
私が目指しているのは「プラットフォーム」。
YOUKYOUマルシェで紹介している人たちはまだまだ少ないが、
YOUKYOUマルシェで知った「仕事」を通して、
モノを買うだけでなく、受け取り手の「出会い」につなげたい。
それは例えば、
「新しい趣味との出会い」だったり、
「自分の中にある"好き"という感情との出会い」だったり、
その作り手の元にレッスンに行く「現実との出会い」だったり。
YOUKYOUマルシェで出会った「人」とのつながりが、
やがて多くの人の「人生の豊かさ」につながれば…。
今はそんなことを願っている。
自分に、誰かに、「想い」を届けたい。
そんな時にそっと寄り添える場所を目指して。
まだまだ発展途上のYOUKYOUマルシェだが、
今よりちょっと「温もり」のある人生へのお手伝い。
そんな場所として育んでいきたい。
番外編①:YOUKYOUマルシェの「未来」
今はYOUKYOUマルシェでは
「モノ」をサービスにしている人しか紹介できていない。
今、カタチにしたいと考えているのは、
モノ以外のサービスを提供している人たち。
それは起業に関わらず。
沢山の「働き方」「在り方」「生き方」に込められた
その人だけの持ちうる「ストーリー」を紡ぐ場所として、
いつか羽ばたける時を夢見ている。
番外編②:YOUKYOUマルシェOPENより悩んでいること。
こちらの記事に書いてあります。
世の中の利便性を改めて問い直されているような気がします。
YOUKYOUマルシェで取り扱っている商品、スタッフへの「想い」はこちらにまとめています。
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