41:自作のRPGって一度は夢見るものじゃないですか?
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アルファポリスさんに投稿しているファンタジー小説「囚われの姫は嫌なので、ちょっと暴走させてもらいます!~自作RPG転生~」。
タイトルにある通り「自作RPG」の世界を舞台にしています。
アイテムや国やゲームシナリオを自分の好きに作れる「自作RPG」って、RPGをやっていれば一度は夢見るものじゃありませんか?
そしてそんな夢を実現できる「RPGツクール」というソフトが存在するわけですが…
(ゲーム機で作れるバージョンだけでなく、PC版も存在します。PC版はより自由度が高いです。)
最初のうちはワクワク設定を考えて、自分で考えたキャラクターやアイテムのアイディアをノートに書き込むだけで楽しかったりするのですが、実際に制作を始めると、プログラミングの地味さと面倒くささに心が折れたりします。
(そして結局「未完」のまま放置してしまったり…。)
特に、やたら壮大なストーリーを作ろうとすると、途中で頓挫するパターンが多いような…。
しかし、結局は未完に終わったとしても、ワクワクしながら「世界にたったひとつのRPG」を作った「思い出」はしっかり心に刻まれます。
そしてどんなに未熟だろうとデタラメだろうと、「自分の手でコツコツ作り上げたゲーム」に対する愛着は、既存の名作RPGにも決して劣らないものだったりするのです。
そんな自作RPGの思い出がベースとなって、この小説はできています。
昨今の異世界転生モノはゲーム世界に転生するものも多いですが、自作RPGに転生するというものは(少なくとも自分は)今までに見たことがないので…。
自分で作ったゲーム世界に転生して、自分の創ったキャラクターに会えたり、自分が設定したアイテムを装備できたりするのって、絶対楽しいと思うのですが…。
しかも自作ゲームであれば、世界観の整合性などまるっと無視して好きなものを好きなだけ詰め込むことも可能です。
ファンタジーな世界なはずなのにスチームパンクなメカの国があったり、同じ大陸にやたら大規模な国が複数ひしめき合っていたり、おまけに魔界につながる森があったりしても良いのです。
何せ「そういう設定」の世界なのですから。
…ただ、「囚われの姫…」の小説中に出てくるゲーム世界はデタラメと言いつつ比較的「まとも」な方だと思っています。
ウチの兄弟が過去実際に作ったRPGツクールのゲームなどは、もっと遥かにデタラメでひどかったので…。
(何せ、ボスキャラが実在する学校の先生だったり、おまけにその先生の「口癖」や「特徴(香水のにおい等)」で攻撃魔法を使ってきたりしていましたので…。)
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