淀川区クラス 第3段階インストラクター養成編を開催しました。
日時:2022年3月20日、26日
場所:淀川区役所
講師:大阪公立大学 都市科学・防災研究センター
三田村宗樹教授
生田英輔教授
3月20日と26日の2日間、淀川区役所にて、淀川区クラスのコミュニティ防災人材育成プログラム 第3段階インストラクター養成編を開催しました。
カリキュラムは、インフォメーションマスター、ファシリテーションマスター、コミュニティマネジメントマスターの講座です。
今回は、大阪市防災士クラスでインストラクター養成編防災士クラスで学んだ3名がサポーターとして参加し、OJT(On-the-Job Training)という手法で実践的なトレーニングの場でもあります。
インフォメーションマスタークラスでは、ウェブサイト・ツイッター等を利用して防災情報の収集・発信・利活用するというレクチャとワークショップを行いました。サポーターからは実践しているICTについての紹介もありました。
ファシリテーションマスター講座では、レクチャの後、「コミュニティの防災力について考えよう」をテーマにフォースフィールド分析という手法でワークショップを行いました。
コミュニティマネジメントマスター講座では災害協力シミュレーションゲーム「ダイレクトロード『海辺の町編』」を行いました。
どちらのチームも時間内に消火・救出・搬送・救護という4つのミッションをすべてクリアしました。最後の振り返りでは、コミュニティの正確な情報はコミュニティの中にあることを全員で共有しました。
1日目の最終プログラムはマスタークラス総合演習として、ファシリテーションマスタークラスでフォースフィールド分析を行ったテーマについて、ブレストで意見を拡散し、KJ法で拡散した意見を集約し、SWOT分析に基づいて「コミュニティの防災力を向上させるアクション」を見つけました。
2日目はロールプレイ災害対応演習というプログラムを中心により実践的な演習を行いました。
参加者の皆さんは、それぞれの状況付与について、「リーダー役」、「記録役」、「調整役」の役割を担いながら「誰に」「何を」「どう頼むか」の回答を時間以内(1問10分以内)に作成し、発表するという演習に取り組みました。今回は役割以外にも年齢、職業、地域活動経験なども設定して発災から30分、60分、120分、24時間、48時間、72時間と時系列で変化していく状況に対応していく演習に挑戦してもらいました。
インストラクター養成編はアクション編に比べてかなり実践的な学習になりましたが、参加された受講生の皆さんは、様々なプログラムにも積極的に取り組んでいました。
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