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「ここならリーダー/サ責に挑戦しようと思えた」中途入社スタッフにリアルな声を聞いてみた

<プロフィール>
■氏名
辻村 綾香
■役職
musubi Group 介護事業本部 ホーム事業部
サービス付き高齢者向け住宅musubiまちの家 サービス提供責任者(サ責)
■経歴
2016年アシスタントとして入社
2018年からサービス提供責任者

<プロフィール>
■氏名
田口 純
■役職
musubi Group 介護事業本部 ホーム事業部
サービス付き高齢者向け住宅musubiまちの家 リーダー
■経歴
2017年アシスタントとして入社 2022年からリーダー
2022年ゴールデンmusubi賞受賞


-転職先としてまちの家を選んだ理由を教えてください。

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写真左:田口 写真右:辻村

-田口
今まで介護老人保健施設や特別養護老人ホーム(特養)で働いてきて、また違う形態のところで働いてみたいなと思ったのがきっかけです。見学させていただいたとき、雰囲気がとても良かったので、ここで働きたいと思いました。

-辻村
第一印象が綺麗だったから!私もこれまで特養や病院で働いてきたんですが、まちの家を見たときに「こんな綺麗なところもあるんや」と思って、ここで働きたいと思いました。
特養から病院へ転職したのは、特養で働いていたとき「病院に行くとADLが落ちて帰ってくる」という現実を目の当たりにしたのがきっかけで、病院での様子を見たくなったからです。でも病院は自分たちがメインの職場ではないので、介護士としてのやりがいを感じられず、もう1回施設内介護に戻りたいという気持ちが強くなりました。
最期まで利用者様と関わることができる個別ケアのある施設で働きたかったので、まちの家を選びました。

-実際に働いてみてどうですか?

-田口
利用者様の視点に立って考えられるのが良いところだと思っています。例えば、病院は病院食が食べれなくなったら、その人の嗜好に関係なく点滴を切り替えたりという処置をしますよね。まちの家は、治療をする場所ではなく生活の場所なので、利用者様の好きなものを好きなときに好きなだけということを大切にしています。

-辻村
お酒が好きな方だったら、ご家族にお酒やおつまみをお持ちいただくこともあります。調理スタッフにも協力してもらい、食事は栄養をとるだけのものではなくて、 楽しみの1つとしてケアを行っています。そのような寄り添ったケアができるのが良いところです。

-田口
もちろんドクターにも許可をとって提案します。ご家族に「何がお好きでしたか?」とお聞きしたり、意思表示できる方であればご本人にもお聞きしています。その中で、この人にとって何が楽しみになるだろうか、何が食べたいだろうかということを看護師と協力しながら考えて動いています。

-辻村
「皆と焼肉がしたい」というご本人の希望を叶えたこともあります。部屋でご家族とスタッフが一緒に焼肉をしました。ご本人は少ししか食べられないですが、人に何かをするのが好きな方だったので、「おいしい、ありがとう」と皆が言っている姿を見て喜んでおられました。「スタッフに美味しいもの食べさせてあげたい」という思いが強い方だったので、そのような環境を望んでおられたのだと思います。このようなことができるのはすごいと思っています。ここまでする施設はなかなか無いです。

-入社後の研修について教えてください

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写真:田口

-田口
新卒か中途入社、知識や技術によって変わる部分もありますが、大体3名が中心になってOJTを実施しています。
ケアの統一を測ることが大切なので、まずはマニュアル中心に進め、 人によって教えることが違うということがないようにしています。
面談は月に1回行っていて、いま不安に思ってることや今後の課題と解決策など、話し合う機会を設けています。

-辻村
マニュアルの整備だけでなく、OJTの期間もその人の成長スピードに合わせて対応したり、今はフォロー体制が充実していると思います。私たちの頃はスパルタでした(笑)

-田口
入社して1ヶ月で、自分がOJTで教える側になるということもありました(笑)

-辻村
教える側になるまでの期間がとても短かったです。

-田口
様々なスタッフが増えたこともあって、今はかなり環境が整ってきていると思います。
仕事をする中で、利用者様へのケアについて担当スタッフがやりたいことが出てきたときは、サ責に提案や相談することもできます。それに対してサ責は可能なケアを増やしたり、案を出したりしてくれるので、まずは相談してみるのが大事だと思います。

-辻村
「こうしたい」という提案はどんどん言ってきてほしいと思っているので、スタッフには日々伝えています。どうしようと迷っているスタッフには、どうしたいかを考えてもらえるように問いかけています。

-田口
スタッフ自身が成長できる環境をつくっていきたいと思っています。
年齢が若いスタッフも多いため、指導をすることで自分にも刺激があります。スタッフとのやり取り、入居者さんとのやり取り、両方楽しんでくれる方であれば何歳でも活躍できると思います。

-サ責やリーダーになって、最初はどのような仕事から始めましたか?

写真:辻村

-辻村
サ責になって、サービス担当者会議に出るようになりました。アシスタントの頃もご家族と話す機会はありましたが、サービスについて話すことはなかったので、より深く信頼関係を築くようになりました。
あとは売上管理です。 例えば「要介護5の利用者様に対してのこれだけしか訪問ができていないのはなぜか」といったことを考えています。アシスタントの頃にはそのような視点は全くなかったので、サ責になってから考えるようになりました。人員配置とまではいきませんが、介護訪問率は意識しています。

-田口
リーダーになる前から、練習のような形でリーダーのような仕事はしていました。売上に関しても一部はリーダーの業務範囲なので、サービスの売上などは担当しています。前任のリーダーからの引き継ぎがとても丁寧で助かっていました。あとはスタッフのシフト関係なども教えてもらいながら始めていきました。

※サービス担当者会議
施設利用者によりよいサービスを提供するための情報共有、意見交換の場。ケアマネージャーが中心となり、医師、介護スタッフ、リハビリスタッフ、サービス提供責任者、利用者と家族が参加する。ケアプランの作成・変更時などに実施。

出展:介護のみらいラボ

-職場の雰囲気について教えてください。

-田口
みんなすごく若いです!ただ年齢が若いということではなく、活気があります。
それに、色々聞いたりしやすい職場だと思います。自分だけ抱え込まずに、相談したり意見を聞くことができる環境だと思います。

-辻村
明るいですよね。雰囲気も良いと思います。うるさすぎるときがあるくらい、活気がありますよ。

-田口
ケアに入ってる時も、入居者さんと楽しく喋ったり。

-辻村
爆笑している声が廊下まで丸聞こえということもよくあります。

-田口
スタッフがこまめにたくさん話しかけるので、はじめは口数が少なかった人も、だんだんとお喋りしてくれるようになったり、良い影響もたくさんあると思います。

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入居者様と話し始めると本当に爆笑していました

-お互いのことはどう思いますか?

-辻村
頼れるお姉ちゃんであり、友達のような感覚もあります。

-田口
仲はいいんですが、仕事とプライベートは分けられる、そんないい関係です。時には厳しいことも言うし、なあなあにならないので仕事がしやすいです。

-辻村
飲みにいくこともありますが、そのときと仕事中の話す感覚は全く違います。サ責とリーダーの連携としては、サービス担当者会議のとき、サービス組替が現場として必要かどうかリーダーに判断してもらっています。現場のアシスタントの得意不得意を全部見ているリーダーに、全員が業務を遂行できるように考えてもらうんです。

-田口
すごく頼りにしています。分からないことはすぐ聞けるし、こうしてほしいということもすぐに言えます。私はサ責の仕事はよく分かっていませんが、そこをかみ砕いて教えてくれるので助かります。

-辻村
サ責は基本的に事務所がメインで現場には入らないので、現場のことはリーダーに聞くようにしています。特に夜勤には一切入らないので、夜勤中の様子はリーダーに全部聞いています。

-ズバリ、小島ホーム長はどんな人ですか?

-辻村
最高!

-田口
尊敬!大尊敬!

-田口
人としても、上司としても「すごいなあ」と思います。私よりも年下ですが、ものすごく尊敬しています。人に対する伝え方や言葉の選び方が上手です。

-辻村
本当にすごく上手!

-田口
相手が受け取りやすいように伝えてくれます。フォローもしっかりしてくれるし、周囲への気遣いという面でも本当にすごいと思います。人間性がすごく高い人です。

-辻村
小島さんがホーム長だからこそ、私はサ責としてここにいると思っています。私がアシスタントとして中途で入社したとき、小島さんは新卒からアシスタントとして働いていました。お互いがアシスタントの頃から一緒に働いて、そこから私はサ責、小島さんはリーダーになり、ホーム長になったという流れです。年齢も同じなので、なんでも言える存在ですね。友達のような感覚もありつつ、上司でもあるという関係性です。

-田口
私はリーダーになって日が浅いですが、「リーダーに挑戦しようかな」と思ったのも2人の存在があったからです。小島さんと辻村さんがそれぞれホーム長、サ責としてフォローしてくれるという安心感があったからこそ、やってみようと思いました。

-入社当初からリーダー、サ責になりたいという思いはあったんですか?

-田口
全くありませんでした。どちらかといえばリーダーというポジションから逃げていました。

-辻村
その影響で、私がリーダーとサ責を兼務していた時期もありました(笑)でも兼務はやはりハードなので、田口さんに何度もオファーしました。
田口さんもリーダーに挑戦する方向に傾きつつあって、「リーダーに挑戦するならまちの家が良いと思っている」と話していたので、猛プッシュしました。

-田口
ゆくゆくはリーダーをやらないといけないなという思いはあったんです。

-辻村
経験も豊富なので、どこに就職してもリーダー候補に挙がるんですよね。

-田口
リーダーの経験がないと、何か問題があるのではと捉えられてしまうんです。逃げてばかりはいられないと思うようになって、「小島さんと辻村さんの2人がいるなら!」とオファーを受けました。
こんな風に思える環境ってとても大事だと思います。今までの職場ではそう思える環境には巡り合わなかったので、挑戦するなら今しかないと思いました。

-辻村さんはどうですか?

-辻村
入社当初サ責になりたいという思いはありませんでした。施設内訪問介護は初めてだったので、サ責というポジションも知らなかったんです。でも、働いていく中で、サ責の仕事内容などを知って、自分から手を挙げて挑戦しました。
あと私は夜勤が苦手で…でも現場を離れたくないという思いも強くありました。でもずっとアシスタントのポジションで働くのは嫌だったんです。
そこで、サ責なら責任感をもって自分のやりたい仕事ができると思って、当時のホーム長に話したのがきっかけです。

-入社してどれくらいのタイミングで手を挙げたんですか?

-辻村
実際にサ責になる少し前でした。
ホーム長は「あ、そうなん?じゃあやってみよう」という感じでした(笑)
かなりスムーズにサ責になったので、言ってみるもんだなと思いました。

-田口
タイミングもすごくよかったんですよね。

-辻村
社内異動の話が出ていた時期で、タイミングはかなりよかったです。その話が出始めたとき、これを逃したらだめだと思いました。

-田口
「いまや!」って感じですね。

-辻村
いま言わなかったらきっと違う人がきて、自分にはチャンスがこなくなると思ったんです。まちの家でサ責をやりたいと思っていましたし、そのときはもう小島さんがリーダーだったので、ためらわずに手を挙げることができました。

-サ責やリーダーに挑戦して良かったと思うことを教えてください。

写真左:田口 写真右:辻村

-田口
今までやったことがないことに挑戦するので、スキルアップにつながっていることです。介護技術や売上管理というところだけでなく、小島さんの伝える力や聞く力も見て学んでいます。
アシスタントの頃とはかなり視点が変わりました。個人の意見だけではなくて全員の意見を吸い上げて、そのうえで厳しいことを言わないといけないときもあります。

-辻村
皆の意見を聞くって大変ですよね。

-田口
人の意見に同調したりせず、客観的に判断をするのが難しいですね。私はすぐ乗っかってしまうタイプなので(笑)
今までは意識してこなかった部分なので、身につけることができれば自分の財産になると思っています。

-辻村
サ責は現場のことも見ながら、まちの家の経営の部分にも携わることができるのが楽しいです。ご家族の気持ちを聞く機会も多くなって、介護の見方が変わりました。以前は最期まで利用者様と関われることにやりがいを感じながらも、何もできなくて悲しいまま終わっていました。いまはご家族から話を聞いて、アシスタントや看護師と連携し、ご本人やご家族のやりたいことを実現させることに大きなやりがいを感じています。

-田口
辻村さんはご家族との橋渡しを担ってくれています。

-辻村
「自分だったらこうやって最期を迎えたい」と思うような介護ができていると思います。最期までお酒とおつまみが楽しめるなんて最高です!将来入居したいと思えるホームです。

-田口
自分が入っても良いと思える終末期ケアができています。
親にもおすすめできるし、自分の家族を安心して任せられる環境だと思います。

-辻村
亡くなったあとに「もっとこうしてあげたらよかった」という後悔の言葉を聞くこともなく、ベストを尽くすことができていると思います。

-マネジメントについてどのように学んでいますか?

-田口
リーダーになる前に、オンデマンドの研修をいくつか受けました。会社のパソコンで受けられる研修サービスがあるので、リーダーに必要なことを学べる研修を選びました。

-辻村
私もリーダーを1年間していたので、その研修を受けました。

実際に使用しているオンデマンド研修

-田口
あと、小島さんに「どうしてそんな話すのが上手なんですか」という話をしたら、参考になる本を今度貸してくれると言ってました。辻村さんにも貸したことがある本だそうです。

辻村さん:指導方法が学べるような本は色々な人からたくさん借りて勉強しました。実際にスタッフに指導するときは、まず自分で考えて、伝え方を小島さんに相談していました。

-田口
シミュレーションしますよね。伝えようとしている内容をまず聞いてもらうという。

-辻村
「そこはこう伝えた方がいいんじゃない」というアドバイスをもらうととても勉強になります。私は伝えるのが得意ではないので、そのようなトライ&エラーを繰り返していました。
何より、普段から上の人に聞きやすい環境だと思います。今まで歴代のどのホーム長も相談しやすい人たちでした。「私はこんなことを思っていて、本人にどう伝えればいいでしょうか」というような相談に答えてくれる人がいたのが大きいですね。

-サービス付き高齢者向け住宅に挑戦したいと思っている方にメッセージをお願いします。

-辻村
個別ケアが好きな人、利用者様ひとりひとりをよく見たいと思っている方であれば、楽しく働けると思います。個別ケアがないところでは、一気におむつ交換がしたりといった、時間で区切ったケアが多く、会話する時間もあまりありません。
施設内の訪問介護のイメージはつきにくいかもしれませんが、まちの家はひとりひとりの生活に合わせてケアができます。例えば、その人がトイレを希望されることが多い時間に訪問を設定したりといったことをしています。個人個人との関りを濃くしたいという方であれば、施設内訪問介護が初めてでもぜひ挑戦してほしいです!

-田口
食事や入浴の時間は決まっていますが、自立度が高くて危険がない方であれば、ご本人の希望は叶えるように寄り添っています。ご自身で何でもできるので毎晩お風呂に入っている方もいらっしゃいました。
サポートが必要な方には、個浴で1人ずつ対応するので、ずっとお話しされている方もいます。そのようなコミュニケーションの時間を確保できるのは楽しいです。人が好きで、人にやさしくできる方、大歓迎です!

サービス付き高齢者向け住宅musubiまちの家のスタッフ

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